こんにちは!革の小部屋管理人の「小次郎」です!
アメリカントラディショナルの代名詞ともいえるブランド、オールデンですが、その中でもオールデンのスエードのローファーに憧れている方は多いのではないでしょうか。
特に、絶妙な色合いのスナフスエードや、定番のLHSこと6243F、そしてエレガントな666といったモデルは、いつかは手に入れたい一生モノの候補ですよね。
ただ、高価な買い物だけにサイズ感の選び方や、特有のアンラインド仕様による伸び、さらには日頃の手入れ方法や中古での相場感など、気になるポイントもたくさんあると思います。私も個人的に調べていくうちに、その奥深い魅力にすっかり魅了されてしまいました。
この記事では、私が調べた情報をもとに、コーデのコツや通販サイトでの賢い探し方まで、これから購入を考えている方に役立つ情報をまとめています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
オールデンのスエードローファーと定番モデルの選び方

オールデンには数多くの名作がありますが、スエード素材のローファーは、その柔らかい雰囲気と履き心地の良さで特に人気があります。ここでは、まず押さえておきたい主要モデルと、購入時に最も頭を悩ませるサイズ選びのポイントについて詳しく見ていきましょう。
スナフスエードのLHSこと6243Fが愛される理由
オールデンのペニーローファー、いわゆるLHS(レジャーハンドソーン)の中でも、型番「6243F」は格別の存在感があります。最大の特徴は、なんといってもその色味。

「スナフ(Snuff)」と呼ばれる、明るすぎず暗すぎない絶妙なタバコブラウンは、どんな服にも馴染む魔法の色だなと思います。このスナフという色は嗅ぎタバコに由来しているそうで、黄色味を帯びた温かみのある茶色が、足元に適度な軽快さと華やかさをプラスしてくれます。
このモデルを履いている人を見ると、足元に適度な軽さと品があって、本当に素敵だなと感じます。特に、つま先のハンドステッチ(スキンステッチ)は職人さんの手仕事が感じられて、所有する喜びを満たしてくれますよね。
スエードの質感もベルベットのように細かく、指でなぞると毛並みが変わるのが上質な証拠です。また、この6243Fは「アンラインド」といって裏地が貼られていないため、革本来の柔らかさをダイレクトに感じることができます。
履き始めたその日から足に吸い付くような感覚は、コードバンモデルでは味わえないスエード特有の贅沢な体験です。末尾の「F」が意味するフレックスウェルトシステムのおかげで、ソールの返りも非常に良く、まるで高級なスリッパを履いているかのような軽快さで街を歩くことができます。
私自身、この色味と履き心地のバランスの良さが、世界中で愛され続けている最大の理由なんだろうなと感じています!
アバディーンラストのタッセルローファー666の魅力
一方で、よりドレッシーで大人っぽい雰囲気を求めるなら、タッセルローファーの「666」が外せません。

こちらは、オールデンの中でも最も細身と言われる「アバディーンラスト(Aberdeen Last)」を採用しています。シュッとしたスマートなシルエットが特徴で、LHSの丸っこい可愛らしさとは対照的な、セクシーな魅力がありますね。実はオールデンはタッセルローファーの元祖と言われており、この666はその歴史を現代に伝える名品の一つです。
ダークブラウンのスエードを使った666は、ビジネスシーンでのジャケパンスタイルにもバッチリ合います。タッセルが歩くたびに揺れる様子は、どこか余裕のある大人の男を演出してくれる気がします。
中古市場でも非常に人気が高く、状態の良いものはすぐに売り切れてしまうほどの定番モデルです。LHSに比べるとつま先が少し長く、甲が低く抑えられているため、足元をスッキリと見せたい方には最適ですね。
また、ダークブラウンのスエードは光を吸収してマットな質感を放つため、ネイビージャケットやグレースラックスといった王道のビジネスアイテムとも抜群の相性を誇ります。
控えめながらもしっかりとした主張がある、そんな絶妙なバランスが、多くの方を虜にしているのだと思います。上品な色気を感じさせるこの一足は、まさに大人のためのローファーと言えるでしょう。
失敗を防ぐ!サイズ感と木型別の選び方のコツ
オールデン選びで一番の難関が、この「サイズ感」です。モデルによって使われている木型(ラスト)が異なるため、普段履いているスニーカーと同じ感覚で選ぶと、まず失敗します。
特に代表的な2つのラストについては、以下の違いを意識しておくのが良さそうです。例えば、米国で標準とされるブランノックデバイスでの実寸をベースに、各ラストの特性を理解することが重要です。
| 木型(ラスト) | 主なモデル | サイズ選びの目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| バンラスト | LHS(6243Fなど) | 標準よりハーフサイズダウン | 幅広・甲高。踵が抜けやすい傾向。 |
| アバディーンラスト | タッセル(666など) | 実寸に近いサイズ(標準) | 細身でつま先が長い。タイトな設計。 |
| バリーラスト | チャッカ・プレーントゥ | ハーフサイズダウンが一般的 | オールデンの基準となるゆったりした型。 |
私のような「興味がある人」レベルの知識でも、「バンラストは踵(かかと)が抜けやすい」という話はよく耳にします。甲が高くて幅が広いアメリカンな設計なので、日本人の足だと少し小さめを選んで、ピタッと合わせるのがセオリーのようです。
バンラストの場合、バリーラストよりもさらに余裕を感じることが多いため、人によっては1サイズ下げることもあるのだとか。一方で、アバディーンラストはかなりタイトなので、無理にサイズを下げると指先を痛める可能性があります。
正確な情報は、やはり試着ができる店舗でプロに相談するのが一番確実ですね。特にオールデンは個体差もあると言われているので、自分の足の特徴(ギリシャ型、エジプト型など)に合わせて慎重に見極める必要があります。
後悔しないためにも、最初は慎重に、可能であればラコタハウスのような専門店で計測してもらうのが、一番の近道かなと思います。
関連記事:ラコタハウスのオールデン在庫不足の理由【再入荷の時期と入手方法】
アンラインド特有の伸びとフィッティングの注意点

さらに注意が必要なのが、多くのスエードモデルに採用されている「アンラインド構造」です。裏革がない分、履き心地はスリッパのように最高なのですが、その代わりアッパーがかなり伸びます。
最初は「ちょっとキツいかな?」と思うくらいのタイトフィットで選ばないと、数ヶ月後には革が伸びて、踵がパカパカになってしまうリスクがあるんです。コードバンなどは革が硬く、履き込んでもそれほど形は変わりませんが、スエードは繊維が柔らかいため、着用者の足の形に合わせてダイレクトに馴染んでいきます。
サイズ選びの注意点
コードバン素材の同じモデルを持っている場合でも、スエード版はそれ以上に伸びることを考慮しましょう。コードバンよりさらにハーフサイズ下げる、あるいはウィズ(幅)を一段階細くして選ぶ人も多いようです。例えば「Dウィズ」ではなく「Cウィズ」を選ぶといった微調整が、数年後のフィット感を左右します。
この「伸び」を見越したフィッティングは非常に難しく、熟練の愛好家でも悩むポイントです。新品の状態で少し痛いくらいが、半年後にはジャストフィットになるという経験談もよく耳にします。
特に、アンラインド仕様は靴の保形性がライニングありのモデルに比べて低いため、足の幅に合わせて革が横に広がっていきやすいんですね。これを「馴染み」と呼ぶか「伸び」と呼ぶかはサイズ選び次第ですが、長く愛用するためには、購入時の甘い判断は禁物かもしれません。
私も次に買うときは、店員さんに「これだとキツすぎませんか?」と聞き返してしまうくらいのサイズに挑戦してみようかな、なんて考えています。
フレックスウェルトが生み出す極上の履き心地と構造の秘密

型番に「F」が付くモデルに採用されている「フレックスウェルトシステム」。これがまたすごい技術なんです。通常、グッドイヤーウェルト製法の靴は厚いレザーソールを使用するため、履き始めは板の上を歩いているように硬く、ソールが返る(屈曲する)までに時間がかかります。
しかし、フレックスウェルトは、アウトソールに特殊なオイルをたっぷりと染み込ませたウォーターロックソールを採用しており、驚くほど最初から柔らかいのが特徴です。新品の時からソールが足の動きに合わせてぐにゃっと曲がってくれるので、踵が浮きにくく、足への負担が劇的に少ないのが魅力ですね。
フレキシブルグッドイヤーウェルト製法では、リブテープを使わずに、中底自体を加工しているため、ソールの返りが圧倒的に良くなります。
https://www.sanyoyamacho.com/sanyoyamacho/voice/2024/01/sc-115.html
構造面でも妥協がなく、土踏まず部分には焼き入れ加工された鋼鉄製の「テンパードスチールシャンク」がしっかり入っています。これにより、柔らかいだけでなく歩行時の安定感も抜群に良いんです。
まさに「歩くための道具」としての機能美を感じますよね。グッドイヤーウェルト製法なので、ソールが減っても交換修理が可能ですし、中底のコルクが沈み込むことで自分の足型にフィットしていく楽しみも健在です。履き心地の良さを最優先したいなら、この「F」付きモデルを選ぶのが賢い選択かもしれません。
柔らかさと堅牢さを高い次元で両立させているこの構造こそが、オールデンが世界中のファンを惹きつけて離さない、技術的な核の部分なのだなと思います。
オールデンのスエードローファーのコーデと通販サイト活用

お気に入りの一足を手に入れたら、次はそれをどう履きこなし、どう守っていくかが楽しみになりますよね。
スエードは手入れが大変だと思われがちですが、実はコツさえ掴めばスムースレザーより楽だったりします。着こなしのコツと、今の市場状況も併せてお伝えします。
風合いを保つ!手入れとブラッシングの手順

スエードの手入れは、基本的には「ブラッシング」だけで十分です。汚れがついたら専用のブラシでシャッシャと掃き出すだけ。これだけで毛並みが整って、新品のようなツヤが戻ります。
逆にクリームを塗る必要がないので、慣れてしまうと本当にメンテナンスが楽ですよ。日常のケアは馬毛ブラシでホコリを落とし、毛並みが寝てきたらクレープブラシや真鍮ブラシを使って、毛を起こしてあげるのがコツです。
「雨の日はスエードがダメになる」と思っている方も多いですが、実は防水スプレーさえしっかりしていれば、雨を弾く力は表革より強いとも言われています。私も、天気が怪しい日はあえてスエードを選ぶことがあります。濡れてしまった場合も、乾いてからブラッシングすれば元通りになることが多いんです。
注意点としては、乾燥しすぎると「チョーキング」といって色が白っぽくなってしまうこと。そんな時は、サフィールやコロニルといった専門メーカーの栄養スプレー(補色入りもあります)を使うと、深みのある色が蘇ります。
詳しいシューケアの手法については、こちらのサイトでも詳しくまとめていきたいですね。大切な靴を長く愛でるために、日々のちょっとしたブラッシングを習慣にしたいものです。
関連記事:靴の乾燥機で革靴が痛む理由とは?失敗しない乾かし方を徹底解説
雨の日のアフターケア
もし雨でびしょ濡れになってしまったら、まずは新聞紙やシューツリーを入れて形を整え、陰干ししましょう。
完全に乾く前に一度ブラッシングをして毛を立てておくと、乾いた後の仕上がりが綺麗になります。決してドライヤーなどで急激に乾かさないように注意してくださいね。革が硬くなって、ひび割れの原因になってしまいます。
デニムからショーツに合うコーデ術
スエードローファーの最大の魅力は、その汎用性の高さです。特にスナフスエードの色味は、色落ちしたデニムとの相性が抜群に良いですね。裾を少しロールアップして、素足履き風に見せると、とても涼しげでこなれた印象になります。

アメリカントラディショナルの王道を行くなら、リーバイスの501にネイビーブレザー、そして足元にオールデンのLHSというスタイルは、いつの時代も色褪せない格好良さがあるなと思います。
夏場はショートパンツに合わせて、大人のリゾートスタイルを楽しむのもアリだと思います。表革だと少し重たく見えるショーツスタイルも、スエードのマットな質感とアンラインドのくたっとした雰囲気なら、リネン素材などの軽快なアイテムとも自然に馴染んでくれます。
また、冬場はツイードジャケットやコーデュロイのパンツに合わせても季節感が出て、足元から温かみを感じさせてくれます。一年中活躍してくれる万能選手なので、一足持っているだけでコーディネートの幅が劇的に広がります。
ソックスで遊ぶのも楽しみの一つ。白のリブソックスを合わせてアイビールックを気取ってみたり、あえて柄物のソックスを覗かせて個性を出すのも、ローファーならではの醍醐味ですね。私自身、次にどんな靴下を合わせようか考える時間が、実は一番楽しかったりします。
新品の定価相場と中古市場のリセールバリューの現状

さて、気になるお値段の話ですが、近年の円安や原材料費の高騰もあり、オールデンの国内定価はかなり上昇しています。2025年現在、スエードのLHSでも17万円〜18万円前後というのが一つの目安となっているようです(出典:ラコタハウス公式価格情報を参照)。
私が数年前にチェックした時よりも随分と上がっていて、なかなか勇気のいる金額ですよね……。
そのため、メルカリやヤフオクなどの「中古市場」を活用する人も増えています。オールデンは世界中に熱烈なファンがいるため、状態が良いものであれば定価の半分〜7割程度で取引されることも珍しくありません。
特にスエードモデルは、コードバンよりも比較的手に入れやすい価格で出品されることもありますが、人気モデルはやはり即完売の傾向にあります。
| ランク | 状態の目安 | 中古相場(目安) |
|---|---|---|
| Sランク | 新品同様・試着のみ | 110,000円〜140,000円 |
| Aランク | 美品・数回着用 | 70,000円〜90,000円 |
| Bランク | 使用感あり・並品 | 40,000円〜60,000円 |
逆に言えば、リセールバリュー(再販価値)が非常に高いので、もしサイズが合わなくて泣く泣く手放すことになっても、大きな損をしにくいという側面もあります。
資産価値がある靴、と考えるとなんとなく購入のハードルが下がる気もしますよね。ただし、中古で購入する際はソールの減りやアッパーの伸び具合、インソールの沈み込みなどを慎重にチェックすることが大切です。特にアンラインドモデルは前述の通り伸びやすいので、前の持ち主の足の形が強く残っている場合がある点は注意が必要かもしれません。
セレクトショップ別注品や海外からの個人輸入の手引き

日本国内では、ユナイテッドアローズやビームス、シップスといった有名セレクトショップが独自の別注モデルを出していることがあります。
通常のラインナップにはないネイビースエードや、特殊なカラーの組み合わせがあったりするので、こまめにチェックするのがおすすめです。ショップ独自のロゴが入ったインソールなどは、別注品ならではの特別感があって、つい欲しくなってしまいますよね。
また、少しでも安く手に入れたいという猛者は、米国のショップ(Alden Shop of San Franciscoなど)から個人輸入をすることもあるようです。現地価格は$700前後だったりするので、一見安く見えますが、ここに高額な関税(革靴は特に高いです!)と国際送料が加わると、結局国内定価とそこまで変わらない……なんてことも。
また、Alden社は販売エリアに制限を設けていることが多いため、日本への直接配送を受け付けていないショップも多く、転送サービスを利用する手間もかかります。
サイズ交換がほぼ不可能なことを考えると、やはり初心者のうちは国内の正規代理店や、信頼できる国内の通販サイトを利用するのが安心かなと思います。それでも、世界中の別注モデルを眺めているだけで、新しい発見があって楽しいものです。
信頼できるオンライン通販で希望のモデルを効率良く探す

近くにオールデンの取り扱い店舗がない場合は、やはり通販サイトが頼りになります。楽天市場やYahoo!ショッピング、あるいはブランド古着の専門店などでは、希少なデッドストックや掘り出し物の中古が見つかることもあります。
特に並行輸入品を扱っている店舗では、国内定価よりも少しだけ安く提供されているケースも見受けられます。
通販で買う際に失敗しない最大のコツは、「型番(品番)」と「ウィズ(幅)」を必ず確認することです。同じサイズ8でも、日本で一般的な「Dウィズ」と、より幅広な「Eウィズ」、あるいは細身の「Cウィズ」では履き心地が劇的に違います。
また、商品説明に「バンラスト」や「アバディーンラスト」といった木型の記載があるかどうかも、絶対に見落としてはいけないポイントです。できれば、返品交換が可能なショップを選ぶのがベストですね。
また、ユーザーレビューなどを参考に、実際の着用感(「通常よりハーフサイズ下げて正解でした」といった声)を集めるのも非常に有効な手段です。高価な買い物だからこそ、納得がいくまで情報を集めて、自分だけの最高の一足を手繰り寄せてください。
オールデンのスエードローファーを手にするための要点
ここまで、オールデンのスエードローファーについて色々と見てきましたが、最後に大切なポイントをまとめました。
この靴は、ただのファッションアイテムではなく、履く人のライフスタイルを豊かにしてくれる素敵な相棒になってくれるはずです。最初は価格やサイズ選びに戸惑うこともあるかもしれませんが、その苦労も含めてオールデンを持つ楽しみの一つなのかなと感じます。
最終的にどのモデルを選ぶにしても、自分が「これだ!」と思える一足に出会えることが一番幸せなことだと思います。価格は高いですが、丁寧に付き合えば10年、20年と履き続けられる靴です。
ソールを交換しながら、自分の足の一部のように馴染んでいく過程は、他の靴では味わえない深い感動があります。あなたの足元を彩る最高のオールデンのスエードのローファーが見つかることを、心から応援しています!まずは一歩踏み出して、その極上の履き心地を体験してみてくださいね。
