こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!
パラブーツをいざ買おうとした時や、手持ちの靴をフリマアプリに出品しようとした時、意外と困るのがサイズ表記の場所ですよね。
フランスの名門ブランドということもあって、国産の靴とは表記の仕方も場所もちょっと違います。この記事では、パラブーツのサイズ表記の場所はどこにあるのかという疑問から、その数字の読み方、さらにはモデルごとの特徴まで詳しく解説していきます。
初めてパラブーツに触れる方でも、この記事を読み終わる頃には迷わずサイズを特定できるようになりますよ。
パラブーツのサイズ表記場所はどこか【モデル別特徴】

パラブーツは「一生履ける靴」と言われるほど丈夫ですが、そのためには自分にぴったりのサイズを知ることが何より大切です。まずは、モデルによって異なる表記場所の「正解」を一つずつ紐解いていきましょう。
シャンボードやミカエルといった定番から、夏に欠かせないデッキシューズまで網羅的にカバーしていきますね。
シャンボードのサイズ表記がある位置と刻印の見方
パラブーツの顔とも言えるシャンボード(CHAMBORD)。この靴のサイズ表記を探すなら、まずは靴の内側、特に「くるぶし周辺」をじっくり見てみてください。
具体的には、靴を履いた時に足の側面が当たるライニング(内張り)の側面部分にインクでスタンプされています。

シャンボードはノルヴェイジャン製法という非常に堅牢な作りをしていますが、その頑丈なアッパーの内側、ちょうど土踏まずから踵にかけてのラインのどこかに数字が打たれているはずです。
基本的には右足・左足の両方にありますが、長年履き込んでいると、足との摩擦によってどちらかが薄くなっていることも珍しくありません。もし片方で見つからなければ、もう片方も確認してみてくださいね。
数字と記号の組み合わせに注目
スタンプには通常、2段に分かれた数字が記されています。上段(または左側)にあるのがサイズを示す数字で、下段(または右側)にあるのが製造番号です。
シャンボードで特に注意したいのが、ハーフサイズの表記です。例えば「7.5」を探しているのに、「7 /」や「7 -」という表記になっていて戸惑う方が多いのですが、このスラッシュ(/)やハイフン(-)は「0.5(ハーフ)」を意味しています。つまり「7/」は「7.5」ということですね。これを知らないと、「サイズ7かな?」と勘違いして、後でサイズが合わずに後悔することになりかねません。
シャンボードは甲が高く設計されているため、踵が浮きやすい(ヒールスリップ)特性があります。そのため、踵の真後ろにサイズ表記があると、摩擦で一瞬で消えてしまいます。側面にあるのは、少しでも表記を長持ちさせるためのパラブーツなりの工夫なのかもしれませんね。
関連記事:パラブーツのシャンボードのサイズ感選び!失敗しない目安とコツ
ミカエルのライニング側面にあるサイズと製造番号
続いて、エルメスが特注したことでも有名なミカエル(MICHAEL)です。ミカエルはチロリアンシューズという登山靴をルーツに持つモデルで、履き口がガバッと大きく開くのが特徴です。そのため、シャンボードに比べるとサイズ表記は格段に見つけやすいかなと思います。
場所はシャンボードと同じくライニングの側面ですが、開口部が広いため、わざわざペンライトで照らさなくても自然光だけで十分に視認できるはずです。ミカエルを中古で探している時、写真でサイズを確認しやすいのもこの「見やすさ」のおかげですね。
スタンプの構成もシャンボードとほぼ同じですが、ミカエルは歴史が長いため、製造年代によってスタンプのフォントや色が微妙に異なることがあります。現行品は黒いインクが多いですが、少し古いものだと茶色っぽくなっていたり、刻印が深かったりすることもあります。
製造番号から読み取れるストーリー
サイズの横に並んでいる6桁から7桁の製造管理番号は、その靴がどの工場で、いつ頃のロットで作られたかを管理するためのものです。私のような革靴好きにとっては、この番号がしっかり残っているだけで「大事に履かれてきたんだな」と嬉しくなってしまいます。
ミカエルはアッパーの面積が広く、ライニングにかかるストレスも分散されやすいため、比較的このスタンプが綺麗に残っている個体が多い傾向にあります。もしこの番号が完全に消えてしまっている場合は、かなりハードに履き込まれたか、サイズが合わずに内部で足がかなり動いていた可能性を疑ってみるのも、良い靴選びのコツですよ。
デッキシューズのバースはタン裏のタグをチェック
夏の定番、バース(BARTH)やコロー(CORAUX)といったマリンラインは、これまでのモデルとは全く異なる場所にサイズが隠されています。
これらのモデルは、海辺での使用や素足での着用を想定して作られているため、裏地(ライニング)がない「アンライニング仕様」が一般的です。そのため、側面にスタンプを押すスペースがありません。
正解は、「タン(ベロ)の裏側」です。

靴紐を緩めて、甲を覆っている革の裏側をめくってみてください。そこには革に直接白いインクでプリントされているか、あるいは小さな白い布タグが縫い付けられています。
バースはフランス海軍に採用されていた歴史もあり、実用性を重視した作りになっているため、表記も非常にシンプルです。タグにはサイズ(例:UK 7)とともに、「MADE IN SPAIN」などの生産国表記が一緒に記載されていることが多いですね。
バースの表記は「プリント」であることが多いため、素足で履いていると足の甲との摩擦や汗の影響で、シャンボードなどよりもずっと早く消えてしまいがちです。
中古で購入を検討している場合は、タン裏の画像が掲載されているか、あるいは出品者にサイズを再確認することを強くおすすめします。プリントが消えてしまうと、後からサイズを特定するのが非常に難しくなるからです。
アヴィニョンやウィリアムのサイズ表記場所を特定
フランス本国で一番売れていると言われるアヴィニョン(AVIGNON)や、ダブルモンクのウィリアム(WILLIAM)。これらのモデルも、基本的にはライニングの側面(くるぶし付近)にサイズ表記があります。

特にアヴィニョンは、シャンボードよりもシュッとしたドレッシーな木型を採用していますが、内側の作りはパラブーツらしい堅実なものです。ウィリアムの場合は、サイドに2つのバックルとストラップがあるため、内側の革の重なりが複雑になっています。
そのため、表記はストラップの付け根付近や、少し後ろ寄りの平らな面に見つかることが多いですね。パラブーツの靴は「リスレザー」という油分を多く含んだ革を使っているため、スタンプが少し滲んで見えることもありますが、それもまた味の一つかなと思います。
インソールに刻印があるケースも?
基本は側面ですが、極稀に、あるいは過去の限定モデルなどでは、インソールの踵部分にサイズが直接刻印されているケースもあります。
ただ、パラブーツのインソールは履き込むほどに飴色に変化し、ロゴすらも薄くなっていくため、ここにあるサイズ表記を読み取るのは至難の業です。もし「側面に見当たらない!」と思ったら、まずはインソールの汚れを軽く拭き取って、光の角度を変えながら探してみてください。
ウィリアムのようなボリュームのある靴は、内側の影が濃くなりやすいので、しっかり光を当てて確認するのがポイントですよ。
関連記事:パラブーツのアヴィニョンはダサい?評判やコーデの正解を解説
UKサイズとEUサイズの違いや読み方のポイント
パラブーツのサイズ選びを「迷宮」にさせている最大の要因が、UKサイズとEUサイズが混在していることですよね。私も最初は「なんでフランスのブランドなのにイギリスのサイズを使ってるの?」と不思議に思いました。
一般的に、シャンボードやアヴィニョンなどの主要なメンズモデルはUKサイズ(インチ)を採用しています。一方、レディースモデルやミカエルの一部、あるいはサンダル類などはEUサイズ(フレンチサイズ)で表記されることが多いんです。この2つを混同すると、全く合わないサイズを買ってしまうことになるので注意が必要です。
| UK表記 | EU表記 | 日本サイズ目安(cm) | 特徴・アドバイス |
|---|---|---|---|
| UK 5 | 39 | 23.5 - 24.0 | 小足の方や女性のゆったり履きに |
| UK 6 | 40 | 24.5 - 25.0 | 日本人男性の標準よりやや小さめ |
| UK 7 | 41 | 25.5 - 26.0 | シャンボード等で非常に多いサイズ |
| UK 8 | 42 | 26.5 - 27.0 | スニーカーで27.5〜28cmの方に |
| UK 9 | 43 | 27.5 - 28.0 | 大柄な方や甲高の方のゴールデンサイズ |
パラブーツの公式でも紹介されていますが、サイズ感はモデルによっても異なります。例えばミカエルは捨て寸が短いため、シャンボードと同じUKサイズを選んでも履き心地が全く違います。
自分が「今見ている表記がUKなのかEUなのか」を判断するには、数字の大きさを目安にしましょう。1桁(5〜10程度)ならUK、2桁(38〜45程度)ならEUサイズです。
消えかけた表記を特定するアウトソール実測メソッド
「古着屋で見つけたヴィンテージのパラブーツ、サイズ表記が完全に消えていて分からない…」そんな絶望的な状況でも諦めないでください。パラブーツには、アウトソールの全長からサイズを逆算するという「最終手段」があります。
パラブーツ自慢の自社製ラバーソールは、サイズごとに金型が決まっています。そのため、ソールの端から端までの長さを測れば、ある程度のサイズが絞り込めるんです。
もちろん、ソールの削れ具合や個体差はありますが、大きな目安になりますよ。測る際は、靴を平らな場所に置き、つま先の先端から踵の最後尾までを直線で計測してください。
代表モデルのアウトソール全長目安(UKサイズ)
※ミカエルの場合はシャンボードよりも全長が数ミリ短くなる傾向があります。また、ノルヴェイジャン製法のウェルト(張り出し部分)の幅によっても変わるため、あくまで参考値として活用してくださいね。
この方法は、フリマアプリなどでサイズ表記が不明な商品が出品されている時に、「ソールの全長は何センチですか?」と質問するのにも役立ちます。もし全長が28.5cmなら、「あ、これはUK7前後だな」と推測できるわけです。出品者さんもサイズが分からなくて困っていることが多いので、この実測値は双方にとって非常に貴重な情報になります。
パラブーツのサイズ表記の場所はどこ?真贋やサイズ感

サイズ表記の場所を特定できたら、次はその情報がどれくらい信頼できるのか、そして自分の足にどうフィットするのかを考えていきましょう。
パラブーツは一生物の買い物ですから、ここの理解を深めることが、最高の相棒に出会うための鍵となります。ここでは、私自身の経験も踏まえつつ、より実践的な「サイズ選びの知恵」と「真贋の見極め方」を深掘りしていきますね。
失敗しないサイズ選びとスニーカー換算
パラブーツを初めて買う人が最も驚くのが、「スニーカーサイズとの乖離」です。一般的なスポーツスニーカー(ナイキやアディダス、ニューバランスなど)のサイズ感でパラブーツを選ぶと、まず間違いなく1cm以上大きなものを買ってしまうことになります。
私の場合、ナイキのスニーカーは27.5cm(US9.5)がジャストですが、パラブーツのシャンボードはUK7(25.5cm相当)を履いています。実に2cmも表記上の差があるんです。
パラブーツの木型は全体的にボリュームがあり、特に幅と甲にゆとりがあるため、数値以上に大きく感じます。理想的な選び方は、「スニーカーのサイズからマイナス1.0cm〜1.5cm」を基準にすることです。
「沈み込み」を計算に入れるのが上級者
パラブーツのノルヴェイジャン製法は、中底の下にたっぷりとコルクが詰められています。履き込むうちにこのコルクが自分の足の形に潰れ、さらにアッパーの「リスレザー」も伸びて馴染んできます。
つまり、「新品の時に少しキツいかな?」と感じるくらいが、半年後のジャストサイズなんです。逆に、試着した時に「ちょうどいい、楽だな」と感じるサイズは、半年後にはガバガバになってしまう可能性が高いので注意してください。踵がスポスポ抜けるパラブーツほど歩きにくいものはありませんからね。
中古購入やフリマ出品時に役立つ真贋判定のコツ

パラブーツのような高価な靴を中古市場で購入する際、一番怖いのはコピー品の存在です。実は、サイズ表記のスタンプには本物を見分けるための「職人の息吹」が宿っています。
本物のパラブーツのスタンプは、専用のインクを用いて丁寧に押されています。革の毛穴の奥までインクが浸透しており、手で触れても凹凸をあまり感じません。一方で、安価なコピー品は表面に安っぽいプリンターで印字したような質感をしています。
爪で軽くこすって剥がれるようなものは、まず疑ったほうがいいでしょう。また、「サイズ表記のフォント」も重要です。本物は少し無骨でクラシックな、それでいて視認性の高い独特のフォントを使っています。
ネットで本物の画像を検索して、数字の「7」や「4」の形をじっくり比較してみてください。小さな違いが大きな真実を教えてくれます。
最近のコピー品は非常に精巧になっています。サイズ表記だけでなく、緑色のブランドタグ(ピスネーム)の縫い付けの丁寧さや、ソールの刻印の鮮明さなども併せて確認してください。
もし可能であれば、箱のシリアルラベルと靴内部の番号が一致しているかを確認するのが最も確実な方法の一つですよ。
関連記事:パラブーツの偽物の見分け方!並行輸入やメルカリでの注意点解説
ヴィンテージに見られるデカタグや金箔押しの特徴
パラブーツ好きの間で珍重されるのが、1980年代から90年代前半にかけて作られた「デカタグ」と呼ばれるモデルです。
この時代の靴は、現行品よりもさらに肉厚な革が使われていたりして、マニアにはたまらない魅力があります。そして、この時代のサイズ表記もまた、現行品とは異なる趣を持っています。
最大の違いは、スタンプではなく「ゴールドの箔押し(金文字)」が使われている個体があることです。暗い靴の内側でキラリと光る金色のサイズ表記は、今の実用本位なスタンプとは一線を画す高級感があります。
また、表記の場所もくるぶし付近ではなく、より踵に近い位置にあったり、表記自体が非常に大きかったりすることもあります。もしあなたが古着屋で金文字のパラブーツを見つけたら、それは貴重なヴィンテージである可能性が高いですよ。
デカタグ時代のサイズ感に注意
ヴィンテージ品を狙う際に気をつけたいのが、現行品とサイズ感が微妙に異なる場合があることです。昔のパラブーツは今よりもさらに個体差が大きく、同じUK7でも現行品よりタイトだったり、逆に大きかったりすることがあります。
表記場所を確認して自分のサイズだと確信しても、できれば実測値(全長・全幅)を確認するか、実際に足を通してみるのが一番の失敗回避術です。古い革は乾燥していることもあるので、表記の確認とともに革の状態もしっかりチェックしてくださいね。
表記を消さないためのライニングのお手入れと注意点

サイズ表記は、いわばその靴の「身分証明書」です。これが消えてしまうと、将来もし手放すことになった時に価値が大きく下がってしまいます。サイズ表記を鮮明に保つためには、日頃のメンテナンスに少しだけコツが必要です。
一番の天敵は、強力な「ステインリムーバー(汚れ落とし)」です。アッパーの汚れを落とすついでに、靴の内側までリムーバーを染み込ませた布でゴシゴシ拭いてしまう人がいますが、これはNG。
リムーバーに含まれる溶剤はスタンプのインクを簡単に溶かしてしまいます。内側の汚れが気になる時は、固く絞った布で水拭きするか、スタンプ部分を避けてデリケートクリームを薄く塗る程度に留めましょう。
実は、足をしっかりホールドすることも表記を守ることに繋がります。靴の中で足が遊んでしまうと、その分だけ摩擦が増えてスタンプが削れてしまうからです。ジャストサイズを選び、紐をしっかり締めて履くことが、結果としてサイズ表記を長持ちさせる最高の方法なんですね。
パラブーツのサイズ表記の場所はどこ?見分け方のまとめ
さて、ここまでパラブーツのサイズ表記の場所はどこか、そしてその情報をどう活用すべきかについて詳しく解説してきました。最後に、今回の重要ポイントをギュッと凝縮して振り返っておきましょう。
パラブーツのサイズ選びは、最初は少し複雑に感じるかもしれません。でも、自分の正しいサイズと、その表記がどこにあるかを知っていれば、ネットでの買い物や中古品の掘り出し物探しが格段に楽しく、そして安全になります。
「パラブーツのサイズ表記の場所はどこだろう?」と悩んだ時は、ぜひこの記事の各セクションを読み返してみてください。きっと、あなたにぴったりの一足を見つける助けになるはずです。
正確な製品仕様やサイズガイドについては、念のため(出典:Paraboot Official Site "CHAMBORD" Product Page)などで最新の情報を確認することもお忘れなく。特に別注モデルなどは独自の表記ルールがある場合もありますからね。

