こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!
英国王室御用達という輝かしい歴史を持つ名門でありながら、ネットの検索窓にブランド名を入れるとトリッカーズはダサいという不穏な言葉が出てくることがありますよね。
これから一生モノの一足を手に入れようと考えている方にとって、トリッカーズがダサいと言われる理由や周囲の評価は非常に気になるポイントではないでしょうか。せっかく高価な買い物をするのですから、誰からも一目置かれるような格好良い姿で履きこなしたいと思うのは当然のことです。
実際には、トリッカーズのダサいと思われがちな要因は、靴そのもののデザインよりも、着用者の年齢層や体型、そしてコーディネートのバランスに隠されていることがほとんどです。
この記事では、そんなトリッカーズがダサいという評判の真相を解明し、おじさんっぽさを回避して現代的に履きこなすための具体的なテクニックを詳しく解説していきます。
トリッカーズがダサいと噂される理由とおじさん化の罠

英国王室御用達のブランドでありながら、なぜかネット上ではネガティブな言葉が並ぶこともあるトリッカーズ。
まずは、その噂の出どころや、多くの人が陥りがちな「おじさんっぽさ」の正体について、私なりの視点で深掘りしてみますね。
評価が低い理由は愛用者の年齢層

トリッカーズがネットの一部で「ダサい」と囁かれてしまう最大の要因、それは皮肉なことにブランドの最大の特徴である「圧倒的な堅牢さ」にあると私は考えています。
トリッカーズの靴は、グッドイヤーウェルト製法の中でも特に頑丈に作られており、適切なケアをすれば20年、30年と履き続けることが可能です。そのため、愛用者のボリュームゾーンが、必然的に10年以上のキャリアを持つベテラン層、つまり「中高年世代」に偏りやすいという性質があります。
ここで生まれるのが、「靴は一級品なのに、ファッションが止まってしまっている」というミスマッチです。
トリッカーズを愛用するベテラン勢の中には、若い頃に買った靴を大切に履き続けている一方で、体型の変化や時代のシルエットの変遷に無頓着になってしまっている方も見受けられます。例えば、お腹が出てきた体型に、20年前のゆったりしすぎたスラックス、そこに武骨なトリッカーズを合わせてしまうと、どうしても「野暮ったいおじさん」という印象が先行してしまいます。
また、トリッカーズの代名詞である「カントリーブーツ」や「バートン」は、もともと英国の貴族が狩猟や散策のために履いていた「田舎靴」としてのルーツを持っています。こ
のため、都会的で洗練されたミニマルなファッションが主流の現代において、そのデコラティブな穴飾り(ブローギング)やボリュームのあるシルエットが、慣れない人には「古臭い」と感じられてしまうこともあるのかもしれません。
しかし、それは決して靴のデザインが劣っているわけではなく、「現代のスタイルにどう馴染ませるか」というアップデートが追いついていないケースが多いための評価だと思うんです。
トリッカーズがダサいと言われるのは、靴そのもののせいではなく、着用者のトータルコーディネートや体型管理とのアンバランスさが原因であることがほとんど。靴の寿命に自分の感性を追い越されないようにすることが、カッコよく履き続けるための鉄則ですね。
関連記事:トリッカーズはおじさん専用?年齢層やダサいと言われる理由を考察
汎用性の高いモデルとその色

トリッカーズに挑戦したいけれど、「ダサい」と思われないか不安……という方にまず意識してほしいのが、モデルと色の組み合わせです。
このブランドはバリエーションが豊富ですが、その分、一歩間違うと個性が強すぎて「靴だけが歩いている」ような浮いた状態になりかねません。私がこれまで色々なモデルを見てきた中で、特に使い勝手が良く、現代の街並みに馴染みやすいと感じる選択肢をまとめてみました。
| モデル名 | おすすめのカラー | ラスト(木型)の特徴 | コーディネートのしやすさ |
|---|---|---|---|
| バートン(Bourton) | マロン・アンティーク | 4444(幅広・甲高) | ★★★★★ デニム、軍パン、チノパン何でもござれ。 |
| ストウ(Stow) | ブラック・ボックスカーフ | 4497S(標準的) | ★★★★☆ 黒なら都会的。細身のパンツとも好相性。 |
| モールトン(Malton) | エイコーン・アンティーク | 4497S(標準的) | ★★★☆☆ 王道の色だが、派手なので上級者向け。 |
| ヘンリー(Henry) | ブラック | 4444(幅広・甲高) | ★★★★☆ サイドゴアで着脱が楽。モードな装いにも。 |
特におすすめしたいのが、「マロン・アンティークのバートン」です。

赤みのある茶色は、履き込むことで深い飴色に変化し、デニムのインディゴカラーと絶妙なコントラストを生んでくれます。また、短靴であるバートンは、ブーツタイプのストウよりも足元のボリュームが抑えられるため、季節を問わず、また日本の都市部での生活にもすんなりと溶け込みます。
あえて「ブラック」を選ぶという戦略
「トリッカーズ=茶色のカントリー」というイメージが強いですが、あえてブラックのボックスカーフを選ぶのも賢い選択です。ブラックを選ぶ最大のメリットは、トリッカーズ特有の「張り出したコバ」の主張が控えめに見えること。
コバまで黒く塗られているため、茶系モデルよりも足元が引き締まって見え、モノトーンコーデや少しキレイめなスラックススタイルにも違和感なく合わせることができます。これは「ダサさ」の要因とされる野暮ったさを排除する、非常に有効なアプローチですよ。
色選びで失敗したくないなら、まずは自分のクローゼットにあるパンツの色を思い出してみてください。濃紺のデニムが多いならマロン、グレーや黒のパンツが多いなら迷わずブラックをおすすめします。
ちなみに、バートンのサイズ感については、ラスト4444というかなり大きめの木型が使われているので、通常よりもハーフサイズからワンサイズ下げるのが基本です。詳しいサイズ選びについては、こちらのトリッカーズ・バートンのサイズ感徹底ガイドも併せて参考にしてみてくださいね。
女子ウケは?女性が抱くリアルな印象
私たち男性が「一生もの」「英国伝統」と熱を上げている一方で、気になるのが女性側の視点ですよね。
「トリッカーズを履いている男って、女性から見てどうなの?」という疑問に対して、私の周りやネット上のリアルな声を分析すると、驚くほど極端な回答が返ってきます。結論から言えば、「ファッションとしての文脈を理解している女性には大好評、そうでない女性には少し理解されにくい」というのが現実です。
まず、ネガティブな意見として多いのは、「足元がゴツすぎて、なんだか強そう(威圧感がある)」「おじいちゃんの靴みたい」「重そうで歩くのが大変そう」というもの。
特に最近のレディースファッションは、スニーカーや華奢なフラットシューズが主流なこともあり、トリッカーズの持つ武骨な重量感は「機能的ではない」と映ることもあるようです。デートでたくさん歩く時に、彼氏が重い靴を引きずって疲れている姿を見たら、女性側も少し冷めてしまうかもしれませんよね。
しかし、一方でポジティブな評価は非常に高いのも事実です。ファッションにこだわりを持つ女性や、モノを大切にする価値観を持つ女性からは、「良いものを手入れしながら長く履いているのが素敵」「安っぽい流行を追わない、芯のある大人に見える」といった好印象を抱かれます。
特に、近年はレディースでもトリッカーズが注目されており、ブランドの認知度が上がっていることも追い風になっています。そんな女子ウケを成功させるための鍵は、ズバリ「ギャップと清潔感」です。
結局のところ、女子ウケを左右するのは靴単体のデザインではなく、その靴に相応しい振る舞いと、全体の調和ができているかどうかなんですよね。トリッカーズを「道具」としてだけでなく、相手への敬意を示す「装い」として昇華させることができれば、間違いなく女性からも一目置かれる存在になれるはずですよ。
エイジングの楽しみ方と一生ものの価値を育てる喜び

トリッカーズを語る上で、避けては通れないのが「エイジング(経年変化)」です。私がトリッカーズを愛してやまない理由も、この一点に集約されていると言っても過言ではありません。
買った瞬間が100点で、そこから劣化していく多くの既製品とは異なり、トリッカーズは履き始めたその日が「0点」であり、そこから数年、数十年かけて「100点以上」へと育てていく楽しみがあるんです。
新品のトリッカーズは、正直に言って非常に手強いです。革は鉄板のように硬く、ソールは全く返らず、数分歩いただけで足のあちこちに悲鳴が上がることも珍しくありません。
しかし、この「修行」とも呼べる期間を共に過ごすことで、アッパーの革はあなたの足の動きに合わせて深いシワを刻み、インソールのコルクは沈み込んで、世界にたった一つの「あなたの足型をコピーした靴」へと変貌を遂げます。この馴染みきった瞬間の履き心地は、他のどの靴でも味わえない極上のフィット感をもたらしてくれます。
見た目の変化も劇的です。特にマロンやエイコーンといった茶系のカラーは、クリームで手入れを繰り返すごとに色が深まり、履きジワの谷間に陰影が生まれます。1829年の創業以来、職人たちが頑なに守り続けてきた伝統的な靴作りは、まさにこの「何世代にもわたって使い続けられること」を前提としていますよ。 (出典:Tricker's Official - Heritage)
カントリーブーツの武骨さを味方につけるパンツ選び

トリッカーズ、特に看板モデルの「ストウ(Stow)」のようなカントリーブーツを履きこなす上で、最も重要なのがパンツの裾周りの処理です。
トリッカーズが「ダサい」と言われてしまうコーディネートの多くは、この足元とパンツのバランスが崩れていることが原因です。あの張り出したコバとボリュームのあるつま先を活かすためには、いくつかの黄金ルールが存在します。
まず避けたいのは、裾幅が広すぎる「ワイドパンツ」です。靴が完全にパンツの中に隠れてしまうと、トリッカーズの最大の特徴であるブローギング(穴飾り)が見えなくなり、ただの「重そうな黒い塊」が足元にあるように見えてしまいます。
これではせっかくのトリッカーズが泣いてしまいます。逆に、裾が細すぎる「スーパースキニー」も、足首と靴のボリュームのコントラストがつきすぎてしまい、いわゆる「ミッキーマウスの靴」のような不自然なバランスになりがちです。
私がおすすめする、トリッカーズを最も美しく見せるパンツ選びのポイントは以下の3点です。
素材選びも大切です。トリッカーズのタフな佇まいに負けないよう、パンツも12オンス以上の肉厚なデニムや、ガシガシ履けるヘリンボーン生地の軍パン、あるいは重厚なツイードスラックスなどを合わせるのが鉄板です。
パンツの素材感と靴の重厚感が共鳴し合った時、初めて「英国カントリー」の美学が現代の街着として完成します。靴だけでなく、それを支えるパンツにまで気を配ること。これが、脱・ダサいスタイルの第一歩ですね。
トリッカーズをダサいと言わせない大人の着こなし術

ここからは、具体的にどうすればトリッカーズを現代風に、そしてスマートに履きこなせるのか、私の実体験に基づいたスタイリングのコツをお話ししていきますね。
デニムや軍パンに馴染む王道コーデと色の組み合わせ
トリッカーズを最も失敗なく、かつカッコよく履きこなすなら、まずはワークやミリタリーの流れを汲むカジュアルスタイルから入るのが正解です。特に「濃紺のデニム」と「マロンカラーのバートン」の組み合わせは、もはや説明不要の黄金コンビ。

リゾルトのような細身のストレートデニムを、くるぶしが見えるか見えないかの絶妙な丈感で合わせることで、英国的な上品さとアメリカンカジュアルのラフさが同居した、非常に洗練された雰囲気になります。
さらに一歩進んだ着こなしを楽しみたいなら、軍パン(カーゴパンツやベイカーパンツ)との合わせがおすすめです。ここで私がよくやるテクニックは、あえて「ブラックのトリッカーズ」を投入すること。

オリーブグリーンの無骨な軍パンに、あえて黒のカントリーブーツやバートンを合わせることで、土臭いミリタリーファッションがグッと都会的に引き締まります。茶色だとどうしても「サバゲー帰り」のような本格的すぎる印象になりがちですが、黒を差すことでモードなエッセンスが加わり、街中での馴染みが格段に良くなります。
意外なところでは、「太めのチノパン」を短めにロールアップし、そこに派手なカラーのソックス(レッドやマスタードイエローなど)をチラ見せしながらトリッカーズを履くのもオシャレです。メダリオンの隙間から覗くソックスの色が、重厚な靴に遊び心を加えてくれますよ。
芸能人の愛用例に学ぶ洗練された大人のスタイリング
トリッカーズが「ダサい」という意見を跳ね返す材料として、名だたるファッショニスタたちがこの靴をどう愛してきたかを知ることは、非常に自信に繋がります。古くは英国のチャールズ国王が、自身の領地での散策に長年トリッカーズを愛用しているのは有名な話ですが、日本においても、特に裏原宿カルチャーを牽引してきた重鎮たちがこの靴を愛してやみませんでした。

彼らの着こなしの共通点は、「ハイ&ローのミックス」にあります。例えば、高価なトリッカーズの足元に、あえて少しクタクタになったヴィンテージのTシャツや、ストリート感のあるフーディーを合わせる。
このように、カチッとした伝統的な靴を、あえて「ハズし」として使うことで、重厚なトリッカーズが今の空気に合った軽快な表情を見せ始めます。芸能人の方々の着こなしをSNSなどで観察してみると、意外にもワイドスラックスを上品に合わせていたり、あるいは完全にカジュアルな短パンにバートンを合わせていたりと、その懐の深さに驚かされるはずです。
私自身、ある有名な俳優さんが、プライベートでかなり履き込まれたブラックのストウを、少し色褪せたブラックデニムに合わせてオールブラックでまとめている姿を見た時、そのあまりの格好良さにトリッカーズの底知れぬ魅力を再認識しました。それは「高い靴を履いている」という見せびらかしではなく、「その靴がその人の人生の道具として完全に馴染んでいる」からこその美しさでした。
彼らから学べる最大のポイントは、トリッカーズを「特別な日の靴」として恭しく扱うのではなく、日常の何気ないシーンでガシガシ履き倒すという姿勢です。履き込むことで生まれる「こなれ感」こそが、どんなコーディネートよりもあなたをスタイリッシュに見せてくれる最高のスパイスになります。
30代からのおじさん見えを防ぐ体型と靴のバランス
34歳の私も日々痛感していることですが、30代を過ぎてからのファッションは「何を着るか」以上に「どう着るか(バランス)」が重要になってきます。特にトリッカーズのように足元にボリュームが出る靴を履く場合、全身のシルエットのどこかに「シャープなライン」を残しておかないと、一気に「おじさん見え」してしまいます。
例えば、上半身にゆったりしたパーカーを着るなら、パンツはスッキリとしたテーパードを選ぶ。逆にパンツに少しボリュームを持たせるなら、インナーのシャツはジャストサイズにする、といった具合です。

全身がゆるいシルエットで、そこに重厚なトリッカーズが加わると、視覚的な重心が下がりすぎてしまい、短足に見えたり、だらしなく見えたりする原因になります。「どこかを締め、どこかを逃がす」というシルエットの緩急が、大人のトリッカーズスタイルには不可欠です。
もう一点、おじさん化を防ぐために絶対に必要なのが「顔まわりの清潔感」です。武骨なカントリーシューズを履いている時こそ、髪型を整えたり、肌のケアを意識したりすることが大切。足元が「ワイルド」なら、顔周りは「マイルド(清潔)」に。このコントラストがないと、ただの「手入れを忘れた人」に見えてしまうリスクがあるんです。
適切な手入れで輝きを取り戻すメンテナンスの極意

「トリッカーズがダサい」と言われる裏側には、実は「手入れが行き届いていない、汚い靴」という悲しい現実が隠れていることが多々あります。特にフルブローグ(穴飾り)が施されたトリッカーズは、穴の間に埃が溜まりやすく、そこから革が乾燥してひび割れてしまうことがあります。
どれほど高価な英国靴でも、白く粉を吹いていたり、艶が全くなかったりすれば、それはただの「ボロい靴」です。逆に、しっかりメンテナンスされたトリッカーズは、それだけで圧倒的な説得力を持ちます。
私が実践している、トリッカーズを最高に輝かせるためのメンテナンス手順を具体的に紹介しますね。
1. 馬毛ブラシによる徹底的な「埃落とし」
まずは馬毛ブラシで、ブローギングの穴一つひとつから埃を追い出すようにブラッシングします。トリッカーズは装飾が多い分、ここをサボると汚れが蓄積し、革の劣化を早めます。これだけでも革に本来の艶が戻りますよ。
2. ステインリムーバーで「すっぴん」にする
3〜5回履くごとに、専用のクリーナーで古いクリームやワックスを一度リセットします。厚化粧のまま新しいクリームを塗っても浸透しません。革の毛穴を綺麗にしてあげることが、柔らかな質感を保つ秘訣です。
3. 乳化性クリームで「栄養」を与える
ここで重要なのは、塗りすぎないこと。米粒数個分を布に取り、薄く伸ばしていきます。トリッカーズの硬い革を柔らかく馴染ませるためには、定期的な油分補給が欠かせません。クリームを塗った後の豚毛ブラシでのブラッシングは、クリームを革の深部まで届けるために非常に重要です。
4. コバ(ウェルト部分)のケア
トリッカーズの「ダサさ」を払拭する最大のポイントはここ!張り出したコバが色あせていると、一気に安っぽく見えます。コバ専用のインキやワックスを塗り、しっかりと磨き上げることで、靴全体の輪郭がビシッと決まります。
もし自分で手入れするのが不安なら、信頼できる靴修理店に「磨き」だけを依頼するのもアリです。プロが仕上げたトリッカーズの輝きを見れば、自分の靴がどれほどポテンシャルを秘めているか驚くはずですよ。日常的なケアについては、こちらの最適なクリーム頻度も参考にしてみてください。
並行輸入品の賢い買い方と品質を見極めるポイント

トリッカーズは正規店で購入すると10万円を超える高額な買い物になります。「もっと安く手に入れたい」という時に候補に挙がるのが並行輸入品ですが、ネット上には「並行輸入品はダサい(=偽物や粗悪品)」といった極端な意見もあり、不安になる方も多いはずです。しかし、正しく理解して選べば、並行輸入品は非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢になります。
まず大前提として、並行輸入品も正規品も、英国ノーサンプトンの同じ工場で作られている「本物」であることに変わりはありません。ただ、日本国内の正規代理店が設けている非常に厳しい検品基準をパスしているか、という点が異なります。
並行輸入品の場合、製造過程でついた僅かな傷、革のシワ感の左右差、ステッチの僅かな乱れなどがそのまま販売されることがあります。しかし、これらは「カントリーシューズ」という実用靴の性質上、一度外で履けば気にならなくなる程度のものがほとんどです。
| 比較項目 | 国内正規品 | 並行輸入品 |
|---|---|---|
| 価格 | 10万円〜(高い) | 5万円〜8万円(安い) |
| 検品基準 | 非常に厳しい(完璧に近い) | 現地基準(多少の個体差あり) |
| アフターケア | 充実(純正修理など) | 店舗によるが基本は自己負担 |
| サイズ交換 | 可能な場合が多い | 不可、または有料の場合が多い |
並行輸入品を賢く買うための最大のポイントは、「サイズ選びで冒険しないこと」です。返品・交換ができないケースが多いため、事前に自分のサイズを完璧に把握しておく必要があります。
また、届いた直後は革が乾燥していることが多いため、履き始める前に必ずデリケートクリーム等でたっぷりと水分を補給してあげる「プレケア」を行ってください。これにより、初期のひび割れリスクを劇的に下げることができます。
信頼できるショップの見極め方としては、長年の販売実績があるか、レビューに具体的なサイズ感や状態の記述があるかを確認しましょう。賢く手に入れた分、浮いたお金で質の良いシューキーパーやメンテナンス用品を揃える。そんな楽しみ方も、大人の革靴ライフの醍醐味ですね。
結論としてトリッカーズをダサいと感じさせない履き方
ここまで、トリッカーズが「ダサい」と言われる理由から、その誤解を解くための着こなし、メンテナンス、そして購入のアドバイスまで網羅してきました。最終的に私がお伝えしたいのは、「トリッカーズをダサいかカッコいいか決めるのは、流行でもネットの評判でもなく、あなた自身の向き合い方である」ということです。
確かに、最初から快適に履けるスニーカーや、スマートで都会的な最新のブランド靴に比べれば、トリッカーズは重くて、硬くて、手のかかる「不便な靴」かもしれません。
しかし、その不便さを「自分だけの一足を育てる喜び」として楽しめる感性こそが、ファッションにおける本当の豊かさなんじゃないかなと思うんです。180年以上も同じデザインで愛され続けてきた事実こそが、この靴が「ダサい」という一過性の評価を寄せ付けない、圧倒的な正解であることの証明ですよ。
