こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!
フレンチトラッドの王道ブランドとして、そして夏の足元を上品に彩るローファーとして、多くの方から支持されているのがパラブーツのコローです。
しかし、いざ購入しようとネットショップや店頭で実物を前にしたとき、一番の悩みどころとなるのがサイズ選びではないでしょうか。パラブーツ コロー サイズ 感を調べてみると、普段履いている靴と同じ感覚で選んでしまい、後からきついと感じたり、逆に踵が浮いて歩きにくくなったりといった失敗談も少なくありません。
実はコローのフィッティングには、このモデル特有の構造や革の性質に基づいた独自のコツがあるんです。この記事では、私が実際に愛用している感覚や、多くのユーザーの生の声を徹底的に分析し、スニーカーとの比較から人気モデルであるシャンボードやバースとの違いまで、詳しく解説していきます。
レディースモデルの選び方や、甲高幅広といった日本人に多い悩みへの対策も盛り込みました。この記事を読み終える頃には、あなたにとってのシンデレラフィットを見つける自信が持てるはずですよ。
パラブーツのコローのサイズ感と失敗しない選び方

コローを選ぶ際にまず頭に入れておきたいのは、この靴が「ローファー」であり、かつ「デッキシューズ」の血統を継いでいるという点です。
紐による調整ができないローファーは、最初から完璧なフィット感を求めるのではなく、履き込んだ後の姿を想像して選ぶのが成功への第一歩になります。ここでは、なぜ一般的なサイズ選びと異なるのか、その構造的な背景から紐解いていきましょう。
スニーカーと比較した時のフィット感

まず驚かれる方が多いのが、スニーカーとのサイズ差です。結論からお伝えすると、ナイキやアディダス、ニューバランスといった主要なスニーカーブランドのサイズよりも、1.5cmから2.0cmほど下げたサイズが適正になるケースがほとんどです。これには明確な理由が2つあります。
1. ライニング(裏地)の有無が生む内部空間の差
一般的なスニーカーは、足を優しく包み込むために厚手のスポンジやライニングが内側に施されています。そのため、外見の大きさに比べて内部空間は意外と狭く作られているんですね。
一方、コローは「アンライニング」と呼ばれる、裏地を貼らない一枚仕立ての作りが多く採用されています。革がダイレクトに足を包むため、スニーカーと同じ表記サイズを選んでしまうと、内部が広すぎてスカスカになってしまうんです。
2. 捨て寸の考え方の違い
スニーカーはつま先に余裕(捨て寸)をしっかり持たせる設計ですが、コローのようなローファーで過剰な捨て寸があると、歩行時に足が前後に滑り、踵が抜ける原因になります。
私の場合、スニーカーは27.0cmを履くことが多いですが、コローであればUK6.5(25.0cm相当)や、タイトに攻めるならUK6.0(24.5cm相当)まで下げることがあります。この「数値上のギャップ」を恐れずに選ぶことが、パラブーツ コロー サイズ 感を攻略する最大の鍵と言えます。
スニーカーとのサイズ比較目安表
| スニーカーサイズ | コロー推奨サイズ(UK) | 実寸の目安 |
|---|---|---|
| 26.0cm | UK5.5 〜 UK6.0 | 約24.0cm 〜 24.5cm |
| 26.5cm | UK6.0 〜 UK6.5 | 約24.5cm 〜 25.0cm |
| 27.0cm | UK6.5 〜 UK7.0 | 約25.0cm 〜 25.5cm |
| 27.5cm | UK7.0 〜 UK7.5 | 約25.5cm 〜 26.0cm |
※足の幅や甲の高さによって個人差があります。迷ったら小さい方を選ぶのがパラブーツ通の選び方です。
伸びるヴォイルレザーを考慮したタイトなサイズ選び
コローの象徴的な素材である「VOIL(ヴォイル)レザー」は、パラブーツが独自に開発した海水に濡れてもひび割れにくいタフなレザーです。
油分をたっぷり含んでいて非常に柔らかいのが特徴ですが、この柔らかさこそがサイズ選びを難しくさせる要因でもあります。なぜなら、履き込むうちに驚くほど革が伸びて広がるからです。
「最初は修行」という感覚がちょうどいい
新品の状態で「あ、ちょうどいいな、楽だな」と感じるサイズは、半年後には確実に「緩い靴」に変わってしまいます。ローファーは紐がないため、緩くなった瞬間に歩行の快適さが失われます。
そのため、購入時は「少し指先が詰まるかな?」「甲の圧迫感が強いな」と感じるくらいのタイトフィッティングを推奨します。最初は少し足が痛むかもしれませんが、数週間もすればヴォイルレザーがあなたの足の形に合わせて魔法のように馴染み、オーダーメイドのようなフィット感に変化します。
アンライニング構造が馴染みを加速させる
先ほども触れたアンライニング(一枚革)仕様は、足の熱が革に伝わりやすく、より柔軟に形を変えてくれます。この特性を知らずに余裕のあるサイズを選んでしまうと、後からインソールで調整するしかなくなります。せっかくの薄く軽快なコローの良さを活かすためにも、一歩踏み出したタイトサイズに挑戦してみてください。
ただし、足の指が完全に曲がってしまうような小さすぎるサイズは禁物です。横幅や甲のきつさは革の伸びで解決できますが、縦の長さ(レングス)は伸びませんので、つま先が当たって痛い場合はハーフサイズ上げてくださいね。
シャンボードの大きさと比較した選び方のコツ
パラブーツの「シャンボード」を既にお持ちの方は、そのサイズを基準にしたいと考えますよね。しかし、ここには大きな落とし穴があります。シャンボードは「Uチップ」の紐靴で、非常に甲が高い設計(ハイアーチ)になっています。対してコローは、よりスリムで低重心なラスト(木型)を採用しています。
シャンボードよりハーフサイズダウンが基本
シャンボードは紐で甲をがっちり固定できるため、多少余裕があっても履けてしまいますが、コローはそうはいきません。一般的には、シャンボードのサイズからさらにハーフサイズ(0.5cm)下げるのがベストフィットへの近道と言われています。
例えば、シャンボードでUK7.0をジャストで履いているなら、コローはUK6.5を選ぶといった具合です。
土踏まずのフィット感の違い
シャンボードは全体的にボリュームがあるため、足との間に隙間ができやすいですが、コローは足にピタッと吸い付くような低めのプロファイルを持っています。
このため、シャンボードと同じサイズにすると、土踏まず付近のホールド感が甘くなり、歩くたびにかかとがパカパカと浮いてしまう可能性が高くなります。シャンボードが「ゆったりした箱」だとしたら、コローは「柔軟な靴下」のような感覚でサイズを選ぶと失敗が少なくなりますよ。
関連記事:パラブーツのシャンボードはダサい?評判やコーデを徹底解説
ミカエルの大きさを基準にする際の注意点

チロリアンシューズの傑作「ミカエル」もパラブーツの人気モデルですが、コローとのサイズ比較には注意が必要です。ミカエルは構造上、履き口が非常に広く、捨て寸も短めに設計されています。
そのため、ミカエルを既にタイトに履きこなしている方は、そのサイズ感をコローにそのまま当てはめると、今度は甲が低すぎて足が入らないという事態が起こり得ます。
踵のホールド感の決定的な差
ミカエルは踵が抜けやすいモデルとして有名ですが、コローも同様の悩みを抱えやすいモデルです。しかし、ミカエルは2アイレットの紐である程度の調整が効くのに対し、コローは一切の調整ができません。
ミカエルでUK40(フレンチサイズ)を履いている場合、コローのUKサイズに換算するとUK6.0から6.5あたりが候補になりますが、コローの方がより「踵の小ささ」に敏感です。ミカエルで踵が浮く悩みがあるなら、コローではさらに幅の狭いフィッティングを意識する必要があります。
ソールの厚みによる影響
ミカエルは重厚なユニットソールで返り(曲がり)が硬めですが、コローは薄いマリンソールで返りが非常に良いのが特徴です。
この「返りの良さ」は、多少サイズが大きくても踵がついてきやすいというメリットにもなりますが、それに甘んじて大きいサイズを選ぶと、革が伸びた後に修正不能になります。ミカエルよりも「薄く、軽く、足に密着する」という特性を考慮しましょう。
ベースモデルのバースと共通するフィット感の正解

ご存知の方も多いかもしれませんが、コローはデッキシューズの名作「バース」のソールと木型をそのまま流用して作られたモデルです。
そのため、パラブーツのコローのサイズ感の正解は、実質的にバースのサイズ感と同一と言って間違いありません。バースを愛用しているなら、同じサイズを選べば基本的には問題ありません。
唯一の違いは「シューレース」の有無
ただし、一点だけ決定的な違いがあります。バースは革紐が履き口を一周しており、踵周りの絞りを微調整できます。
しかし、コローはコインローファーのデザインであるため、この調整機能がありません。つまり、バースで「紐を絞ってちょうどいい」と感じているサイズだと、コローでは少し緩く感じる可能性があるのです。
ラスト(木型)の特性を知る
バースやコローに使われているラストは、パラブーツの中では比較的標準的な幅(Eウィズ相当)ですが、甲がやや低めに設定されています。
この「低めの甲」が、紐のないローファーにおいて足の浮きを抑える重要な役割を果たしています。もしバースでハーフサイズ迷った経験があるなら、コローでは小さい方のサイズを選んで、革を馴染ませる戦略をとるのが最も確実です。
レディースモデル特有のバランスや選び方のポイント
近年、女性の間でも「CORAUX F(コロー エフ)」の人気が急上昇しています。メンズモデルとの最大の違いは、サイズ展開だけでなく、女性の足特有の華奢なラインに合わせた設計になっている点です。
男性が「スニーカーから1.5cm以上下げる」のが定石なのに対し、レディースは少し事情が異なります。
実寸サイズをベースにする
女性の場合、スニーカーサイズを基準にするよりも、自分の「足の実寸(裸足の長さ)」をベースに選ぶのが失敗しないコツです。レディースのコローはメンズほど極端なオーバーサイズではないため、実寸に近いサイズ、あるいはそこからマイナス0.5cm程度でジャストフィットすることが多いです。
例えば実寸が23.5cmの方なら、UK4.5(24.0cm相当)だと少し緩く、UK4.0(23.5cm相当)がジャストになるイメージですね。
ソックスとの相性を考える
女性はパンプス用の浅履きソックスから、厚手のトラッドな靴下まで、合わせるソックスの幅が広いです。コローはアンライニングで馴染みが良いため、最初から厚手のソックスで合わせようとすると、革が伸びた後に素足で履けなくなってしまいます。
基本的には「薄手のソックスか素足」でジャストになるサイズを選び、伸びてきたら中敷きや厚手の靴下で対応するのが、長く愛用するための賢い選択です。
小次郎の豆知識:レディースのサイズ換算
パラブーツのレディース表記は少し特殊です。UK3.0(22.5cm)、UK4.0(23.5cm)のように、UKサイズに+19.5〜20をすると大よその日本サイズになります。ぜひ参考にしてみてください。
パラブーツのコローのサイズ感に関する悩みと解決策

どれだけ情報を集めても、いざ自分の足を靴に入れると「本当にこれで大丈夫かな?」と不安になるものです。ここでは、甲高幅広な日本特有の悩みや、ローファー宿命の「踵抜け」など、具体的な悩みに対する解決策を深掘りしていきましょう。
甲高や幅広な足型でも痛くない調整
日本人の足型に多い「甲高幅広」。コローを試着した際、横幅が締め付けられて痛かったり、甲のサドル部分が食い込んで赤くなったりすることがあります。ここで焦ってサイズを上げてしまうと、長さが余ってしまい、後で後悔することになります。
レングス(長さ)を優先する
靴選びの鉄則ですが、幅や甲は革を伸ばすことで調整可能ですが、靴自体の長さは変えられません。踵を靴の後端に合わせたとき、つま先に5mm〜10mm程度の適度な余裕があるなら、横のキツさは「馴染み」の範囲内です。
ヴォイルレザーは油分が多く柔軟なため、他の革靴に比べても幅の広がりが顕著です。最初の1週間は短時間の外出に留めるなどして、少しずつ自分の足の形に革を「形状記憶」させていきましょう。
専門家によるストレッチの活用
どうしても甲が痛くて耐えられない場合は、無理をせず靴修理店に相談するのも手です。「ポイントストレッチャー」という道具を使えば、特定の箇所だけをピンポイントで広げることが可能です。
自分で無理に履き続けて足を痛めてしまうより、プロの手を借りて快適なスタートを切るのも賢い選択ですよ。正確なサイズ選びの指標については、メーカーの公式見解も参考になります(出典:Paraboot 公式サイト)。
踵抜けを防ぎジャストなサイズ感で履きこなす方法

「コローを買ったけど、歩くたびに踵がパカパカ浮いてしまう」……これはローファー愛好家が最も恐れる事態です。コローはソールがラバー(マリンソール)でできており、レザーソールに比べて少し重量があるため、フィッティングが甘いと自重で踵が置いていかれやすくなります。
ソールの「返り」を育てる
新品の靴はソールが真っ直ぐで硬いため、足の動きに合わせて曲がってくれません。これが踵抜けの大きな原因です。履く前に、手で靴の前後を持って、グイグイと逆U字に曲げてあげてください。
ソールの屈曲性が良くなるだけで、驚くほど踵が足についてくるようになります。また、ヴォイルレザーが柔らかくなって足の甲をしっかり押さえられるようになると、自然と踵の浮きも解消されていきます。
タンパッドによる押し下げ
もしサイズがわずかに大きく、甲の部分に隙間があるせいで踵が抜ける場合は、「タンパッド」の使用が効果的です。靴のベロ(甲の裏側)に厚手のパッドを貼ることで、足を下方向に押し付け、踵をバックカウンター(踵の芯)に密着させることができます。インソールを入れるよりも履き心地の変化が少なく、見た目も変わらないため非常におすすめのテクニックです。
関連記事:革靴のかかとが浮く原因と自分でできる解消法まとめ【結び方・詰め物・修理店】
ラギッドなコローレイドのフィット感と通常版との違い
最近注目を集めているのが、厚底の「レイドソール(RAID SOLE)」を装着した「CORAUX RAID(コローレイド)」です。

ボリューム感があり、カジュアルな装いにぴったりの一足ですが、サイズ感については通常モデルよりもさらに慎重になる必要があります。
ソールの剛性とフィッティングの関係
レイドソールは通常の薄いマリンソールに比べて厚みがあり、その分だけソールの返りが硬くなります。
先ほど説明した通り、ソールの返りが悪いと踵が抜けやすくなるため、レイドモデルを選ぶ際は、通常モデル以上に「踵のホールド感」を重視してください。サイズを迷ったら、まず小さい方を試すのが鉄則です。
見た目のボリュームに惑わされない
外見がゴツいため、中も広いような錯覚に陥りますが、使われている木型は通常のコローと同じです。厚底だからといってサイズを変える必要はありませんが、ソールの硬さを考慮して、最初は特にタイトに感じるかもしれません。
しかし、履き込むことでソールが馴染めば、そのクッション性の高さから、通常モデル以上に長時間の歩行が楽になるというメリットもあります。この「馴染んだ後の快適さ」を信じて、妥協のないサイズ選びをしてください。
きつい場合や緩い時のインソールによる調整

「通販で買ったけど、どうしても微妙にサイズが合わない」という時も、諦めるのはまだ早いです。コローはシンプルな構造ゆえ、市販の調整グッズとの相性が非常に良いんです。状況に合わせた最適なリカバリー方法を知っておきましょう。
| 状態 | 推奨グッズ | 調整のポイント |
|---|---|---|
| 全体的に1サイズほど大きい | フルインソール(レザー製) | 厚みのある革製の中敷きを入れることで、底上げをして全体的な密着度を高めます。 |
| 長さはいいが甲が余る | レザータンパッド | 甲の裏に貼るだけで、足を固定。 踵抜け防止に最も効果的で、見た目も損ないません。 |
| 踵だけが少し緩い | ヒールグリップ | 踵の履き口に貼るスエード調のパッド。 摩擦を増やして物理的に抜けを防ぎます。 |
| きつすぎて足が痺れる | シューストレッチャー | 数日間セットしておくことで、革を物理的に引き伸ばします。 デリケートクリームとの併用がおすすめ。 |
インソール選びの注意点
コローにインソールを入れる場合、なるべく「本革製」のものを選んでください。せっかくのアンライニングによる通気性や足馴染みが、ビニール製の安価なインソールで損なわれてしまうのはもったいないからです。
また、コローは履き口が浅いデザインなので、厚すぎるインソールを入れると踵が浅くなりすぎて、逆に脱げやすくなることがあります。2mm〜3mm程度の薄手のものから試すのがセオリーですね。
関連記事:革靴にインソールを入れるべき理由【疲れやサイズを改善する選び方】
【総括】パラブーツ・コローのサイズ感まとめ
パラブーツのコローは、その軽快な見た目とは裏腹に、サイズ選びには革靴としての深い知識と少しの「覚悟」が必要な靴です。スニーカーサイズから1.5cm以上下げるという大胆な選択、そしてヴォイルレザーの伸びを見越したタイトフィッティング。
今回ご紹介した内容は、多くの靴好きや私自身の経験に基づく一般的な目安です。足の形は千差万別ですので、もし不安がある場合は、公式サイトのサイズガイドを確認したり、専門のシューフィッターがいる実店舗で足を計測してもらうことを強くおすすめします。
最終的な判断は自己責任となりますが、この記事があなたのサイズ選びの迷いを晴らす一助となれば幸いです。一生モノの相棒となるコローを、最高のサイズ感で手に入れてくださいね!
