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パラブーツの偽物の見分け方!並行輸入やメルカリでの注意点解説

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こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!

パラブーツは一生モノと言われるほど丈夫で魅力的な靴ですが、人気があるがゆえにネット上では偽物の噂が絶えませんよね。特に最近は、メルカリやオークションサイトで安く出品されているのを見て、本物なのかな、それとも偽物なのかなと不安になって検索している方も多いのではないでしょうか。

シャンボードやミカエルといった定番モデルは、一見するとどれも同じように見えますが、実はパラブーツ独自の構造や素材には偽造業者が真似できない決定的なポイントがいくつも隠されています。

この記事では、並行輸入品の仕様の違いや、中古市場で失敗しないためのパラブーツの偽物の見分け方について、私が調べた知識を余すことなくお伝えします。最後まで読んでいただければ、自信を持って本物を選べるようになるはずですよ。

ポイント

  • ノルヴェイジャン製法やステッチの質感による物理的な見分け方
  • リスレザー特有のブルーム現象や革の厚みを確認するポイント
  • 並行輸入品でシリアルナンバーが削られている理由と安心感
  • メルカリなどのフリマアプリで怪しい出品者を見抜くプロファイリング術

プロが教えるパラブーツの偽物の見分け方

プロが教えるパラブーツの偽物の見分け方
革の小部屋

パラブーツの真贋を判断する上で、まず私たちが知っておくべきなのは「本物の凄み」です。フランスの職人が手間暇かけて作る靴には、大量生産のコピー品には到底真似できないオーラが宿っています。

ここでは、物理的な特徴からパラブーツの偽物の見分け方を深掘りしていきましょう。

ポイント

  • ノルヴェイジャン製法のステッチを確認
  • リスレザー特有のブルーム現象と革の厚み
  • ブランドを象徴する緑タグとフォント
  • 定番のミカエルやシャンボードの構造
  • 自社製ラバーソールの刻印と弾力性

ノルヴェイジャン製法のステッチを確認

ノルヴェイジャン製法のステッチを確認
ノルヴェイジャン製法

パラブーツを語る上で絶対に欠かせないのが、世界でも稀な「ノルヴェイジャン製法」です。この製法は元々登山靴のために開発されたもので、防水性と耐久性を極限まで高めるための技術。

アッパーの革を外側に折り曲げ、L字型のウェルトと一緒に2列のステッチで縫い合わせるという、非常に複雑な工程を経て作られています。

本物のステッチをよく見てみてください。太い麻糸や合成繊維が使われていて、さらに防水のための松脂(ワックス)がたっぷり染み込ませてあります。そのため、糸自体にしっとりとした独特の質感があり、革にギュッと強く食い込んでいるのがわかるはずです。この「テンション(張力)」こそがハンドメイドの証なんです。

対して、安価な偽物の多くは、接着剤で貼り合わせるだけの「セメント製法」で作られています。それなのに見た目だけ本物に近づけようとして、ソールの縁にプラスチック製の「ステッチ風の飾り」を貼り付けているだけのことがよくあります。

指で触ってみて、糸の立体感や温かみを感じられない、あるいは単なるゴムの型押し模様であれば、それは間違いなく偽物と言えます。また、ステッチの歩幅(ピッチ)が極端にバラバラだったり、糸が細くて弱々しい場合も要注意かなと思います。

(出典:Paraboot公式サイト『ノウハウ:ノルヴェイジャン製法』

リスレザー特有のブルーム現象と革の厚み

リスレザー特有のブルーム現象と革の厚み
ブルーム(蝋)

パラブーツのもう一つの象徴が、別名「ワクシーレザー」とも呼ばれる「リスレザー(Lisse Leather)」です。

この革はなめしの段階でオイルとワックスを限界まで染み込ませており、雨の日でも平気で履けるタフさを持っています。このリスレザーの性質を利用したパラブーツの偽物の見分け方は、非常にシンプルかつ強力です。

新品や保管されていたパラブーツの表面に、白い粉のようなものが浮き出ているのを見たことはありませんか?これは「ブルーム」と呼ばれる現象で、革の内部に詰まったオイル成分が表面に析出したものです。

ブラッシングや摩擦熱でサッと消え、重厚な光沢に変わるのが本物の証。偽物に使われる安い顔料仕上げの革や合皮では、この現象は100%起こりません。

さらに、革の「厚み」と「断面(コバ)」にも注目してほしいです。本物のリスレザーは驚くほど厚みがありながら、しなやかさを持っています。履き口や羽根の断面を見たときに、繊維がぎっしりと詰まっているか確認してください。

偽物は革が薄く、断面からスポンジのような層が見えたり、ビニールのような安っぽい質感が透けて見えたりすることがあります。手で触れたときに「ボール紙のような硬さ」しかない場合は、本物の革ではない可能性を疑ったほうがいいかもしれませんね。

ブランドを象徴する緑タグとフォント

靴の外側にちょこんと付いている「緑色のタグ」は、パラブーツの誇りを示すシンボルですよね。この小さなタグにも、パラブーツの偽物の見分け方において重要な情報が詰まっています。

偽造業者はどうしてもこういう細かいパーツのコストを削りがちなんです。

ブランドを象徴する緑タグとフォント
緑タグ

まず色味ですが、本物は「フォレストグリーン」と呼ばれる、深みのある濃い緑色をしています。偽物は妙に鮮やかなライムグリーンだったり、逆に色褪せたような薄い緑だったりすることが多いです。

そして最も重要なのが「フォント」です。刺繍された「Paraboot」の文字を拡大して見てみてください。本物は文字の間隔が適切で、特に「r」の足の曲がり方や「a」の丸みに独特の形状があります。偽物は文字が太すぎて潰れていたり、逆に細すぎてフォント自体が安っぽいゴシック体になっていたりします。

実は「タグが大きいから偽物」というわけではありません。2000年代以前の古いモデルには「デカタグ」と呼ばれる大きなタグが付いています。これはヴィンテージ愛好家の間ではむしろ価値が高いものなので、現行品とサイズが違うだけで偽物だと決めつけないように注意しましょう。

また、タグが縫い付けられている位置や角度もチェックポイントです。本物は職人が丁寧にステッチの間に挟み込んで縫っていますが、偽物は位置が低すぎたり、斜めに歪んで適当に縫い付けられていたりすることがあります。こういう「丁寧さの欠如」が、偽物を見破る大きなヒントになります。

定番のミカエルやシャンボードの構造

←シャンボード、ミカエル→

パラブーツを代表する「ミカエル」や「シャンボード」には、独特のフォルムを形作るための職人技が詰まっています。例えばチロリアンシューズのミカエルは、甲の部分の「モカ縫い」が非常に立体的です。

これは革を拝み合わせるようにして縫う高度な技術が必要で、横から見たときにふっくらとしたボリューム感があります。偽物はここがペタッと平坦で、独特の愛嬌のあるフォルムが再現できていないことがよくあります。

Uチップのシャンボードについても同様です。シャンボードのつま先部分は、革の断面の中に糸を通す「スキンステッチ(拝みモカ)」が採用されているモデルがあります。

これは非常に高い技術を要するため、偽造業者は単にミシンで上から叩いて縫うだけの「乗せモカ」でお茶を濁すことが多いんです。また、履き込んでいくとシャンボード特有の現象として「モカ割れ(U字の縫い目が開いてくること)」が起きますが、これは本物の構造ゆえの現象です。

全体のシルエットも重要です。本物は甲が高く「ポッテリ」とした重厚な形をしていますが、偽物は全体的に細長く、ノーズが低くてどこか貧相な印象を受けることが多いかなと思います。公式サイトや信頼できるショップの画像と、自分の目の前にある靴のシルエットをじっくり見比べてみてください。

モデル別チェックの要点:

  • ミカエル:モカ縫いのふっくらした立体感と甲の高さ
  • シャンボード:Uチップ部分の縫製の丁寧さと全体のボリューム
  • ランス:サドルの「ビーフロール」部分の肉厚な質感

自社製ラバーソールの刻印と弾力性

世界中の革靴ブランドの中でも、ゴムソールを自社で一貫生産しているのはパラブーツだけと言われています。

この自社製ラバーソール(Para-Texなど)は、天然ラテックスの配合から加硫プロセスまで門外不出の技術で作られており、これがパラブーツの快適な履き心地を支えています。

チェック項目本物の自社製ソール一般的な偽物のソール
素材の感触ずっしり重く、指で押すと強い反発があるプラスチックのように硬いか、消しゴムのように軽い
刻印の明瞭さ「Paraboot」「Made in France」が深くシャープ文字の輪郭がぼやけている、スペルミスがある
仕上げの丁寧さバリ(余分なゴム)の処理が綺麗になされている金型の継ぎ目が目立ち、バリが残っている

本物のソールは、独特の幾何学模様が刻まれており、そこにあるブランドロゴや「Made in France」の刻印が非常にシャープです。偽物は金型の精度が低いため、文字の角が丸まっていたり、深さが一定でなかったりします。

また、本物のゴムは特有の「重み」があります。もし持ってみて、スニーカーのように軽いと感じたら、それは中がスカスカの中空構造になっている偽物かもしれません。ソールの接着部分から接着剤が大きくはみ出していたり、大きな隙間がある場合も警戒が必要ですね。

パラブーツの並行輸入品やメルカリでの偽物の見分け方

パラブーツの並行輸入品やメルカリでの偽物の見分け方
革の小部屋

実店舗で定価で購入すれば安心ですが、少しでも安く手に入れようとネットショップやフリマアプリを利用することもありますよね。でも、そこで目にする「訳あり」な表記や、あまりにも安い価格設定に不安を感じることも多いはず。

ここでは、市場流通の裏側を知ることで、パラブーツの偽物の見分け方の精度をさらに高めていきましょう。

ポイント

  • 並行輸入品のタグカットやシリアル削除
  • メルカリの怪しい出品者を見抜くコツ
  • 中古相場より安すぎる価格設定の危険性
  • クレマン等の類似デザイン製品との混同

並行輸入品のタグカットやシリアル削除

ネットショップで並行輸入品を購入すると、たまに「内側のシリアルナンバーが削り取られている」とか「タグの一部がカットされている」という個体に当たることがあります。これ、初めて見た人は「絶対に偽物だ!」とパニックになりがちですが、実は本物の並行輸入品によく見られる「サプライヤー保護」のための処置なんです。

パラブーツ本社は、各国の正規代理店の利益を守るために、本来その国で売るべき在庫が他国(例えば日本)へ安く流出することを厳しく制限しています。もし日本で安く売られている商品のシリアルナンバーが残っていると、パラブーツ社はその番号から「どの国の卸業者が日本に横流ししたか」を特定し、その業者に取引停止などのペナルティを課すことができるんです。

そのため、日本の並行輸入業者は、仕入れ元に迷惑がかからないように身元を隠す目的で、あえてシリアルナンバーを削ったりタグを加工したりします。

つまり、削り跡があるということは「もともと本物の流通経路に乗っていた商品」である証拠とも言えるわけです。偽造業者がわざわざ手間をかけてシリアルを削るメリットはありません(最初から入れなければいいだけですから)。

「削られているから偽物」ではなく「並行輸入だから削られている」という理解で大丈夫ですよ。

メルカリの怪しい出品者を見抜くコツ

メルカリの怪しい出品者を見抜くコツ
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メルカリやヤフオクは宝探しのようで楽しいですが、パラブーツの偽物の見分け方を知らないとカモにされてしまう危険な場所でもあります。私がフリマアプリでチェックするのは、商品画像よりもまず「出品者のプロフィールと行動」です。

まず、評価が「0」や一桁の新規アカウントで、シャンボードやミカエルの新品を相場より明らかに安く出品している場合は、ほぼ100%クロだと思っていいでしょう。

また、商品説明文がどこか機械翻訳のような不自然な日本語だったり、「海外のノベルティ品です」「並行輸入なので国内正規品とは仕様が異なります(という嘘)」といった偽物を正当化するような言い回しを使っている出品者からは、絶対に買ってはいけません。

本物を売っている人は、靴への愛着があるはずです。実物の写真(公式サイトからの転載ではなく、自宅の床で撮ったような写真)が複数枚あり、特にインソールのロゴの擦れ具合やソールの減り、緑タグのアップなどを自ら掲載している出品者は信頼度が高いかなと思います。

不安なら「ソールの刻印の写真をアップしてください」とコメントして、その対応を見るのも一つの手ですね。

⇒【メルカリ】パラブーツの革靴の出品状況を見る

中古相場より安すぎる価格設定の危険性

「パラブーツが2万円で買える!」…そんな甘い話には必ず裏があります。パラブーツは一生履けると言われるほど堅牢で、中古市場でも値崩れしにくいブランドの筆頭格です。現在、日本国内の定価は9万円を超えており、並行輸入品の新品でも5万円〜7万円程度が相場となっています。

そんな中で、「新品未使用」を謳いながら2万円台や3万円台前半で売られているものは、経済の論理的に考えてあり得ません。偽造品を大量にさばく業者がよく使う価格帯です。

また、あまりに安すぎる中古品(1万円台など)は、たとえ本物であってもソールが加水分解していたり、革が硬化してひび割れていたり、修復不可能なダメージがある「ジャンク品」であることが多いです。

安く買いたい気持ちは痛いほどわかりますが、パラブーツは10年、20年と履ける靴です。最初に数万円をケチって偽物を掴まされるより、信頼できるショップで正当な価格を払って本物を手に入れるほうが、長い目で見れば圧倒的にコスパが良いかなと私は思います。

中古で買うなら、3万円〜5万円というのが、状態の良い本物に出会える現実的なボリュームゾーンですね。

クレマン等の類似デザイン製品との混同

最後に一つ注意したいのが、フランスの「Kleman(クレマン)」というブランドの存在です。

クレマン等の類似デザイン製品との混同
[クレマン] PADROR:画像出典元

クレマンのパドレ(PADRE)というモデルはミカエルに、フロダ(FRODA)はシャンボードにデザインが非常によく似ています。これを見て「パラブーツの偽物だ!」と騒ぐ人がたまにいますが、それは大きな間違いです。

クレマンは軍や公共機関に靴を納入している実績のあるフランスの老舗ブランドであり、決してパラブーツのコピー品を作っているわけではありません。パラブーツよりも安価(2万円前後)で購入できるため、コストパフォーマンスに優れた実用靴として非常に人気があります。ただし、製法はノルヴェイジャンではなくセメント製法が主ですし、革もリスレザーではありません。

メルカリなどで「パラブーツ タイプ」といった書き方でクレマンが出品されていることもありますが、これはブランドが違うだけで本物の靴です。でも、あなたが「パラブーツ」というブランドそのものを手に入れたいのであれば、間違えて購入しないようにロゴをしっかり確認しましょう。

パラブーツには緑タグがありますが、クレマンにはありません。ここもパラブーツの偽物の見分け方というか、ブランド混同を防ぐための初歩的なポイントですね。

【総括】パラブーツの偽物の見分け方を復習

本物を見極める最終チェックリスト:

  • ステッチ:太い糸にワックスが効いていて、立体感があるか?
  • レザー:リスレザー特有の白いブルーム現象が見られるか?
  • 緑タグ:フォントが美しく、深みのある濃い緑色をしているか?
  • ソール:ずっしりとした重みと、歩いたときの弾力があるか?
  • 流通:シリアルカットは並行輸入の証。出品者の評価は適切か?

ここまで読んでいただきありがとうございます!パラブーツの偽物の見分け方について、かなり詳しくなれたのではないでしょうか。パラブーツは、その複雑な製法とこだわりの素材ゆえに、完全なコピーを作るのが非常に難しい靴です。だからこそ、今回お話ししたポイントを一つずつ確認していけば、自信を持って本物かどうかを判断できるはずです。

パラブーツは、手入れをしながら履き込むことで、世界に一足だけの自分の形に育っていく素晴らしい相棒です。もしサイズ選びで迷っているなら、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

あわせて読みたい:Amazonのパラブーツは偽物?安さの秘密と本物の取扱店を解説

ネット上の情報だけで判断するのが難しいときは、思い切って実店舗に足を運び、本物の質感や重みを一度体感してみるのが一番の勉強になります。この記事が、あなたが一生モノのパラブーツを安心して手に入れるための助けになれば、私としてもうれしい限りです。素敵な靴との出会いを楽しんでくださいね!

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