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パラブーツのウィリアムのサイズ感攻略!失敗しない選び方を徹底解説

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こんにちは!革の小部屋管理人の「小次郎」です!

パラブーツのウィリアムといえば、あの重厚感あふれるダブルモンクのデザインが本当に格好いいですよね。カジュアルからジャケパンスタイルまで幅広く活躍してくれる名作ですが、購入前に誰もが直面する最大の壁がパラブーツのウィリアムのサイズ感選びではないでしょうか。

特にウィリアムは、同じブランドの定番であるシャンボードやミカエルと比較しても木型のクセが異なり、普段履いているニューバランスなどのスニーカーの数値だけで判断すると失敗してしまうリスクがあります。ネット上のレビューを読んでも、人によってタイト派とゆったり派に分かれていて、結局自分にはどのサイズが合っているのか分からなくなってしまうこともあるかなと思います。

そこで今回は、パラブーツのウィリアムのサイズ感に関する疑問を徹底的に解剖しました。実際に多くのユーザーが経験するかかとが抜ける現象の正体や、捨て寸が短いことによる小指の痛みへの対策など、具体的な事例を交えてお伝えしますね。

ポイント

  • NBスニーカーのUSサイズから1.5下げたUKサイズを選ぶ
  • シャンボードと同等、幅広なら0.5サイズ上げる
  • ミカエルとは基本的に同じサイズでOK
  • つま先は伸びない。当たっていたらサイズが小さい証拠

パラブーツのウィリアムのサイズ感で失敗しない選び方

パラブーツのウィリアムのサイズ感で失敗しない選び方
革の小部屋

パラブーツのウィリアムは、その重厚なノルヴェイジャン・ウェルト製法とダブルモンクストラップのデザインから、多くのファンを魅了して止まない名作ですね。

しかし、いざ購入しようとすると、フランス靴特有のサイズ表記や、モデルごとのクセに翻弄されてしまう方が後を絶ちません。ここでは、失敗しないための具体的な基準を、馴染みのある靴と比較しながら深掘りしていきます。

ポイント

  • ニューバランスのサイズを基準にした最適な選び方
  • シャンボードとウィリアムを比較したサイズの違い
  • ミカエルのサイズ感を基準にする際の判断ポイント
  • スニーカーの数値から算出するハーフサイズの目安
  • 小指が痛い場合に疑うべきサイズ選びのミスと対策
  • 踵抜けの原因はサイズ感ではなくソールの硬さにあり

ニューバランスのサイズを基準にした最適な選び方

ニューバランスのサイズを基準にした最適な選び方
ニューバランスと革靴

革靴のサイズ選びにおいて、最も信頼できる「基準」になるのが、実はハイテクスニーカーの雄であるニューバランスです。特に、多くの革靴好きが愛用している990番台や576といった「Made in USA/UK」モデルを基準にすると、驚くほど正確なサイズ感が導き出せます。

なぜニューバランスが基準になるのかというと、彼らは独自のラスト(木型)理論を持っており、サイズごとの内部空間の設計が非常に安定しているからです。

しかし、ここで注意が必要なのが、スニーカーと革靴の「構造の差」です。

ニューバランスのようなスニーカーは、足を優しく包み込むために内部に厚手のクッション材やライニング(裏地)を多用しています。これに対して、ウィリアムは堅牢なリスレザー一枚で構成されており、内部にクッションがない分、同じサイズ表記でも圧倒的に内部空間が広いのです。

私がこれまで多くのユーザーデータや自身の経験から導き出した黄金律は、「ニューバランスのUSサイズからマイナス1.5サイズしたUKサイズ」を狙うというものです。

具体例を挙げると、ニューバランスをUS9.5(27.5cm)でジャストで履いている方なら、ウィリアムの適合サイズはUK8.0(26.5cm相当)になります。一見すると「1cmも下げるの?」と不安になるかもしれませんが、パラブーツのUK8.0は、日本の一般的なビジネスシューズやスニーカーの27.5cm相当の足を受け入れるだけのボリュームを十分に持っています。

足幅や甲の高さによる微調整

もちろん、個々の足型によって微調整は必要です。例えば、ニューバランスを「幅が狭いからあえて大きめで履いている」という方の場合は、マイナス2.0サイズまで攻めても良いかもしれません。

逆に、かなりの幅広・甲高自覚がある方は、マイナス1.0サイズに留めておくのが無難かなと思います。ウィリアムは横幅にかなりゆとりがある設計なので、「長さ(捨て寸)」さえ確保できれば、横幅はスニーカーより1サイズ以上小さくても入ってしまうのが面白いところですね。

まずはこの「マイナス1.5ルール」をベースにして、自分の足が「標準より幅広か、細身か」を考慮して前後ハーフサイズを検討してみてください。

関連記事:革靴がぶかぶかになった原因と対策!100均〜プロの修理まで

シャンボードとウィリアムを比較したサイズの違い

シャンボードとウィリアムを比較したサイズの違い
ウィリアム・シャンボード

パラブーツといえば「シャンボード」というほどの大定番モデルがありますが、このシャンボードとウィリアムではサイズ選びの考え方が根本的に異なります。「シャンボードがUK7だからウィリアムもUK7でいいよね」と安易に決めてしまうと、後で痛い目を見るかもしれません。

シャンボードの最大の特徴は、その「極端な甲の高さ」にあります。欧米人に比べて甲が低いと言われる日本人にとって、シャンボードは「紐を一番きつく締めても羽根が閉まりきってしまう」という現象が起きやすい靴なんです。一方で、つま先部分は意外とシュッとしていて、横幅もタイトに作られています。

対するウィリアムは、ダブルモンクストラップという構造上、甲の高さは標準的な設計になっています。その代わり、つま先からボールジョイント(親指と小指の付け根)にかけての横幅は、シャンボードよりも明らかに広いのです。

シャンボードとウィリアムを比較する場合、「基本は同サイズ、ただし指先が当たるならハーフアップ」という考え方がベストです。

特に注意したいのが「指先の当たり」です。シャンボードは甲が高いため足が前滑りしやすく、結果としてつま先が当たるのを避けるためにサイズを上げている方がいます。しかしウィリアムは、ストラップでしっかりと甲をホールドできるため、前滑りが抑えられます。

どちらのモデルが自分に向いているか

もしあなたが「シャンボードだと甲が余って紐が閉じきってしまうけれど、指先はジャスト」という足型であれば、ウィリアムでは同サイズを選ぶことで、ストラップによる理想的なホールド感を体験できるはずです。

逆に「シャンボードの小指の当たりが気になるから、あえて大きめを履いている」という方は、ウィリアムでもそのサイズ(またはハーフアップ)を維持しないと、ウィリアム特有の短い捨て寸によって親指が先端にぶつかるリスクがあります。

あわせて読みたい:パラブーツ シャンボードのサイズ選びで失敗しないための全知識

ミカエルのサイズ感を基準にする際の判断ポイント

チロリアンシューズの名作「ミカエル」を愛用している方にとって、ウィリアムへの乗り換えや買い足しは非常にスムーズです。なぜなら、この両者はパラブーツの中でも「ボリューム感のある木型」という共通点を持っているからです。

ミカエルは紐穴が2つしかなく、履き口もガバッと開いているため、フィッティングが非常にルーズになりやすい靴です。多くの方が、脱げないようにかなりタイト目なサイズ(例えば普段より1サイズダウンなど)を選んでいる傾向があります。この「ミカエルでジャストだと思っているサイズ」を、そのままウィリアムに当てはめても大きなズレは生じません。

ただし、履き心地のニュアンスには明確な違いがあります。ミカエルは「足を乗せている」ような開放感があるのに対し、ウィリアムは「ストラップで足を固定している」という感覚が強くなります。

ミカエルで「踵(かかと)が抜けるのが怖くて、爪先がギリギリ当たるくらいのサイズ」を選んでいる方は要注意です。ウィリアムはミカエルよりも踵のホールドが良い分、同じサイズでも足がしっかり後ろに固定されます。その結果、ミカエルでは気にならなかった「爪先の詰まり」が、ウィリアムでは顕著に感じられることがあるからです。

理想的なのは、ミカエルで「踵は少し浮くけれど、指先は自由に動く」というサイズを履いている場合、ウィリアムでも同サイズを選ぶことです。ウィリアムのダブルモンクは、ミカエルで悩みの種だった踵の浮きを、足首に近い方のストラップが劇的に改善してくれます。

ミカエルと同じサイズを選んだのに、「ウィリアムの方がずっと歩きやすい!」と感じる人が多いのは、このホールド力の差によるものなんですね。

スニーカーの数値から算出するハーフサイズの目安

スニーカーの数値から算出するハーフサイズの目安
革の小部屋

「革靴はあまり持っていないけれど、スニーカーならたくさんある」という方のために、主要ブランドの代表的なモデルとの対照表を作成しました。これを参考に、自分が持っているスニーカーのサイズから逆算してみてください。

スニーカーモデルウィリアムの推奨サイズ(UK)サイズ感の傾向
ナイキ エアフォース1USサイズより -1.0AF1は大きめなので下げ幅は控えめ
ナイキ ダンク / ジョーダン1USサイズより -1.5幅が狭いのでウィリアムは小さく感じる
アディダス サンバ / スタンスミスUSサイズより -1.5〜2.0細身モデルとの差はかなり大きい
コンバース オールスターUSサイズより -1.5縦に長いので下げすぎに注意

例えば、アディダスのサンバをUS10(28.0cm)で履いている場合、ウィリアムはUK8.0(26.5cm相当)か、タイトめが好みならUK7.5(26.0cm相当)まで検討範囲に入ります。スニーカーの数値だけを見ると「2cmも違うの?」と驚かれるかもしれませんが、実際に足を入れてみると「あ、これでちょうどいいんだ」と納得できるはずです。

なぜこんなに差が出るのか?

スニーカーブランドは、激しい運動に対応するために足をガッチリ固定する設計になっていますが、パラブーツのウィリアムは元々登山靴の製法を街履きに応用したものです。厚手の靴下を履くことも想定されており、かつ中底のコルクが沈み込む余地があるため、表記上の数値よりも実質的なキャパシティが非常に大きいのです。

数値のトリックに惑わされず、この「マイナス1.5〜2.0」の幅の中で、自分の足のボリュームに合わせて調整するのが、失敗しないスニーカー比較のコツですよ。

小指が痛い場合に疑うべきサイズ選びのミスと対策

小指が痛い場合に疑うべきサイズ選びのミスと対策
痛み

「パラブーツは幅広だから、小さめを選んでも大丈夫」というネットの情報を鵜呑みにしてタイトなサイズを買った結果、小指の付け根がジンジンと痛んで歩けなくなる……これはウィリアムの購入者が最も陥りやすい失敗パターンです。

確かにウィリアムは横幅にゆとりがありますが、つま先部分の設計には独特のクセがあります。ウィリアムのトゥ(つま先)は、外側から内側にかけて緩やかにカーブしていますが、このカーブの頂点が小指付近に干渉しやすいのです。また、型崩れを防ぐために「先芯(さきしん)」という硬い芯材がつま先部分に入っています。

重要なのは、「芯材が入っている部分は、どれだけ履き込んでも絶対に伸びない」ということです。

リスレザー自体は非常に柔らかく馴染みやすい革ですが、この芯材がある箇所だけは物理的に広がりません。もし試着した時に「小指の骨が芯に当たっている」と感じるなら、それは馴染みで解決できるレベルを超えています。そのまま履き続けると、馴染む前に足の方が悲鳴をあげてしまうでしょう。

痛みを回避するためのチェック法

試着の際は、ベルトを締める前に足を靴の先端までグッと押し込んでみてください。その状態で踵に指が一本入る程度の余裕があれば、長さ(捨て寸)は確保できています。

次に、踵を後ろに合わせてベルトを締めた時、小指の側面を上から押してみてください。そこにわずかでも遊びがあれば合格です。

もし小指が完全に壁に当たって圧迫されているなら、潔くハーフサイズ上げてください。ウィリアムのような重い靴で足が痛いと、本当に履かなくなってしまいます。「少し緩いのは中敷きで調整できるが、痛いのはどうにもならない」という格言を忘れないでくださいね。

関連記事:革靴のジャストサイズが痛い理由と対策!激痛を解消する馴染ませ方

踵抜けの原因はサイズ感ではなくソールの硬さにあり

踵抜けの原因はサイズ感ではなくソールの硬さにあり
革靴とかかと抜け

新品のウィリアムを履いて歩き出した瞬間、「あ、かかとが抜ける!サイズ選び間違えたかな?」と不安になる方は非常に多いです。でも安心してください。その踵抜け、実はサイズが合っていないからではない可能性が高いんです。

ウィリアムが採用している「ノルヴェイジャン・ウェルト製法」は、靴底を2重のステッチでガッチリと縫い付ける非常に堅牢な作りです。さらに、パラブーツ自社製の「MARCHE II」ソールは肉厚で耐久性が高い反面、新品の状態ではまるで「木の板」のように全く曲がりません。

歩行時、足は指の付け根で曲がりますが、靴の底が曲がらないと、踵が靴に置いていかれてスポッと抜けてしまいます。これがウィリアム特有の「初期の踵抜け」の正体です。

この現象は、履き始めてから1ヶ月〜3ヶ月ほど経過し、ソールに「返り(屈曲性)」がつくことで劇的に改善します。

ソールが足の動きに合わせてしなるようになれば、踵はしっかりと付いてくるようになります。このプロセスを知らずに、「踵が抜けるからもっと小さいサイズにしなきゃ」と過度なサイズダウンをすると、前述した「小指の痛み」という地獄を味わうことになります。

本当のサイズミスを見分ける方法

「馴染めば治る踵抜け」と「サイズが大きすぎる踵抜け」を見分けるには、土踏まずのフィット感を確認してください。ストラップを締めた時に、土踏まずが靴のアーチにフィットしており、甲がしっかり押さえられている感覚があれば、それはソールの硬さが原因です。

逆に、ストラップを最大まで締めても甲に隙間があり、足全体が靴の中で前後左右に遊んでしまうようであれば、それは残念ながらサイズ自体が大きすぎるサインです。

後悔しないパラブーツのウィリアムのサイズ感の捉え方

後悔しないパラブーツのウィリアムのサイズ感の捉え方
革の小部屋

数値上のサイズが決まったら、次は「どうやって自分だけの理想の履き心地に育てていくか」という運用フェーズの話をしましょう。ウィリアムは、買った時が完成ではなく、履き込んで完成させる靴なのです。

ポイント

  • ベルト穴の追加やタンパッドを活用したフィッティング
  • ノルヴェイジャン製法による沈み込みとサイズの変化
  • オールデンやトリッカーズ愛用者のためのサイズ対照
  • リスレザーの伸びを考慮した試着時のチェック項目

ベルト穴の追加やタンパッドを活用したフィッティング

ベルト穴の追加やタンパッドを活用したフィッティング
ウィリアム・タン部分

ウィリアムは紐靴(オックスフォードやダービー)と違い、締め付けの強さをベルトの穴の位置でしか調整できません。これが「ジャストサイズ」の範囲を狭めている要因の一つなのですが、裏を返せば、少しの工夫で自分好みのフィット感にカスタマイズできるということでもあります。

特におすすめしたいのが、「タンパッド(甲裏パッド)」の活用です。これは靴のベロ(タン)の裏側に貼る小さなクッションですが、その効果は絶大です。

タンパッドを貼ることで、甲の高さが物理的に数ミリ底上げされます。これにより、ストラップを締めた時のホールド力が格段に高まり、足が靴の奥(ヒールカップ)にしっかりと押し付けられます。結果として、踵抜けの解消にもつながる「魔法のアイテム」なんです。

また、ウィリアムのベルトには通常3つの穴がありますが、甲が薄い方の場合、一番奥の穴で締めてもまだ緩いことがあります。その場合は、無理に厚手の靴下で誤魔化すのではなく、靴修理店(リペアショップ)に持ち込んで「ベルト穴を一つ増やす」という選択肢も検討してみてください。数百円から千円程度で、専用のパンチを使って綺麗に穴を開けてもらえます。

カスタマイズの注意点

ただし、ベルト穴を増やしすぎると、羽根(ストラップの付け根部分)が重なりすぎてしまい、ウィリアム特有の美しいシルエットが崩れてしまうことがあります。

まずはタンパッドや厚みの異なるインソールで調整してみて、それでも足りない場合の「最終手段」として穴開けを考えるのが、おしゃれに履きこなすコツですね。

ノルヴェイジャン製法による沈み込みとサイズの変化

ノルヴェイジャン製法による沈み込みとサイズの変化
ノルヴェイジャン製法

「革靴は履き込むと沈む」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、パラブーツの沈み込みは他のブランドと比較してもかなり顕著です。その秘密は、中底とアウトソールの間に敷き詰められた「天然コルク」の量にあります。

ノルヴェイジャン・ウェルト製法で作られたウィリアムは、その構造上、内部にたっぷりとしたコルクの層を持っています。新品の時はこのコルクが平らで硬い状態ですが、あなたの体重がかかり、歩行の圧力が加わることで、あなたの足裏の形に合わせて徐々に凹んでいきます。これが「フットベッドの形成」と呼ばれるプロセスです。

この沈み込みにより、1年後には内部空間が上下方向に約3mm〜5mmほど広がると考えた方が良いでしょう。

つまり、新品の試着時に「ちょっとタイトかな?」「甲が少し圧迫されるな」と感じるくらいが、長期的には最高に気持ちの良いジャストサイズになる可能性が高いのです。

逆に、新品の状態で「どこにも当たらないし、ゆったりしていて快適!」というサイズを選んでしまうと、数年後にはコルクが沈み込み、革も伸びて、ガバガバの「緩い靴」になってしまいます。

そうなると、インソールを何枚も重ねなければならなくなり、せっかくのリスレザーの履き心地が損なわれてしまいます。「未来の沈み込み」を計算に入れた、少し攻めたサイズ選びこそが、ウィリアムを10年履き続けるための秘訣です。

オールデンやトリッカーズ愛用者のためのサイズ対照

本格革靴の沼にハマっている方なら、他の有名ブランドとの比較が最もイメージしやすいはず。ウィリアムは、アメリカやイギリスの定番靴と比較してどのような立ち位置にあるのでしょうか。

Alden(オールデン)との比較

オールデンの代名詞「バリーラスト」を愛用している方は多いですよね。バリーラストはアメリカ靴らしく、踵は小さめで前足部がゆったりとした作りですが、ウィリアムはそれ以上に全体的なボリュームがあります。

ブランド・木型ウィリアムの目安(UK)
オールデン バリーラスト(US 8.5D)UK 7.5
トリッカーズ バートン(UK 7.5)UK 7.5 〜 8.0
エドワードグリーン 202ラスト(UK 8.0E)UK 7.0 〜 7.5

Tricker's(トリッカーズ)との比較

イギリスのカントリーシューズ、トリッカーズの「バートン(4444ラスト)」は、世界で最もサイズ選びが難しい靴の一つと言われるほど巨大な作りをしています。このバートンでUK7.5がジャストの方は、ウィリアムでもUK7.5でほぼ間違いありませんが、ウィリアムの方がつま先の捨て寸が短いため、人によってはハーフサイズ上げた方が快適な場合もあります。

全体的に、パラブーツのウィリアムはイギリス靴の標準的なウィズ(Eウィズ程度)よりも、一回りから二回りほど横幅に余裕があると感じるはずです。これまで「イギリス靴は幅が狭くて小指が痛くなるから苦手だ」と感じていた方にとって、ウィリアムの包容力のあるフィッティングは、福音となるかもしれません。

関連記事:トリッカーズのサイズ感を攻略!他ブランドやスニーカーとの換算ガイド

リスレザーの伸びを考慮した試着時のチェック項目

レザー切り出し

パラブーツの象徴である「リスレザー(Lisse Leather)」。通常のカーフに比べて大量のオイルを含浸させたこの革は、高い撥水性だけでなく、「高い可塑性(かそせい)」、つまり型に馴染みやすい性質を持っています。

履き込むことで体温と汗、そして歩行による屈曲運動が加わると、リスレザーの繊維は徐々にほぐれ、あなたの足の形に合わせて横方向に「伸び」が発生します。この伸びしろは、一般的なドレスシューズのそれよりも明らかに大きいです。

試着時にチェックすべきは「革が伸びる場所」と「伸びない場所」を峻別することです。

ポイント

  • 伸びる場所:親指と小指の付け根(ボールジョイント)付近の横幅。多少の圧迫感は馴染みで解消されます。
  • 伸びない場所:つま先の先端(芯材があるため)と、踵の芯が入っている部分。ここが当たっている場合は即刻サイズNGです。
  • 変化する場所:甲の高さ。沈み込みとストラップの馴染みで、後から緩くなりやすいポイントです。

試着室で立ち上がった時、「横幅はジャスト(あるいはわずかにタイト)だが、つま先には指を動かせる程度の空間が残っている」状態が、リスレザーのウィリアムにおける「正解」です。

(出典:Paraboot Official - History of Norwegian Welt and Leather

メーカーの公式情報でも、その堅牢性と履き込むほどに増す快適さが強調されています。新品時の硬さに怯えず、その先の極上のフィット感を見据えてチェックしてみてください。

パラブーツのウィリアムのサイズ感に関する最終的なまとめ

ポイント

  • 基本: NBスニーカーのUSサイズから1.5下げたUKサイズを選ぶ
  • 比較: シャンボードと同等、幅広なら0.5サイズ上げる
  • 比較: ミカエルとは基本的に同じサイズでOK
  • 仕様: 初期の踵抜けはソールの硬さが原因。馴染めば治る
  • 注意: つま先は伸びない。当たっていたらサイズが小さい証拠
  • 調整: 甲が緩い場合は、ベルト穴追加よりタンパッドが効果的
  • 極意: コルクが沈むので、新品時は「少しタイト」が正解

ここまでパラブーツ・ウィリアムのサイズ感について、多角的に解説してきました。長文にお付き合いいただきありがとうございます!

結論をまとめると、ウィリアムのサイズ選びは「ニューバランスのUSサイズからマイナス1.5下げたUKサイズ」を基準点とし、そこから自身の足幅や過去の革靴経験(シャンボード等)を加味してハーフサイズ前後させるのが、最も失敗の少ないアルゴリズムです。

ウィリアムは決して安い靴ではありません。しかし、正しいサイズを選び、ノルヴェイジャン製法特有の「ソールの返り」がつくまで根気強く履き込めば、これほど頼もしく、かつ洗練された相棒は他にいないと断言できます。

自分だけのジャストサイズを見つけた時、ウィリアムはあなたの足元を支える最強の鎧であり、最高に快適な「歩く道具」へと進化します。この記事が、あなたが後悔のない最高のウィリアムに出会うための助けになれば、これほど嬉しいことはありません!

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