こんにちは!革の小部屋管理人の「小次郎」です!
リーガルの革靴をネットで買おうと思ったとき、多くの人が最初に驚くのが、その独特なサイズ表記ではないでしょうか。普段履いているスニーカーと同じ感覚でポチってしまうと、実際に届いたときにあまりの大きさにガッカリしてしまったという話をよく耳にします。
特に人気の定番モデル2504のサイズ感や、幅広設計のリーガルウォーカー、そして女性向けのレディースモデルなど、種類によってフィッティングのポイントはかなり違ってくるんですよね。
サイズ選びに失敗して、履くたびに足が痛い思いをしたり、かかとがパカパカと浮いてしまったり、辛い靴擦れに悩まされるのは絶対に避けたいところです。
この記事では、実測値に基づいた正しい選び方や、ナイキやアディダスといった他ブランドとの比較を通して、あなたの足にぴったりのサイズを見つけるためのお手伝いをします。リーガルのサイズ感に関する疑問をしっかり解消して、最高の1足を手に入れましょう。
リーガルの革靴のサイズ感で失敗しないための基礎知識

リーガルの靴選びをマスターするには、まず「革靴のサイズ」に対するこれまでの常識を一度リセットする必要があるかもしれません。スニーカー世代の私たちにとって、リーガルのサイズ表記は少し特殊に感じられるからです。ここでは、その根本的な理由をじっくり解説していきますね。
スニーカーとの決定的な違い

リーガルの革靴を履いて「あれ、いつものサイズなのにぶかぶかだぞ?」と感じる最大の理由は、サイズ表記の基準がスニーカーとは根本的に異なる点にあります。
リーガルが採用しているのはJIS規格(日本産業規格)に基づいた「足入れサイズ」という考え方です。これは、簡単に言うと「そのサイズ表記の数値と同じ長さの足の人が履いて、ちょうどよくなるように作っていますよ」という意味なんです。
例えば、あなたが裸足で足を測ったときに実寸が25.0cmだったとしましょう。この場合、リーガルで選ぶべきは「25.0cm」の靴になります。ここで重要なのが「捨て寸」の存在です。
革靴には、歩行時に指先が動くための空間として、あらかじめ1.0cm〜1.5cm程度の余裕が設計段階で組み込まれています。つまり、リーガルの25.0cmの靴を実際に定規で測ると、内部の全長は26.0cm以上あるということになるんですね。
一方で、現代の私たちが慣れ親しんでいるスニーカー(特にナイキやアディダスなどのグローバルブランド)は、靴そのものの外見の大きさや、クッションを含めた内寸に近い感覚でサイズが決まっていることが多いです。
スニーカーの場合は、指先が当たらないように「実寸+1cm」のサイズを選ぶのが一般的ですが、リーガルでそれをやってしまうと、捨て寸が2.5cm以上になってしまい、結果として「大きすぎる」という事態に陥ります。
ナイキやアディダスの靴と比較した大きさの目安
具体的に、皆さんが持っているであろうスニーカーブランドと比較してみましょう。私自身の経験や周りの革靴好きの意見をまとめると、ナイキやアディダスのスニーカーサイズから、マイナス1.0cmから1.5cm、場合によっては2.0cm下げるのがリーガルの適正サイズになることが多いです。
例えば、ナイキのエアフォース1を27.5cmで履いている方がリーガルを選ぶなら、まずは26.0cmから試してみるのがセオリーです。「そんなに下げるの?」と不安になるかもしれませんが、ナイキの靴はタン(ベロ)や履き口周りに厚いクッション材が入っているため、表記サイズに対して有効な内部容積は意外とタイトなんです。
対してリーガルは、裏地(ライニング)こそありますが、基本的には革の厚みのみ。この「壁の厚みの差」が、履いたときの空間の広さに直結します。
| スニーカーブランド | いつものサイズ | リーガル推奨サイズ |
|---|---|---|
| NIKE (Air Force 1など) | 27.0cm | 25.5cm 〜 26.0cm |
| Adidas (Stan Smithなど) | 26.5cm | 25.0cm 〜 25.5cm |
| Converse (All Star) | 28.0cm | 26.5cm 〜 27.0cm |
アディダスのスタンスミスなどのローテクスニーカーと比較しても、やはりハーフサイズからワンサイズダウンは必須です。特にコンバースのオールスターは幅が非常に狭いため、幅に合わせて大きめのサイズをチョイスしている方が多いですよね。
その感覚でリーガルを選んでしまうと、縦の長さが余りすぎてしまい、歩く度にかかとが抜ける原因になります。リーガルは日本人の足型に合わせて「幅」もしっかり確保されているので、縦の長さ(足長)を基準にグッとサイズを下げる勇気が必要です。
ニューバランス愛用者が選ぶ時のコツ

「スニーカーの王様」とも言われるニューバランスを愛用している方は、そのフィット感の高さゆえにサイズ選びが少し特殊になります。
ニューバランスは「SL-1」や「SL-2」といった独自の木型を使い分けており、土踏まずから踵にかけてのホールド感が非常に強いのが特徴です。この「包み込まれる感覚」に慣れていると、リーガルの靴を履いたときに「どこかスカスカする」と感じてしまうかもしれません。
ニューバランスで27.0cmを履いているなら、リーガルの標準的なモデルでは25.5cmあたりが候補になります。ただし、ニューバランスの中でも990番台のようなクッション性の高いモデルを履いている場合は、足が沈み込む分だけサイズを大きく感じている可能性もあるので注意してください。
ニューバランスが「足全体を面で支える」のに対し、リーガルの革靴は「踵、踏まず、ボールジョイントの点で支える」イメージです。
もしニューバランスの履き心地が好きな方がリーガルを選ぶなら、後述する「リーガルウォーカー」のような、カップインソールが入ったモデルから入るのがスムーズかもしれません。
本格的なドレスシューズはインソールがフラットで硬いため、ニューバランスと同じサイズ感で選ぶと、足が靴の中で遊んでしまい、疲れやすくなることもあります。まずはマイナス1.0cmを基本とし、土踏まずがしっかりフィットしているかを確認してください。
実測値と捨て寸から導く正しい選び方
ネット通販などでどうしても試着ができない場合、最も確実なのは「自分の足を自分で測る」ことです。これ、意外とやったことがない人が多いのですが、リーガルのサイズ選びにおいてはこれが最強の攻略法になります。用意するものはA4の紙とペン、そして定規だけです。
自宅でできる簡単計測ステップ
もし計測した結果が25.8cmだったなら、リーガルの推奨サイズは26.0cmになります。もし25.3cmなら、25.5cmを選ぶのが基本です。この数値には、前述の通り「10mm〜15mmの捨て寸」が最初から考慮されているので、「指先が当たるかも」という心配は無用です。
むしろ、捨て寸を自分で足して27.0cmなどを選んでしまうと、歩行時に靴の中で足が前後に動き、指が靴の先端に当たって痛める(逆効果)という事態を招きます。
また、足の幅(ワイズ)も重要です。リーガルの多くは「EE」や「EEE」といった、日本人に多い幅広な作りになっています。もし自分の足が極端に細いと感じているなら、さらにハーフサイズ下げる検討も必要になります。
自分の正確なワイズを知りたい場合は、日本靴連盟の公式サイトなどが参考になりますよ。 (参照元:株式会社リーガルコーポレーション公式『フィッティングのポイント』)
ロングセラー2504のサイズ感と沈み込みの注意点
リーガルの代名詞とも言える外羽根プレーントゥ「2504」。

このモデルは、初めてリーガルを履く人にとって最大の難関であり、同時に最高の相棒になる靴です。2504のサイズ感は、リーガルのラインナップの中でも特に「ゆったり」しています。木型が古くから変わっていないため、現代的な細身の靴に比べると、ボールジョイント(親指の付け根付近)の容積がたっぷり取られているんですね。
さらに重要なのが、この靴が採用している「グッドイヤーウエルト製法」の特性です。この製法は、靴の底に厚いコルクが敷き詰められており、履き込むことでそのコルクが自分の足の形に合わせて沈み込んでいきます。これが「自分の足に馴染む」と言われる理由なのですが、サイズ選びにおいては落とし穴になります。
注意!グッドイヤーの沈み込み
購入してすぐ、新品の状態で「ちょうどいい、楽だな」と感じるサイズは、半年後には「緩すぎる靴」に変わってしまいます。コルクが沈むと、内部の空間がハーフサイズ(0.5cm)分くらい広くなるからです。
そのため、2504を購入する際は、「少しきついかな?でも紐を緩めれば履ける」くらいのタイトなサイズを選ぶのが正解です。最初は修行のように感じるかもしれませんが、馴染んだ後の2504は、まるでオーダーメイドのようなフィット感に化けます。
私自身、最初は25.5cmで楽だと思って買った2504が、1年後には中敷きを入れないと履けないほどガバガバになってしまった苦い経験があります。皆さんはぜひ、この「沈み込み」を計算に入れて選んでくださいね。
関連記事:革靴で疲れる原因はコレ【インソール・柔軟剤などで対策可能】
リーガルの革靴のサイズ感に悩む方への詳細ガイド

「リーガルなら全部同じサイズで大丈夫」と思ったら大間違いなのが、靴選びの奥が深いところです。モデルが変われば木型も変わる。ここでは、それぞれのシリーズが持つ個別の「クセ」について深掘りしていきましょう。
811Rなど人気モデルのフィッティングと横幅の傾向
最近のビジネスシーンで主流となっている「811R」や「315R」などのモデルは、2504などのクラシックラインとは全く異なる設計思想で作られています。
これらは「ロングノーズ」と呼ばれる、つま先がシュッと長く伸びたモダンなデザインが特徴です。見た目の全長は非常に長く、2504と同じサイズを並べると、一回り大きく見えることもあります。
しかし、実は内部のフィッティングは意外とタイトなんです。特につま先にかけて細くなっていくため、足指が横から押される感覚を持ちやすいのが特徴です。
そのため、2504で25.0cmを履いている人が、811Rでは25.5cmに上げた方がしっくりくる、という現象がよく起こります。縦の長さ(捨て寸)は十分すぎるほどありますが、幅と甲の高さが抑えられているため、甲高幅広の自覚がある方は注意が必要です。
とはいえ、やはり基本はスニーカーサイズからの大幅ダウンです。811Rの場合も、スニーカーが27.0cmならリーガルは26.0cmあたりがスタート地点。
細身のデザインだからといって安易にサイズを上げると、今度は踵が余ってしまい、歩くたびにかかとが抜けて非常に格好悪いことになってしまいます。このあたりのバランスは、自分の足が「幅広」なのか「細身」なのかによって、ハーフサイズの調整が必要になるポイントですね。
関連記事:リーガルの315Rと811Rの違いまとめ!製法から革素材まで
3Eや4Eなどウォーカー特有の大きさ

「リーガルの靴は硬くて重いから苦手」という方に愛されているのが「リーガルウォーカー」シリーズです。
このシリーズは、その名の通り「歩くこと」を徹底的に追求しており、スニーカーに近いクッション性と、日本人に合わせた超幅広設計(EEEや4E)が魅力です。しかし、この「優しさ」がサイズ選びを難しくさせています。
リーガルウォーカーは、リーガルの通常ラインよりもさらにハーフサイズ大きく感じることが多いです。3Eや4Eというワイズは、一般的な足幅の人が履くと、靴の中で足が横に泳いでしまうほどの広さがあります。そのため、普段のリーガルで25.5cmを履いている人が、ウォーカーでは25.0cmにする、といった調整が珍しくありません。
| シリーズ名 | 主な製法 | サイズ感の傾向 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| クラシック | グッドイヤー | ゆったり。沈み込み大。 | 長く履き込みたい方 |
| モダン | セミマッケイ | タイト目。返りが良い。 | 細身のスーツを着る方 |
| ウォーカー | ステッチダウン等 | 超ゆったり。クッション性◎ | 外回りが多い、幅広の方 |
ウォーカーシリーズには厚手のカップインソールが入っているモデルが多いので、フィッティングに迷ったらインソールを外して足に当ててみるのも一つの手です。
また、軽量な分、革が薄く柔らかい傾向にあるので、本格ドレスシューズのような「履き慣らしの苦痛」は少ないですが、その分伸びやすいということも覚えておいてくださいね。
レディースラインで失敗しない大きさ選び
女性にとっても、リーガルのサイズ感は「罠」になりやすいポイントです。リーガルレディースのパンプスは、ファッションブランドのパンプスと比べて作りが非常にしっかりしており、なおかつJIS規格に忠実です。
多くの女性が「普段のサイズは24.0cm」と思っていても、リーガルのパンプスを履くと23.0cmや22.5cmがジャストだった、ということが頻繁に起こります。
特にパンプスは、男性の紐靴と違って「甲で固定する」ことができません。頼れるのは踵の食いつきと、指の付け根のフィット感だけ。そのため、ストッキングで履くことを前提とするなら、「少し指が丸まるかな?」と感じるくらいのタイトさがないと、歩くたびに踵がパカパカと抜けてしまいます。
これが原因で靴擦れを起こすと本当に辛いので、レディースの場合はいつもより1.0cmから1.5cm小さいサイズから試着をスタートすることを強くおすすめします。
一方で、リーガルのレディーススニーカーについては、ややサイズ感が異なります。こちらはスニーカーとしての厚みがあるため、パンプスほど極端にサイズを下げる必要はありませんが、それでもやはりナイキやニューバランスに比べれば大きめの作りです。
レディースの場合も「実寸」を軸に考えるのが、結局一番の近道になるんですよね。
かかとが浮く際の対処法とサイズ調整のポイント
「リーガルを買ったけど、どうしてもかかとが浮いてしまう……」と悩んでいる方、諦めるのはまだ早いです。サイズ選びで失敗して少し大きめを買ってしまった場合でも、いくつかの方法でリカバリーが可能です。まず試してほしいのが、靴紐の通し方(シューレースの締め方)の見直しです。
特にグッドイヤーウエルト製法の新品は、ソールが板のように硬いため、歩くときに靴がしなりにくく、結果として踵が置いていかれる(浮く)現象が起こります。これはサイズの問題ではなく、靴の返りがついていないことが原因であることが多いです。この場合は、しっかり靴紐を締めて、家の中で少しずつ歩いてソールを馴染ませることで解消されます。
もし、明らかに物理的な隙間がある場合は、以下のアイテムを活用しましょう。
足の甲が痛い時や靴擦れを防ぐフィッティングの秘訣

逆に「サイズを攻めすぎて足の甲が痛い!」という場合。特にリーガルのガラスレザー(光沢のある加工革)を採用したモデルは、最初がとにかく硬いです。履き口や、歩くときに曲がるシワの部分が足に食い込んで痛むのは、ある意味リーガルユーザーの「洗礼」のようなものです。
痛みを最小限にする秘訣は、履き下ろす前のプレメンテナンスにあります。新しい靴を履く前に、デリケートクリームを革の裏側(ライニング)や、シワが寄る部分に塗り込んで、手で優しく揉んであげてください。
これだけで革が少し柔軟になり、足への当たりがマイルドになります。また、最初から長時間履くのではなく、まずは1〜2時間程度の外出から慣らしていく「エージング期間」を設けることが、深刻な靴擦れを防ぐ最大の防御策です。
もしどうしても特定の場所(例えば小指やくるぶし)が当たって痛い場合は、無理をせずに靴修理店で「ポイントストレッチャー(部分伸ばし)」を依頼するのも賢い選択です。数日間、専用の機械で伸ばしてもらうだけで、嘘のように快適になることもあります。革靴は我慢して履くものという側面もありますが、修行が過ぎて足を壊しては元も子もありませんからね。
革靴のケアにはシューキーパー(シューツリー)が欠かせません。形を整えるだけでなく、シワを伸ばすことで足への当たりを一定に保つ効果もあります。サイズ感にこだわるなら、ぜひケア用品にも目を向けてみてください。 (関連記事:革靴の甲のシワ対策!理想のシワ入れ方法と消す修復術を徹底解説)
リーガルの革靴のサイズ感を把握して最高の1足を
ここまで長々と解説してきましたが、リーガルの革靴のサイズ感に対する理解は深まりましたでしょうか?最後にまとめると、リーガルのサイズ選びで最も大切なのは「スニーカー基準を捨てること」と「自分の足の実寸を知ること」の2点に集約されます。
25.0cmの人は25.0cmを選ぶ。このシンプルな原則に、モデルごとの木型のクセ(2504は大きめ、811Rはタイト目など)をスパイスとして加味すれば、大きな失敗をすることはありません。
革靴は、一度ジャストサイズを手に入れれば、ソールを張り替えながら10年、20年と履き続けられる素晴らしい道具です。リーガルというブランドは、日本人の足を長年研究し続けてきた信頼のブランドですから、サイズさえ合えばこれほど心強い味方はありません。
最初は少し硬く、タイトに感じるかもしれませんが、それを乗り越えて自分の足の形に変貌した革靴の履き心地は、何物にも代えがたい快感ですよ。この記事を参考に、あなたが「運命の1足」に出会えることを心から願っています!
もし迷ったら、ぜひリーガルの店舗でプロの店員さんに足を測ってもらうことも検討してくださいね。正確な情報は常に公式サイトや実店舗での確認が一番ですから。それでは、また!
