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革靴

パラブーツのアヴォリアーズを解説【成り立ち・類似モデルとの違い】

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こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!

フランスの名門ブランドであるパラブーツ。その中でも、ひときわ無骨で存在感を放っているのがマウンテンブーツのアヴォリアーズですよね。

アヴォリアーズのパラブーツに興味を持ったものの、本格的な登山靴のような見た目から、サイズ選びに迷ったり、街中で履くには厚底のボリュームがダサいと思われないか不安に感じたりしている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、私が実際に調べたり触れたりして感じたアヴォリアーズの魅力や、後悔しないための選び方のポイントを分かりやすくまとめてみました。これを読めば、あなたの足元にぴったりの一足が見つかるはずですよ。

ポイント

  • アヴォリアーズが持つ歴史的背景とノルヴェージャン製法の仕組み
  • 失敗しないためのサイズ選びの目安とスニーカーとの比較
  • 街歩きを格上げするメンズ・レディース別のコーデ術
  • リスレザーを美しく保つための正しい手入れとエイジングの楽しみ方

アヴォリアーズとパラブーツの歴史と機能美

アヴォリアーズとパラブーツの歴史と機能美
革の小部屋

パラブーツを代表するブーツとして知られるアヴォリアーズですが、その裏側には深い歴史と、職人技が光る驚きの機能性が隠されています。

単なるファッションアイテムとしてではなく、一足の「道具」としての完成度がなぜこれほど高いのか。まずは、この靴がなぜこれほどまでに愛されているのか、そのルーツと作りの凄さについて私なりに深く紐解いていきたいと思います。

ポイント

  • ガリビエから継承された本格登山の歴史
  • ノルヴェージャン製法が生む高い防水性
  • リスレザーのエイジングと手入れのコツ
  • ジャンヌソールが実現する快適な履き心地
  • 厚底のボリュームはダサいか魅力を検証

ガリビエから継承された本格登山の歴史

アヴォリアーズを語る上で絶対に避けて通れないのが、かつて存在した伝説の名門登山靴ブランド「ガリビエ(Galibier)」の存在です。

実は、アヴォリアーズはもともとパラブーツの兄弟ブランドであり、登山専用ラインであったガリビエから誕生したモデルなんですね。1920年代から続くアルピニズムの黄金時代、モーリス・エルゾーグやリオネル・テレイといった伝説的な登山家たちが未踏の峰々に挑む際、その命を預ける道具として選んでいたのがガリビエのブーツでした。

ガリビエはフランスのアルプス山脈、シャモニーの地で磨かれた技術の結晶であり、アヴォリアーズはその「アプローチシューズ(登山口までの山道を歩くための靴)」としての設計思想を色濃く受け継いでいます。

ハイテク素材の台頭により一時は市場から姿を消していましたが、2007年に熱狂的なファンの声に応える形でパラブーツネームで復刻されました。

ノルヴェージャン製法が生む高い防水性

ノルヴェージャン製法が生む高い防水性
雨天時のアヴォリアーズ

アヴォリアーズのアイデンティティであり、その堅牢性を支える根幹技術が「ノルヴェージャン製法」です。この製法は、もともと雪山を歩くための登山靴やスキー靴のために開発されたもので、数ある靴の製法の中でもトップクラスの防水性と堅牢性を誇ります。

一般的な高級紳士靴に用いられるグッドイヤーウェルト製法と決定的に違うのは、ウェルトを「L字」に折り曲げてアッパー(甲革)の外側に縫い付けている点です。

このL字のウェルトが、アッパーとソールの隙間を物理的に塞ぐ「堤防」のような役割を果たします。そのため、激しい雨や深い雪の中を歩いても、縫い目から水が浸入するのを極限まで抑えてくれるんです。

また、アッパーの横に露出した極太のステッチは、視覚的にも非常にパワフルで、手仕事の温かみと無骨な機能美を同時に感じさせてくれます。この製法は非常に手間がかかるため、現在ではパラブーツのように自社工場で安定して生産できるブランドは世界でも稀有な存在となっています。

ノルヴェージャン製法の圧倒的な優位性

  • 水の侵入経路を物理的に遮断するL字ウェルト構造
  • 極太の糸で縫い上げることで得られる驚異的な耐久性
  • ソール交換(オールソール)が何度も可能で、20年スパンの愛用が可能
  • 視覚的なアクセントとなる独特のステッチワーク

過酷な環境に耐える「ガセットタン」構造

製法だけでなく、ディテールにも抜かりがありません。アヴォリアーズは、靴の「ベロ(タン)」の部分がアッパーと一体になった「ガセットタン(袋ベロ)」構造を採用しています。

これにより、タンの脇から小石や砂、あるいは雨水が入り込むのを完全にシャットアウトします。これはまさに、かつての登山家たちが命を守るために必要とした本格スペックそのものです。こうした機能一つ一つが積み重なって、街履きとしても最強の安心感を生んでいるんですね。

リスレザーのエイジングと手入れのコツ

リスレザーのエイジングと手入れのコツ
アヴォリアーズと手入れ

アッパーに使用されている「リスレザー(Lisse Leather)」は、パラブーツを象徴する特別な素材です。

「フランスの宝石」とも称されるこの革は、なめしの工程で通常の革よりもはるかに多くの油分を含ませる「オイルドレザー」の一種です。この高濃度の油分こそが、革を柔軟に保ち、天然の撥水性を発揮する秘訣です。

リスレザー特有の現象として、新品時や長期間保管した際に白い粉のような「ブルーム」が浮き出ることがあります。これは革の内部にまで染み込んだロウ分や油分が気温の変化で表面に析出したもので、これこそが革が健康で油分をたっぷり保持している証拠です。

決してカビではないので安心してくださいね。このブルームを馬毛ブラシで丁寧にブラッシングしてあげると、摩擦熱で油分が革に戻り、言葉では言い表せないほどの深い光沢が生まれます。このエイジングこそが、アヴォリアーズを育てる最大の醍醐味と言えるでしょう。

ケアの頻度必要な手入れ内容
履いた後毎回馬毛ブラシでのブラッシング(埃落としと油分移動)
1〜2ヶ月に1回汚れ落としと、必要に応じたデリケートクリームの塗布
数ヶ月に1回純正のシュークリームでの補色と栄養補給

手入れで「一生モノ」に育てる楽しみ

リスレザーは元々油分が非常に多いため、頻繁にオイルを塗りすぎる必要はありません。むしろ、過度なオイルアップは革を柔らかくしすぎて型崩れを招く原因にもなります。

基本は「履いたら磨く」というブラッシング主体のケアで十分。長年使い込むことで、傷やシワさえもが味わい深い表情に変わり、世界に一足だけのあなただけのヴィンテージ・アヴォリアーズへと成長していきます。パラブーツは自社工場でのリペア体制も整っているため、メンテナンス次第で本当に一生モノになりますよ。

ジャンヌソールが実現する快適な履き心地

「パラブーツ」という名前の由来が、天然ラテックスを輸入するブラジルの「パラ(Para)港」にあることからも分かる通り、このブランドはラバーソールに対して並々ならぬこだわりを持っています。

アヴォリアーズに採用されている「ジャンヌソール(JANNU SOLE)」は、まさにその歴史の集大成です。登山靴らしい無骨なラグパターン(凸凹)を持ちながら、街中での歩行性能を極限まで高めた傑作ソールです。

このソールの驚くべき点は、その「柔らかさ」にあります。見た目の重厚感からは想像もつかないほどクッション性が高く、一歩踏み出すごとに地面からの衝撃を優しく吸収してくれます。

硬いビブラムソールなどを採用した他社のマウンテンブーツと比べると、その差は歴然です。アスファルトの上を長時間歩いても足が疲れにくいため、旅行やショッピングなど、都会のコンクリートジャングルを歩き回る際にも最高のパフォーマンスを発揮してくれます。

また、自社生産だからこそできる天然ゴムの配合バランスにより、濡れた路面やマンホールの上でも滑りにくいという、雨の日の実用性も兼ね備えています。

自社製造だからこそ可能な「ソール交換」の安心感

パラブーツは、靴のアッパー(甲革)だけでなく、ソールそのものも自社工場で一貫生産している世界でも極めて珍しいメーカーです。これにより、ソールが摩耗した際も、純正のジャンヌソールでの交換修理が可能です。

パラブーツ公式の発表によれば、適切なメンテナンスと修理を行うことで、長期間の使用が可能であるとしています(参考:Paraboot Official 'Restoration services')。

純正ソールで修理し続けることで、購入時の絶妙な履き心地のバランスを損なうことなく、何十年も愛用できるのはオーナーとして大きな安心感に繋がりますね。

厚底のボリュームはダサいか魅力を検証

厚底のボリュームはダサいか魅力を検証
厚底ブーツ

アヴォリアーズのようなボリュームのあるブーツに対して、「少し厚底すぎてダサいのではないか」「足元だけ浮いてしまわないか」と心配する声もたまに耳にします。しかし、私の見解は全くの逆です。

この「適度なボリューム感」こそが、今のファッションシーンにおいて圧倒的な「洒落感」を生むポイントだと考えています。近年のトレンドであるリラックスフィットの服装やワイドパンツに対して、華奢な靴を合わせるとどうしてもアンバランスになりがちですが、アヴォリアーズならそのボリュームが下支えとなり、全身のシルエットを綺麗に整えてくれるんです。

また、厚底といっても単に背を高く見せるためのものではなく、登山靴としての機能を追求した結果のデザインです。その背景にある「本物感」が、単なるファッションブーツにはない奥行きと説得力をコーディネートに与えてくれます。

さらに、アヴォリアーズはシャンボードなどと同じく、つま先が適度にシェイプされた「シャモニーラスト」を使用しているため、正面から見た時の印象は驚くほどスマート。

横から見た時の重厚感と、正面から見た時の洗練された表情のギャップこそが、この靴が「ダサい」どころか、大人のワードローブに欠かせない名作とされる理由です。

アヴォリアーズのボリュームが支持される理由

  • ワイドパンツやオーバーコートとのバランス調整に最適
  • 登山靴由来の「本物」のディテールが持つ圧倒的な説得力
  • シャープなつま先設計による、ドレスライクな洗練された表情
  • 身長を自然に高く見せ、スタイルアップ効果が期待できる

結局のところ、スタイルに「一本筋を通してくれる」のがアヴォリアーズの魅力なんですよね。

流行に左右されず、自分なりのこだわりを持って「良い道具」を選んでいるという姿勢が、履く人の品格を底上げしてくれます。一度そのバランス感に慣れてしまうと、他の薄い靴では物足りなく感じてしまうほど、中毒性のある美しさがそこにはあります。

関連記事:革靴の厚底がダサい理由【バレずに盛れるブランドと大人のコーデ術解説】

アヴォリアーズとパラブーツを履きこなす選び方

アヴォリアーズとパラブーツを履きこなす選び方
革の小部屋

アヴォリアーズの魅力が分かったところで、次に直面するのが「どうやって自分にぴったりの一足を選ぶか」という実用的な悩みです。

フランス靴特有のサイズ表記や、厚手のソックスを履くかどうかの判断など、後悔しないための選び方のポイントを深掘りしていきましょう。パラブーツは一生モノだからこそ、最初のサイズ選びが何よりも重要ですよ。

ポイント

  • 失敗しないサイズ感とスニーカーとの比較
  • シャンボードやミカエルとのサイズの違い
  • デニムからスラックスまで合うメンズコーデ術
  • 女性に人気のレディースモデルと着こなし
  • ダナーとの比較で分かる街履きとしての魅力

失敗しないサイズ感とスニーカーとの比較

失敗しないサイズ感とスニーカーとの比較
アヴォリアーズとスニーカー

アヴォリアーズのサイズ選びで最も重要な鉄則は、「普段履いているスニーカーのサイズをそのまま当てはめないこと」です。革靴、特にパラブーツのような海外ブランドの靴は、スニーカーとは寸法の基準(ラストの設計)が全く異なります。

多くのスニーカーは内部にクッション材が詰まっているため、表記サイズよりも内寸が小さめですが、アヴォリアーズは堅牢な革で作られた空間そのものが表記サイズに近い感覚になります。

一般的に、アヴォリアーズを選ぶ際は、普段履いているスニーカー(ナイキやニューバランス等)のサイズから0.5cm〜1.0cmほどサイズダウンして検討するのが失敗の少ない方法です。

革靴は履き込むうちに中底のコルクが足の形に合わせて沈み込み、アッパーの革も伸びて馴染んできます。新品の時に「少し余裕があるかな?」と感じるサイズを選んでしまうと、数ヶ月後にはかかとが浮いて歩きにくくなってしまう可能性が高いんです。

スニーカー(JP表記)アヴォリアーズ推奨(UK表記)着用感のイメージ
26.0cmUK6.5 〜 7.06.5ならタイト目、7.0なら厚手ソックス可
27.0cmUK7.5 〜 8.08.0を選ぶ人が多い傾向
28.0cmUK8.5 〜 9.0ハーフ下げが安定の選択

厚手のソックスとの相性を考える

アヴォリアーズはマウンテンブーツですので、冬場に厚手のウールソックスを合わせて履きたいという方も多いでしょう。その場合は、あまりタイトすぎると血行が悪くなって足が冷えてしまいます。

基本はハーフサイズダウン(0.5cm下げ)を基準にしつつ、薄手のソックスメインならワンサイズダウン(1.0cm下げ)を検討するのが良いでしょう。理想は「きつい握手(Firm Handshake)」くらいの圧迫感。これが数回の着用で「手袋のような包み込み(Glove-like hug)」に変われば、大成功のフィッティングです。

シャンボードやミカエルとのサイズの違い

シャンボードやミカエルとのサイズの違い
ミカエルとシャンボード

パラブーツの定番モデルである「シャンボード」や「ミカエル」をすでに持っている方は、それを基準に考えると非常にスムーズです。しかし、実はアヴォリアーズのサイズ感はこれら2モデルとも微妙に異なります。

結論から言うと、アヴォリアーズは「シャンボードよりも甲が低く、ミカエルよりもホールド感が強い」という特性があります。

シャンボードは非常に甲が高く設定されているため(特に日本人には「甲高」すぎて羽根が閉じきってしまうことが多いモデルです)、シャンボードで苦労した人でも、アヴォリアーズなら標準的な甲の高さでフィットしやすいです。

一方、ミカエルは履き口が広くかかとが抜けやすいため、かなりタイトなサイズを選びがちですが、アヴォリアーズは足首のレースアップ(紐)でしっかりと固定できるため、かかとの浮きを過度に心配する必要はありません。

基本的には「シャンボードと同じサイズ」を基準にしつつ、登山靴らしいボリュームを活かして厚手の靴下を履くならハーフサイズ上げる、という考え方が最も失敗が少ないと言えます。

私の足の実寸は約26.0cmですが、シャンボードはUK7.0(ややタイト目)、ミカエルはUK6.5を履いています。一方のアヴォリアーズはUK7.0を選んでいますが、これが厚手のソックスと合わせて完璧なフィッティングです。足首まで紐で締められる分、短靴よりも多少のサイズ誤差は許容範囲が広いと感じますね。

関連記事:パラブーツのシャンボードのサイズ感選び!失敗しない目安とコツ

ブレイクイン(履き慣らし)の期間を考慮する

アヴォリアーズのリスレザーは厚手で頑丈なため、最初の数回は「足首周りが硬い」と感じるかもしれません。特にタンの折り返し部分が足の甲に当たって痛みを感じることもありますが、これは革が馴染む前の洗礼のようなもの。

8時間ほど履けば体温と動きで革が劇的に柔らかくなり、あなたの足の一部のように変化していきます。最初から楽すぎるサイズを選ばないことが、後で後悔しないための最大のコツです。

デニムからスラックスまで合うメンズコーデ術

アヴォリアーズを街履きとして活用する際、メンズのコーディネートにおいてこれほど頼りになる靴はありません。その汎用性の高さは、マウンテンブーツという枠組みを軽々と超えています。

まずは王道のデニムスタイル。特におすすめなのは、少し太めのセルビッジデニムを2回ほどロールアップし、ブーツのフック部分までしっかり見せるスタイルです。

アヴォリアーズの無骨な質感が、デニムのタフな表情を引き立ててくれます。トップスに重めのニットやバブアーのようなオイルドジャケットを合わせれば、無敵のブリティッシュ・フレンチカジュアルが完成します。

さらに、大人の男性にぜひ試していただきたいのが「きれいめパンツ」とのミックススタイルです。グレーのウールフランネルパンツや、コーデュロイ素材のトラウザーズなど、テクスチャー(素材感)のあるスラックスとアヴォリアーズの相性は抜群です。

デニムからスラックスまで合うメンズコーデ術
ドレスカジュアル

足元をあえてゴツくすることで、コーディネートに「抜け感」と「重厚感」の両方を与えることができるんです。細身すぎるスラックスだと足元だけが強調されすぎてしまうので、ややゆとりのある「クラシックなシルエット」のパンツを選ぶのが成功の秘訣です。

メンズコーデ成功の3か条

  • パンツの丈はハーフクッションかロールアップで、ブーツの存在感を強調する
  • トップスにもボリュームを持たせ(ダウン、オーバーコート等)、足元とのバランスを取る
  • きれいめな素材感のパンツを合わせることで、「ガチの登山客」感を回避する
  • 色は靴の「カフェ(ダークブラウン)」や「ブラック」に合わせてトーンを統一する

女性に人気のレディースモデルと着こなし

最近、感度の高い女性たちの間でパラブーツが非常に注目されていますが、その中でも「あえてアヴォリアーズを選ぶ」という選択が、とても洗練されていて素敵なんです。

レディースのアヴォリアーズは、メンズの堅牢な作りはそのままに、女性の華奢な足元に絶妙なボリュームをプラスしてくれます。これにより、全身のコーディネートに独特のリズムが生まれ、ただ可愛いだけじゃない「自立した大人の女性」のスタイルを演出できます。

女性ならではの着こなしとしておすすめしたいのは、甘めなアイテムとのミックス。例えば、ドレープの綺麗なロングワンピースや、小花柄のスカートなど、あえてフェミニンな服にアヴォリアーズを合わせるんです。

女性に人気のレディースモデルと着こなし
ワンピースとアヴォリアーズ

足元にボリュームが出ることで、全体の甘さが程よく抑えられ(いわゆる「甘辛ミックス」)、都会的で知的な印象になります。また、スキニーパンツやタイトなデニムをブーツインして、足首の細さを強調するようなマニッシュなスタイルも格好いいですね。足元に重厚感がある分、上半身はすっきり見せるのがバランス良く着こなすコツです。

女性に嬉しいメリット

アヴォリアーズは厚みのあるラバーソールを採用しているため、自然に身長が3〜4cmほど高くなり、スタイルアップ効果が非常に高いです。

ハイヒールのような疲れもなく、一日中歩き回れる快適さを維持しながら、美脚効果も狙えるのが人気の理由の一つですね。

ダナーとの比較で分かる街履きとしての魅力

マウンテンブーツの購入を検討していると、必ずと言っていいほど比較対象に上がるのが、アメリカの名門「ダナー(Danner)」のダナーマウンテンライトです。

ダナーとの比較で分かる街履きとしての魅力
ダナー・マウンテンライト 

どちらも世界的な名作ですが、そのキャラクターは驚くほど対照的です。ダナーはまさにアメリカン・ヘリテージ。丸みを帯びたボリュームのあるつま先(ぽってりとしたシルエット)と、Gore-Tex(ゴアテックス)を採用した完全防水機能が魅力の、アウトドアの「優等生」です。

一方のパラブーツ・アヴォリアーズは、フランスらしい「色気」と「洗練」を備えた、街履きとしての頂点を極めた一足と言えます。

最大の違いはシルエットにあります。アヴォリアーズは、ダナーに比べて全体的にスリムで、つま先が少しシャープに設計されています。これにより、ダナーが「直球のカジュアル・アウトドア」に限定されがちなのに対し、アヴォリアーズはジャケットやきれいめのコートといった「ドレス要素のある服装」にも驚くほど自然に溶け込むんです。

また、リスレザーの独特の光沢感も、ダナーのフルグレインレザーに比べてどこか都会的で上品。さらに、自社製のジャンヌソールはダナーのビブラムソールよりも圧倒的にクッション性が柔らかく、舗装されたアスファルトを歩く際の快適さは、アヴォリアーズに一日の長があります。

比較項目パラブーツ アヴォリアーズダナー マウンテンライト
価格¥104,500¥74,800
シルエット細身でシャープ(洗練されている)丸みがありボリューミー(無骨)
防水機能ノルヴェージャン製法+油分多めの革ステッチダウン製法+Gore-Texライニング
ソールの感覚柔らかく、弾力がある(街歩き向き)硬めで、安定感がある(岩場・悪路向き)
主な用途都会的な着こなし、大人のハズし本格トレッキング、直球アメカジ

「ハンサムなマウンテンブーツ」という唯一無二の立ち位置

どちらが良い・悪いではなく、どちらがあなたのライフスタイルに合うか。もしあなたが「週末の本格キャンプにも行くけれど、平日の街歩きやちょっと良いレストランへの食事にも履いていきたい」と考えるなら、アヴォリアーズの持つ汎用性は間違いなく強力な味方になります。

ダナーが持つ「道具としての武骨さ」に対し、アヴォリアーズが持つのは「都会をサバイブするためのエレガンス」。このフランス的なバランス感覚こそが、世界中のファッショニスタを虜にし続けている最大の魅力なんですよね。

一生モノになるアヴォリアーズとパラブーツまとめ

ここまでアヴォリアーズの魅力について、歴史から技術、サイズ選び、そしてコーディネートまで余すところなくお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

パラブーツのアヴォリアーズという選択は、単なるトレンドの靴を買うことではありません。それは、100年以上続くフランスの職人魂を、あなた自身の足元に宿すという体験でもあります。

最初は少し重く、硬く感じるかもしれません。しかし、リスレザーがあなたの熱で柔らかくなり、中底があなたの足形を覚え、鏡のように磨き上げられたアッパーが雨を弾く時、あなたは「あぁ、この靴を選んで本当に良かった」と確信することでしょう。

パラブーツのアヴォリアーズは、あなたの人生の歩みに寄り添い、10年後、20年後にふと足元を見た時、共に刻んできた傷やシワが最高の愛着となって返ってくる、そんな「一生モノ」の相棒にふさわしい靴です。

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