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革靴が固いというリーガルの評判まとめ【噂の真相・痛みの原因と構造の秘密】

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こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!

日本を代表する老舗シューズブランドといえば、やっぱりリーガルですよね。しかし、ネットで革靴が固いリーガルの評判を調べてみると「履き始めがとにかく痛い」「革が硬すぎて修行のようだ」といった、少し不安になるような声を目にすることがあります。

これから本格的なビジネスシューズを購入しようと考えている方にとって、リーガルが痛いという噂は非常に気になるところですよね。また、大定番であるリーガル 2504NAの評判をチェックして「自分にも履きこなせるだろうか」と悩んでいる方も多いかなと思います。

実は、リーガルの靴が固いのには、日本人の足を半世紀以上にわたって支え続けてきたブランドならではの「深い理由」があるんです。それは決して製品の欠陥ではなく、むしろ10年、20年と愛用するための意図的な設計なんですね。

一方で、リーガルのサイズ感はスニーカーとは全く異なるため、選び方を間違えると「ただ痛いだけの靴」になってしまうリスクもあります。この記事では、なぜリーガルの靴がこれほどまでにガッチリ作られているのか、その構造的な秘密から、どうしても痛いのが苦手な方向けのリーガル ウォーカーの評判まで、私の実体験を交えながら詳しくお伝えしていきますね。

ポイント

  • リーガルの靴が物理的に固いと感じる「工学的・素材的」な理由
  • グッドイヤーウェルト製法特有の「沈み込み」がもたらす最高のフィット感
  • 失敗しないためのリーガル独自のサイズ選びとJIS規格の知識
  • 初期の修行期間を最短で終わらせ、自分だけの一足に育てるメンテナンス術

革靴が固いというリーガルの評判は本当?

革靴が固いというリーガルの評判は本当?
革の小部屋

リーガルの「硬さ」の正体を知れば、それは単なる痛みではなく、未来の極上の履き心地を手に入れるための「投資」だということが分かってもらえるはずです。まずは、その頑丈すぎる構造の裏側から紐解いていきましょう。

ポイント

  • グッドイヤーウェルト製法の靴はなぜ固いと言われるのか
  • ガラスレザーを使用した2504NAの硬さと耐久性
  • 足が痛いのは中底のコルクが沈み込むまでの期間限定
  • 長時間歩いても疲れにくい剛性の高いソールの恩恵
  • スコッチグレインと比較したリーガルの木型とフィット感

グッドイヤーウェルト製法の靴はなぜ固いと言われるのか

リーガルの代名詞とも言える主力モデルの多くには「グッドイヤーウェルト製法」という伝統的な靴作りの技法が採用されています。この製法が、リーガルの「固い」という評判の最大の要因です。

グッドイヤーウェルト製法は、アッパー(甲革)、中底、細革(ウェルト)、そしてアウトソールをいくつもの工程を経て縫い合わせる非常に複雑な複層構造になっています。そのため、スニーカーのようにソールを接着剤で貼り付けるだけの「セメンテッド製法」と比較すると、物理的な部材の重なりが多く、新品時には驚くほどの剛性が生まれるのです。

内部に隠された「リブ」と「シャンク」の存在

靴の内部には、アッパーと中底を繋ぎ合わせるための「リブ」という突起状のパーツや、土踏まずのアーチを支えるための鉄製の芯材である「シャンク」が内蔵されています。

これらが靴全体の歪みを防ぎ、圧倒的な耐久性を生み出すのですが、同時に「返り(靴の曲がりやすさ)」を著しく制限してしまいます。履き始めのリーガルがまるで「鉄板の上を歩いているよう」と表現されるのは、これら金属や厚い革のパーツが重なり合い、一切の妥協なく足を固定しているからなんですね。

本格的な「シャーシ」としての機能

私はよく、グッドイヤーウェルト製法の靴を「車のシャーシ」に例えます。柔らかすぎる靴は足の動きを制限しませんが、その分、地面からの衝撃をダイレクトに足に伝え、長時間の歩行では足裏の小さな筋肉を疲労させてしまいます。

対して、リーガルのこの「固さ」は、歩行時の衝撃を靴全体で受け止め、推進力をロスなく地面に伝えるための安定感を生み出しています。最初は確かに曲がりにくいですが、この剛性こそが、後に説明する「一生モノの耐久性」の基盤となっているのです。

構造が固い理由のまとめ

  • 中底、ウェルト、ソールの複層構造による圧倒的な剛性
  • 鉄製のシャンクが内蔵されており、ねじれに非常に強い
  • 厚みのある部材を縫い合わせているため、初期の屈曲性が低い

ガラスレザーを使用した2504NAの硬さと耐久性

構造的な理由に加えて、リーガルの象徴的なモデル「2504NA」などに使われているアッパー素材「ガラスレザー」の特性も、硬さを強調する要因となっています。

ガラスレザーとは、なめした革の表面をバフ掛けして平滑にし、その上から樹脂コーティングを施した素材のこと。この樹脂層が、ガラスのような光沢と、雨水を弾く高い撥水性をもたらしています。しかし、この「樹脂の膜」は天然の革繊維に比べて伸縮性が著しく低いため、履いた瞬間に「硬い、鎧のようだ」と感じる原因になります。

ガラスレザーを使用した2504NAの硬さと耐久性
リーガル・2504:画像出典元

「噛まれる」ような痛みの正体

新品のガラスレザーは、歩行時に足の指の付け根付近で大きく折れ曲がる際、樹脂層が抵抗となって鋭角に折れ込みます。これが足の甲に食い込む現象は、革靴ファンの間では「噛まれる」と呼ばれ、涙が出るほど痛いこともあります。

特に2504NAのような肉厚なガラスレザーは、その強固さゆえに馴染むまでに時間がかかります。ただ、この素材はメンテナンスが非常に楽で、汚れをサッと拭き取るだけで輝きが戻るという、忙しいビジネスパーソンにとって大きなメリットもあるんですよね。

樹脂コーティングと耐久性のトレードオフ

ガラスレザーの硬さは、耐久性において諸刃の剣です。汚れや水には滅法強い一方で、長年愛用して樹脂が劣化してくると、屈曲部分に「クラック(ひび割れ)」が発生しやすくなります。

これを防ぐには、樹脂の隙間から油分を補給する特別なケアが必要です。しかし、適切に扱えば5年、10年と現役で活躍できるポテンシャルを持っています。この「鉄壁の守り」とも言える素材の硬さをどう受け入れるかが、リーガル愛好家への第一歩と言えるかもしれませんね。

ガラスレザーの注意点

樹脂コーティングされているため、通常の靴クリームでは浸透しにくいのが特徴です。無理に塗りすぎると表面でベタつき、汚れの原因になることも。専用のケア用品を選び、屈曲部を集中的に保護することが長持ちの秘訣です。

関連記事:革靴がきつい悩みを解消方法【馴染むまでの期間や伸ばすコツを解説】

足が痛いのは中底のコルクが沈み込むまでの期間限定

足が痛いのは中底のコルクが沈み込むまでの期間限定
靴底のコルク

「リーガルは痛い」という評判を聞いて購入を躊躇している方に、これだけは声を大にして伝えたいのが、この「沈み込み(Sinking)」という現象です。

グッドイヤーウェルト製法の靴の中底の下には、たっぷりの「練りコルク」が敷き詰められています。履き始めはこのコルクが未圧縮の状態でパンパンに詰まっているため、足の裏が靴の中で浮いているような感覚になり、窮屈さや硬さを強く感じてしまいます。

しかし、1ヶ月、3ヶ月と履き続けるうちに、あなたの体重と体温によってコルクがじわじわと圧縮され、足裏の凹凸に合わせて形を変えていきます。これを「沈み込み」と呼びます。沈み込みが完了したリーガルのインソールは、まさに「自分の足のコピー」そのもの。土踏まずのアーチは支えられ、指の形に沿った窪みができ、世界に一つだけのパーソナルな履き心地へと進化するのです。

修行期間を乗り越えた先にある「一体感」

沈み込みが完了すると、これまでの硬さが嘘のように消え去ります。足全体が「点」ではなく「面」で支えられるようになるため、特定の場所に圧力がかかって痛むことがなくなるからです。

この変化を経験してしまうと、最初から柔らかいだけのセメント製法の靴には戻れなくなると言う人も多いです。最初は「固い板」だったものが、いつの間にか「足の一部」のように感じられるようになるプロセス。

これこそが、リーガルの革靴を「育てる」と言われる所以です。

沈み込みを見越して、購入時は「少しタイトかな?」と感じるサイズを選ぶのが王道です。最初はキツくても、コルクが沈むことで靴内部の容積が広がり、最終的にジャストフィットするように設計されているからです。

長時間歩いても疲れにくい剛性の高いソールの恩恵

「柔らかい靴=疲れにくい」という思い込みはありませんか?実は、ビジネスシーンで長時間歩いたり、硬いアスファルトの上を移動したりする場合、適度な「硬さ」がある靴の方が圧倒的に疲れにくいことがあります。リーガルの剛性の高いソールは、まさに長距離ランナーの足を支える特殊なプレートのような役割を果たしてくれるんです。

柔らかすぎるクッション性の高い靴は、一見心地よいですが、着地するたびに足首や膝がわずかにグラつきます。体はこのグラつきを無意識のうちに筋肉で補正しようとするため、夕方になると足裏やふくらはぎにドッと疲れが溜まってしまうんですね。

対して、リーガルの強固なアウトソール(合成ゴムやレザー)は、着地をピタッと安定させてくれます。グラつきが抑えられることで余計なエネルギー消費が減り、結果として一日中履いていても足の軸がブレにくいというメリットがあります。

地面の凸凹を感じさせない安定感

また、ソールの厚みと硬さは「路面からの保護」にも繋がります。砂利道やデコボコした道を歩く際、底が薄くて柔らかい靴だと足裏に不快な刺激が伝わりますが、リーガルならその堅牢なソールが障害物を跳ね除けてくれます。

私自身、出張などで1万歩以上歩く必要がある日は、あえて沈み込みが完了した固めのリーガルを選びます。その方が、翌日の足の疲れが明らかに軽いことを実感しているからです。まさに、働く人を支えるための「プロ仕様の剛性」と言えますね。

比較項目柔らかい靴(セメント等)剛性の高いリーガル
初期の履き心地最初から快適で痛くない硬く、馴染むまで時間がかかる
長距離歩行の安定性足がグラつきやすく疲れやすい軸が安定し、筋肉疲労が抑えられる
耐用年数1〜2年(使い捨てに近い)10年以上(ソール交換が可能)

スコッチグレインと比較したリーガルの木型とフィット感

スコッチグレインと比較したリーガルの木型とフィット感
革靴の木型

日本国内でリーガルと並んで高い支持を得ているのが「スコッチグレイン」です。この二つのブランドで迷っている方も多いと思いますが、実は「フィット感」と「硬さの感じ方」には明確な違いがあります。リーガルは歴史的に、日本人の標準的な足型を研究し尽くしており、比較的「甲が高く、幅が広い(甲高幅広)」設計の木型(ラスト)を多く採用しているのが特徴です。

一方でスコッチグレインは、全てのモデルでグッドイヤーウェルト製法を貫いており、リーガルに比べると踵(かかと)のホールド感や、土踏まずの絞り込みがタイトに設計されているモデルが多い印象です。

このため、足が細めの人や甲が低い人がリーガルを履くと、靴の中で足が動いてしまい、結果として「固い革に足が当たって痛い」という、サイズ不一致による痛みを感じやすい傾向があります。逆に、がっしりとした肉厚な足の方にとっては、リーガルのゆとりのある設計こそが救世主になることも多いですね。

自分に合った「ラスト」を見極める

リーガルの固さを楽しむためには、自分の足型とモデルごとの木型の相性を知ることが不可欠です。例えば、伝統的な2504NAはかなりゆったりとした設計ですが、上位ラインの「01DRCD」などはより現代的で洗練されたフィッティングになっています。

スコッチグレインが「革の質」で語られることが多いのに対し、リーガルは「幅広い層への適合性と実用的な剛性」において一歩抜きん出ているかなと思います。どちらが良い・悪いではなく、自分の足がどちらのブランドの設計哲学に合致するか、という視点が「痛くない革靴ライフ」への近道です。

(参照:株式会社リーガルコーポレーション「リーガルの靴作り

革靴が固いリーガルの評判を解消する選び方と馴染ませ方

革靴が固いリーガルの評判を解消する選び方と馴染ませ方
革の小部屋

構造的な「硬さ」の理由が分かったところで、ここからは「どうすればその痛みを回避し、最短で自分仕様に馴染ませることができるのか」という具体的な攻略法に移っていきましょう。

リーガルの固さは、正しい知識さえあれば、決して恐れるものではありません。まずは最も重要な、しかし多くの人が見落としがちな「サイズ選び」の真実から解説します。

ポイント

  • リーガル特有のサイズ感を知ることが靴擦れ防止の近道
  • 革靴選びはスニーカーより1センチ小さめを選ぶのがコツ
  • 固い革を馴染ませる履き下ろし前のプレメンテナンス術
  • 柔らかい履き心地を求めるならリーガルウォーカーが最適
  • 10年履ける耐久性とオールソール修理が可能な構造

リーガル特有のサイズ感を知ることが靴擦れ防止の近道

リーガルの靴を履いて「踵が擦れて血が出た」「小指が当たって歩けない」と嘆いている方の多くは、実はサイズ選びの段階でつまずいています。リーガルのサイズ感は、スニーカーなどの一般的な靴のサイズ基準とは根本的に異なるということを、まずは理解しなければなりません。

多くの靴が「靴そのものの外寸」に近い感覚でサイズ表記されているのに対し、リーガルは日本靴連盟が定めるJIS規格(日本産業規格)に基づいた「足入れサイズ」を採用しています。

これは、簡単に言うと「この数字の大きさの足の人が履くのに最適な靴ですよ」という意味です。そのため、靴の内部にはつま先に1cm〜2cm程度の「捨て寸(余裕)」が最初から設計されています。

この仕様を知らずに、いつものスニーカーと同じサイズを買ってしまうと、実質的に1cm以上大きな靴を履いていることになります。靴が大きすぎると、歩くたびに靴の中で足が前後左右に激しく動き、硬い革と皮膚が強く摩擦されます。これこそが、リーガルで靴擦れが起きる最大の原因なんです。

サイズ合わせのチェックポイント

リーガルのフィッティングでは、まず「踵の浮き」を確認しましょう。靴を履いて紐をしっかり締めた後、軽く歩いてみて踵がパカパカと浮くようでは、そのサイズは大きすぎます。

また、ボールジョイント(親指と小指の付け根の最も幅の広い部分)が靴の屈曲部と一致しているかも重要です。ここがズレていると、革が変な方向に折れ曲がり、足に噛み付いてきます。「固くて痛い」という不満の8割は、正しいサイズへのダウンサイジングで解決すると言っても過言ではありません。

JIS規格に基づくサイズ選びの知識

日本の革靴メーカーはJIS S 5037(靴のサイズ)に準拠した設計を行っています。自分の正確な「足長」と「足囲(ワイズ)」を知ることが、失敗しない靴選びの第一歩です。 (出典:経済産業省「日本産業規格(JIS)の概要」

革靴選びはスニーカーより1センチ小さめを選ぶのがコツ

革靴選びはスニーカーより1センチ小さめを選ぶのがコツ
革靴とスニーカー

具体的な目安として、私はいつも「今履いているナイキやアディダスのスニーカーサイズから、1.0cmマイナスしたサイズ」から試着を始めることを勧めています。

例えば、スニーカーで27.0cmを履いている人なら、リーガルの場合は26.0cm、あるいは25.5cmがジャストフィットになるケースが非常に多いです。これほどまでに差が出るのは、スニーカーが足を優しく包むためにクッション材を多用して厚みを持たせているのに対し、本格的な革靴は革一枚(+ライニング)で足を固定する構造だからです。

「タイトフィット」こそが後に楽になる秘訣

試着の際、店員さんに「少しきつくありませんか?」と聞かれるかもしれません。その時に「全然楽です!」と答えてしまうサイズは、後々ブカブカになる危険性が高いです。

前述したコルクの沈み込みによって、数ヶ月後には靴内部の容積がグンと広がります。履き始めに「万力で締め付けられるようだ」とまではいかなくとも、「全体的にしっかり包まれていて、どこにも隙間がない」というタイトな感覚こそが、将来のベストフィットを約束してくれます。

もし、幅が狭くてどうしても痛いという場合は、サイズを上げるのではなく「ワイズ(幅)」の異なるモデル(2Eや3Eなど)を探すようにしてください。長さ(サイズ)を上げてしまうと、屈曲位置がズレてしまい、別の痛みを引き起こすことになります。この「マイナス1cmの法則」を意識するだけで、リーガルに対する評判は180度変わるはずですよ。

関連記事:革靴を大きめで買うと失敗する?サイズ選びのコツと調整法を解説

夕方の試着に注意!

足は夕方になるとむくんで大きくなります。午前中にジャストサイズだと思って買った靴が、午後に激痛をもたらすことも……。逆に夕方に合わせて買うと、朝方は緩く感じることがあります。

理想は「少しむくみ始めた午後」に、実際に使う厚さの靴下を履いて試着することです。

固い革を馴染ませる履き下ろし前のプレメンテナンス術

「よし、正しいサイズを選んだぞ!」となっても、まだ油断は禁物です。新品のリーガルは、革の繊維が乾燥して引き締まっているため、そのまま履くと柔軟性が足りずに足を痛めつけることがあります。

そこで必須となるのが、履き下ろし前の「プレメンテナンス」です。このひと手間で、固い革が驚くほどしなやかになり、修行期間を劇的に短縮できます。

まずは、靴全体の汚れを馬毛ブラシで落とした後、乳化性クリームや、より浸透力の高い「デリケートクリーム」をたっぷり塗布します。特に、歩く時にシワが入る部分(指の付け根付近)を集中的にケアしてください。

クリームの水分と油分が革の繊維の奥まで浸透し、繊維同士の摩擦が軽減されることで、革がスムーズに屈曲するようになります。ガラスレザーの場合でも、シワが入る部分は樹脂層が薄くなったり、縫い目の隙間から油分を吸収したりするため、プレメンテナンスの効果は十分にあります。

自分の手で「曲げ癖」をつける

クリームを塗った後、靴の中に手を入れて、実際に歩く時と同じようにグーッと靴を折り曲げてみてください。こうして「正しい位置にシワの道筋を作ってあげる」ことで、足の甲に鋭角な角が刺さるのを防ぐことができます。

また、厚手の靴下を履いて家の中で1〜2時間過ごすだけでも、体温で革が温まり、馴染みが早まります。いきなり外で1日中履くのではなく、まずは「家の中で鳴らす」、次に「近所のコンビニまで」という風に、少しずつ距離を伸ばしていくのが、痛みを最小限に抑える賢い方法ですね。

小次郎の裏技:デリケートクリームの重ね塗り

新品の革が特に固いと感じる場合は、3日ほどかけて毎日少量のデリケートクリームを塗り込むのがおすすめです。一気に塗るよりも、少しずつ革に馴染ませることで、芯までしなやかな状態を作ることができますよ。

柔らかい履き心地を求めるならリーガルウォーカーが最適

ここまで「硬さの正体と克服法」をお話ししてきましたが、中には「そもそも修行なんてしたくない」「最初からスニーカーみたいに歩ける革靴が欲しい」という方もいらっしゃいますよね。

そんなニーズに応えるために開発されたのが「Regal Walker(リーガルウォーカー)」シリーズです。リーガルの頑丈なイメージはそのままに、履き心地を徹底的にコンフォート(快適)に振ったラインです。

柔らかい履き心地を求めるならリーガルウォーカーが最適
354WCJ:画像出典元

リーガルウォーカーの最大の特徴は、ソール素材にあります。伝統的なモデルが硬いゴムやレザーを使用するのに対し、ウォーカーシリーズは軽量でクッション性に優れたウレタンフォームやスポンジ系の素材を採用しています。

屈曲性も非常に高く、新品の状態から足裏の動きにピタッとついてきてくれます。また、靴の内部の裏地(ライニング)にも柔らかい素材が使われており、足全体をソフトに包み込んでくれるため、あの「噛みつき」のような痛みとも無縁です。

実用性と快適さのベストバランス

もちろん、柔らかさゆえのデメリットもあります。ウレタンソールは長年放置すると「加水分解」という劣化を起こすリスクがありますし、グッドイヤーウェルト製法のような「一生モノ」としての重厚感や、ソールの張り替え回数には制限がある場合が多いです。

しかし、「外回りが多い」「立ち仕事で足の負担を減らしたい」という実用重視の方にとって、これほど頼もしい相棒はいません。リーガルというブランドの安心感と、スニーカーの快適さを両立させたいなら、迷わずウォーカーシリーズをチェックしてみてください。評判通りの「優しさ」に驚くはずです。

滑りやすさに注意!

一部のウレタンソールは、濡れたタイルやマンホールの上で滑りやすいという特性があります。雨の日の駅構内などを歩く際は、通常のゴム底モデルよりも少し注意が必要かもしれません。自分の主な利用シーンに合わせて選んでくださいね。

10年履ける耐久性とオールソール修理が可能な構造

なぜ私たちがこれほどまでに「固いリーガル」を愛してやまないのか。その最大の理由は、「一度馴染んでしまえば、10年、20年と人生を共にできるパートナーになるから」に他なりません。

使い捨ての安い靴を1年ごとに買い換えるよりも、1足のリーガルを大切にメンテナンスしながら履き続ける方が、経済的にも、そして精神的な充足感においても優れています。

リーガルの真骨頂は、その修理可能性にあります。グッドイヤーウェルト製法の靴は、アウトソール(靴底)が摩耗して薄くなっても、靴本体とウェルトの縫合を解くことなく、新しいソールに丸ごと交換する「オールソール修理」が可能です。

アッパーの革さえ丁寧にお手入れしていれば、靴底を2回、3回と張り替えながら、文字通り「一生モノ」として履き続けることができるのです。修理を繰り返すたびに、靴はより自分の足に馴染み、新品時よりも遥かに快適な履き心地へと進化していきます。

経年変化(エイジング)という喜び

固い革も、10年履き込めば独特の深い艶を放ち、自分の歩き方のクセに合わせて刻まれたシワは、世界に一つだけのデザインになります。リーガルは日本全国に修理の受付窓口があるため、万が一のトラブルでも安心して相談できるのも強みですね。

初期投資は3万円前後と少し高く感じるかもしれませんが、10年履くと考えれば1年あたりのコストはわずか3,000円。これほどコスパの良い投資はなかなかありません。この「10年戦略」を理解すれば、最初の数週間の「固さ」なんて、愛着を深めるためのエッセンスに過ぎないと感じられるようになりますよ。

リーガルを10年履くための心得

  • 1日履いたら2日は休ませる(湿気を飛ばす)
  • 必ず木製のシューツリーを入れて形を整える
  • 3ヶ月に1回はしっかりとクリームで栄養補給をする
  • 踵のゴムが削れてきたら早めに修理に出す

関連記事:リーガルの革靴の寿命は何年?修理価格や20年履く手入れ術を解説

革靴が固いリーガルの評判を理解して自分の一足を育てよう

ポイント

  • 硬さの正体:10年履ける頑丈な構造(グッドイヤーウェルト製法)が理由。
  • 馴染む仕組み:中底のコルクが足裏の形に沈み、最高のフィット感に育つ。
  • サイズ選び:スニーカーより0.5〜1.0cm小さいサイズを選ぶのが正解。
  • 事前のケア:履き下ろし前にクリームで革を揉むと痛みを劇的に抑えられる。
  • 快適な代案:修行期間を避けたいなら「リーガルウォーカー」が最適。

いかがでしたでしょうか。革靴が固いリーガルの評判は、決して嘘ではありません。しかしその「硬さ」は、日本人の足を支えるための強固な構造、そして何十年も履き続けるための耐久性が生み出す、誇り高き特性だったんです。ネットの評判に惑わされて「痛そうだからやめよう」と避けてしまうのは、最高に快適な「10年後の履き心地」を放棄してしまうようなもので、本当にもったいないことだと思います。

大切なのは、リーガルの特性を理解し、正しいサイズを選び、そしてプレメンテナンスで愛情を注いであげること。そうすれば、あの「固い板」はいつしか、あなたの歩行を完璧にサポートしてくれる「最高の道具」へと姿を変えます。

もし、どうしても今の足に不安があるなら、リーガルの直営店で3D足型計測などを利用してみるのも良いでしょう。自分の足を客観的に知ることで、最適な一足が必ず見つかるはずです。

リーガルの靴が奏でる「カツッ、カツッ」という力強い足音は、自分を信じて歩むビジネスパーソンの自信の象徴でもあります。あなたもぜひ、固い評判の向こう側にある「本物の履き心地」を体験してみてください。一度その良さを知ってしまえば、もう他の靴には浮気できなくなってしまうかもしれませんよ!以上、革の小部屋管理人の小次郎でした!

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