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エドワードグリーンの旧工場の見分け方!ロゴや旧202を徹底解説

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こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!

憧れのブランドであるエドワードグリーンの革靴を中古ショップやオークションサイトで見つけた時、それが伝説の旧工場製かどうかは非常に気になるポイントですよね。

靴好きの間で神格化されている旧202ラストや、独特の意匠であるライニングの小窓、そして流麗な筆記体ロゴといった特徴を正しく知ることで、価値ある一足を見極めることができます。

希少な金枠の有無やMade by表記の有無など、エドワードグリーンの旧工場の見分け方について、私なりに調べた知識を分かりやすくお伝えします。この記事を読めば、目の前の一足がどの時代のものなのか、自信を持って判断できるようになるはずです。

ポイント

  • インソールロゴの書体や表記から年代を特定するコツ
  • ライニングの小窓や手書き文字に隠された秘密
  • 旧202ラスト特有のシルエットと現行品との違い
  • ラルフローレンなどのOEM品に眠る旧工場製の探し方

エドワードグリーンの旧工場の見分け方完全ガイド

エドワードグリーンの旧工場の見分け方完全ガイド
革の小部屋

エドワードグリーンの歴史を辿ると、1995年の工場移転を境に「旧工場」と「現行」に大きく分けられます。まずは、誰でもすぐにチェックできる外観上のポイントから、旧工場製を特定する具体的な方法を詳しく見ていきましょう。

ポイント

  • 筆記体ロゴとMade by表記が旧工場の証
  • 希少な金枠やブロック体ロゴの年代特定法
  • ライニングの小窓仕様で見分ける別注品
  • 手書きのライニング表記とUK・US併記
  • 旧202ラストとショートノーズの識別点

筆記体ロゴとMade by表記が旧工場の証

エドワードグリーンの靴を手に取ったら、まず最初に確認すべきなのがインソールのロゴです。旧工場製の最も分かりやすい特徴は、ブランド名が流れるような「筆記体」で記されていることです。

特に注目してほしいのが、ロゴの下にある一文です。旧工場時代のものには「Made by EDWARD GREEN」と刻印されています。一方で、工場移転後の現行品に近いモデルでは「Made in England」という表記に変わっていることがほとんどです。

黄金期の証である旧グリーンのロゴと特徴
Madebyあり金枠ロゴ:画像出典元

「Made by」という言葉には、当時の職人たちが自分たちの手で作り上げたという強い自負が込められていると言われています。この表記があるだけで、靴好きとしてはテンションが上がってしまいますね。

ロゴが擦れて見えにくい場合もありますが、文字の傾きや線の太さに注目すると、現行の整った筆記体よりも少し有機的で力強い印象を受けるのが旧ロゴの特徴かなと思います。

希少な金枠やブロック体ロゴの年代特定法

筆記体ロゴ以前の、さらに古い時代(1980年代前半まで)には「ブロック体」のロゴが使われていたこともあります。これは非常に珍しく、質実剛健な英国靴らしい雰囲気が漂っています。また、筆記体ロゴを金色の枠で囲った「金枠」と呼ばれる仕様も存在します。

金枠ロゴは、主に高級ラインや特別な別注品に採用されていたもので、中古市場でも非常に人気が高いディテールです。もし金枠で「Made by」表記があれば、それは旧工場製の中でもさらに特別な個体である可能性が高いと言えるでしょう。

金枠のロゴは、当時のワイルドスミス別注やラルフローレンの初期モデルなどで見かけることがあります。見つけた時は、素材の質も併せてチェックしてみるのがおすすめです。

ライニングの小窓仕様で見分ける別注品

インソールのロゴ以上に、マニアが熱い視線を送るのが靴の内部、ライニングの仕様です。特に有名なのが、ライニングの一部が楕円形にくり抜かれた「小窓(ウィンドウ)」と呼ばれるデザインです。

窓枠:画像出典元

この小窓は、主にラルフローレンなどの特定の別注品で見られる仕様で、窓の中にサイズやラスト番号が記されています。自社ブランドの既製靴ではあまり見られない仕様ですが、この小窓がある個体は、その多くが旧工場時代の製造であると判断できる重要な手がかりになります。

小窓の中の素材がキャンバス地だったり、別の色のレザーが使われていたりと、細かなバリエーションを見るのもヴィンテージ探しの醍醐味ですね。このあたりの細かなこだわりは、今の効率化された靴作りではなかなかお目にかかれない贅沢な仕様だと思います。

手書きのライニング表記とUK・US併記

手書きのライニング表記とUK・US併記
サイズ表記

旧工場製のエドワードグリーンは、ライニングに記された情報が職人の手書きであることが一般的です。特にサイズ表記に特徴があり、例えば「8 / 8 ½」のようにUKサイズとUSサイズがスラッシュで併記されています。

この併記スタイルはエドワードグリーン独特のもので、たとえインソールのロゴが消えていたり、他ブランドのロゴ(OEM品)だったとしても、この書き方を見るだけで「あ、これはグリーン製だ!」と見抜くことができます。手書きの文字には職人さんごとの癖があって、数字の「2」や「8」の書き方に時代を感じるのも楽しいポイントです。

最近の現行品でも手書き風の表記はありますが、筆跡やインクの質感、文字の並び方が旧工場製とは微妙に異なります。多くの個体を見比べることで、徐々にその「オーラ」が分かってくるようになりますよ。

旧202ラストとショートノーズの識別点

エドワードグリーンの魂とも言えるのが、木型(ラスト)です。中でも伝説的なのが「旧202ラスト」です。現行の202ラストも素晴らしいのですが、旧202はさらに「ショートノーズ」で、つま先がポッテリとした独特の丸みを持っています。

真上から見ると、足の親指側が直線的で、小指側が大きくカーブしている「インサイドストレート・アウトサイドカーブ」の形状が非常に強調されています。このフォルムが、クラシックでありながらどこか可愛らしく、それでいて足に吸い付くようなフィット感を生み出していると言われています。

現行の202ラストは、もう少しノーズが長くなり、現代的なエレガントなバランスに修正されています。旧202の「寸詰まり感」のあるシルエットは、ヴィンテージ好きにはたまらない魅力ですね。

エドワードグリーンの旧工場の見分け方:ロゴ以外のデザイン

専門家が教えるエドワードグリーンの旧工場の見分け方

ここからは、さらに一歩踏み込んで、特定のモデルや素材、そしてOEM品を通じた見極め方について解説していきます。専門家ではありませんが、私が調べた限りのディープな情報を共有しますので、ぜひ参考にしてください。

ポイント

  • ドーバーのスキンステッチと32ラスト
  • ラルフローレン等のOEM品に潜む旧工場
  • 経年変化が美しい極上の革質とフィニッシュ
  • 市場相場と中古購入時に失敗しないコツ

ドーバーのスキンステッチと32ラスト

エドワードグリーンの代表作といえば「ドーバー」ですよね。旧工場製のドーバーは、主に32ラストが使われており、現行品よりもさらにシャープでドレッシーな印象を受けます。そして、特筆すべきは「スキンステッチ」の精度です。

ドーバーのスキンステッチと32ラスト
スキンステッチ

革の内部だけを縫い通すこの技術は、旧工場時代の方がステッチのピッチが細かく、モカ部分の盛り上がりが非常に立体的であると評されることが多いです。当時の職人が猪の毛を使って一針一針縫い上げた痕跡は、まさに芸術品。ステッチの力強さと、32ラストのスマートな形状が組み合わさった旧工場製ドーバーは、まさに一生モノの価値があります。

ラルフローレン等のOEM品に潜む旧工場

ラルフローレン等のOEM品に潜む旧工場
アパレル店

実は、エドワードグリーンの旧工場製を安く手に入れる最大のチャンスは、OEM品(他ブランド名義の靴)を探すことです。特に狙い目なのは「ラルフローレン パープルレーベル」の初期モデルです。

インソールにはラルフローレンの文字しかなくても、ライニングに例の「小窓」があり、サイズが「8 / 8 ½」と併記されていれば、それは中身は正真正銘のエドワードグリーン旧工場製です。他にもワイルドスミスやポールセン・スコーンなどの名門向けに作られていた個体があり、これらはブランド名が異なるだけで、作りや革質は最高級のグリーンそのものです。

OEM品はエドワードグリーン名義の靴よりも相場が安くなる傾向があるので、賢く手に入れたい人には本当におすすめです。私もいつか掘り出し物を見つけたいと常にチェックしています。

経年変化が美しい極上の革質とフィニッシュ

経年変化が美しい極上の革質とフィニッシュ
エイジングとケア

旧工場製が愛される最大の理由は、その圧倒的な「革質の良さ」にあると言っても過言ではありません。1980年代から90年代にかけては、今では入手困難なほど高品質なカーフが安定して流通していた時代でした。

旧工場製の革は、きめが細かくて非常に柔らかく、磨き込むと陶器のような深い艶が出てきます。また、ジョン・フルスティック氏が広めた「アンティークフィニッシュ」による色のムラ感も、長い年月を経てさらに深みを増しています。現行品も素晴らしいですが、数十年の時を経たヴィンテージ革のしなやかさは、一度触れると忘れられない魅力があります。

市場相場と中古購入時に失敗しないコツ

市場相場と中古購入時に失敗しないコツ
革の小部屋

気になる市場相場ですが、旧工場製のエドワードグリーン、特にドーバーやチェルシーの状態が良いものだと、中古でも10万円前後、デッドストックなら現行品の定価を超えることも珍しくありません。

購入時の注意点として、旧202ラストは現行の202よりもサイズ感がタイトに感じることがあります。ノーズが短いため、同じサイズ表記でも指先が当たってしまうことがあるので注意が必要です。また、古い靴は乾燥で革が弱っていることもあるので、まずはデリケートクリームなどでしっかり保湿してあげるのが、長く付き合うコツですね。

サイズ感は個人の足型によって大きく異なります。特にヴィンテージ靴は返品が難しいことも多いので、自分の足の数値(実寸)を把握した上で、慎重に判断することをおすすめします。不安な場合は、信頼できるリペアショップなどに相談してみるのも一つの手です。

エドワードグリーンの旧工場の見分け方まとめ

チェック項目旧工場製の特徴現行品の特徴
インソールロゴ筆記体 + Made by表記筆記体 + Made in England
ライニング手書き・小窓あり(別注)プリントまたは現代風手書き
202ラストショートノーズ・ポッテリバランス重視・エレガント
サイズ表記UK/US 併記(手書き)UK単独またはプリント併記

ここまで、エドワードグリーンの旧工場の見分け方について、ロゴやライニング、ラストなどの観点から詳しく紹介してきました。結論として、筆記体ロゴの「Made by」表記や、ライニングの小窓、そしてショートノーズの旧202ラストといった特徴を組み合わせることで、その靴の出自をかなり正確に判断することができます。

旧工場製の靴は、単なる中古品ではなく、当時の英国の職人魂が凝縮された貴重な文化遺産のようなものです。もし幸運にも素晴らしい一足に出会えたら、ぜひ大切にケアして、その極上の履き心地を楽しんでみてくださいね。この記事が、あなたの革靴選びの参考になれば嬉しいです!

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