こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!
仕事で毎日履くビジネスシューズ、せっかくなら長く愛用できる本格的な一足を手に入れたいですよね。でも、いざ探してみるとバーウィックとリーガルの比較で悩む方が本当に多いんです。
価格帯が近いだけに、どっちのサイズ感を選べばいいのか、実際の評判はどうなのか、そして自分にとっての正解はどちらなのか。初めての本格革靴選びなら、なおさら迷ってしまうのは当然のことです。
この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、私が実際に触れて感じた両ブランドの違いを徹底的に掘り下げていきます。最後まで読めば、あなたが次に手に入れるべき一足がはっきりと見えてくるはずですよ。
バーウィックとリーガルの比較で見る性能の差

まずは、靴そのものの作りや素材、そして気になる履き心地のベースとなる部分を、私なりの視点で深掘りしていきます。
バーウィックとリーガルの比較を行うと、それぞれのブランドが大切にしている「靴作りへの思想」の違いが驚くほど鮮明に見えてくるのが面白いところですね。
それぞれのサイズ感と木型の違い

革靴選びにおいて、何よりも重要で、かつ一番の難所となるのが「サイズ選び」です。これを間違えると、せっかくの高級靴もただの苦痛の道具になってしまいますからね。まずリーガルについてですが、多くの人が驚くのはその「大きさ」です。
日本のJIS規格に基づいた設計なのですが、リーガル独自の基準がかなりゆったりしているため、普段のスニーカーが27.0cmの人なら、リーガルでは25.5cm前後がちょうど良い、なんてことが普通に起こります。まさに「表記マジック」とも言える現象ですね。日本人に多い「幅広・甲高」な足を優しく包み込む設計は、半世紀以上の歴史が証明する安心感があります。
対するバーウィックは、情熱の国スペインが生んだブランドらしく、ヨーロッパらしいシュッとしたフォルムが魅力です。しかし、これが曲者でして、以前のモデルは欧米人向けの細身な木型が多く、日本人の足には「幅が狭すぎる」と感じることも少なくありませんでした。
最近では日本市場向けに改良された「ミレニアルラスト(15611など)」が登場し、踵を小さく絞りつつも指先にはゆとりを持たせるなど、劇的に履きやすくなっています。
それでも、イギリスサイズ(UK)表記が基本なので、USサイズやセンチ表記と混同しないよう注意が必要です。木型によってフィット感が全く異なるため、ラスト番号(木型の種類)を意識して選ぶのが、バーウィック攻略の鍵になりますね。
関連記事:リーガルのサイズ表記はどこ?その場所や数字の読み方を解説!
デュプイ社製カーフに見る圧倒的な革質の評価

私がバーウィックというブランドを初めて知ったとき、一番衝撃を受けたのがその「革質」でした。3万円台という、本格革靴としてはエントリークラスの価格帯でありながら、世界最高峰のタンナーであるフランスの「デュプイ社」や「アノネイ社」のボックスカーフを惜しみなく使用しているんです。
本来であれば、10万円を超えるようなイギリスの超高級ブランドで使われるような革が、この価格で手に入るというのは、まさに「価格破壊」と言っても過言ではありません。きめ細かく、しっとりとした手触りのカーフは、磨き込むほどに奥行きのある光沢を放ちます。靴磨きが趣味の私にとっては、これほど楽しい素材はありません。
一方のリーガルは、革質が悪いわけではなく、非常に「実用的」です。日本国内のタンナーと協力し、日本の多湿な気候や雨、さらにはビジネスマンの過酷な使用環境に耐えられるよう、耐久性に優れた革を厳選しています。
バーウィックのような「繊細な美しさ」よりも、「多少の雨や傷を恐れずにガシガシ履ける信頼性」を重視している印象ですね。また、リーガルの高級ラインには海外タンナーの革を採用したモデルもありますが、主流はあくまで日本のビジネスシーンを支えるタフな仕様です。
所有欲を満たす圧倒的な革の輝きを求めるならバーウィック、毎日の「相棒」としての安心感を求めるならリーガル、という図式が成り立ちます。
| 比較項目 | バーウィック (Berwick) | リーガル (REGAL) |
|---|---|---|
| 主な使用皮革 | デュプイ、アノネイ等の欧州名門タンナー | 国産レザー、一部海外タンナー |
| 革の特徴 | きめ細かく、光沢が強い。経年変化が顕著 | 厚みがあり頑丈。実用性と耐久性が高い |
| 手入れの楽しさ | 非常に高い(磨くほどに応えてくれる) | 安定感がある(いつもの手入れで綺麗に保てる) |
修理のしやすさと寿命や耐久性

本格革靴を選ぶ最大の醍醐味は、手入れをしながら10年、15年と履き続けることにあると私は思っています。そうなると、避けて通れないのが「ソール(靴底)の交換」です。この修理体制という点において、リーガルの右に出るブランドは日本国内には存在しないでしょう。
全国各地に展開する「リーガルシューズ」の店舗へ持ち込めば、どこでも修理の相談ができる。この安心感は、地方で暮らす靴愛好家にとっても絶大なメリットです。特に千葉県にある自社工場で行われる公式修理は、オリジナルの木型に近い状態で仕上げてくれるため、戻ってきた時のフィッティングの狂いが極めて少ないのが特徴です。
(出典:株式会社リーガルコーポレーション公式『REGALの修理』)
対するバーウィックも、グッドイヤーウェルト製法という修理を前提とした構造を採用しているため、もちろんソール交換は可能です。バーウィックジャパンでも郵送による公式リペアサービスを提供していますが、店舗数はリーガルに比べれば限られます。
ただし、バーウィックの作りは非常にオーソドックスなので、街の靴修理店(駅ナカにあるリペアショップなど)でも難なく修理を受け付けてもらえます。部品の汎用性が高いため、あえて公式ではなく腕の良い近所の職人さんに預けるという選択肢もありますね。
どちらも適切にメンテナンスをすれば10年選手になってくれますが、修理の手軽さと安心感というインフラ面ではリーガルに軍配が上がります。
ソール選びで後悔しないための各欠点の比較

靴の見た目を左右するのがアッパーなら、履き心地と実用性を左右するのは間違いなく「アウトソール(靴底)」です。バーウィックは、実用性の高いダイナイトソール(イギリス製)やビブラムソール(イタリア製)を積極的に採用しています。これらはラバー(ゴム)製でありながら、見た目がスマートで、かつ雨の日でも滑りにくいという大きなメリットがあります。
しかし、欠点がないわけではありません。レザーソールに比べると通気性が劣るため、夏場は蒸れやすいと感じることがあります。また、新品のうちは少し硬さを感じ、歩いた時の「返り(屈曲性)」が馴染むまでに時間がかかるのが難点ですね。
リーガルも独自の合成ゴムソールを多数展開しており、中には耐摩耗性に特化した非常に減りにくいソールもあります。ただ、リーガルの欠点として時折挙げられるのが、ソールそのもののボリューム感です。
質実剛健な作りゆえに、コバ(靴の縁の部分)が張り出しているモデルが多く、スタイリッシュな細身のスーツに合わせると、足元だけが少し重たい印象になってしまうことがあります。また、伝統的なレザーソールモデルは、見た目は最高にエレガントですが、駅の階段や雨の路面では驚くほど滑ります。
自分のライフスタイルが「外回り中心のタフな環境」なのか、「室内や舗装路がメインの都会派」なのかによって、選ぶべきソールの優先順位は変わってきますよ。
店舗数や都道府県別の取扱店の違いをチェック

「よし、買おう!」と思ったときに、すぐに実物を確認できる環境があるかどうか。これは意外と重要なポイントです。
| 比較項目 | リーガル | バーウィック |
|---|---|---|
| 推定国内拠点数 | 約160店舗以上 | 約40〜50拠点(直営+主要パートナー) |
| 主な店舗形態 | REGAL SHOES(路面・ビル)、百貨店、アウトレット、大型モール | 直営旗艦店、セレクトショップ(UA, SHIPS等)、Global Style |
| 都道府県別の網羅性 | 47全都道府県をほぼカバー | 大都市圏中心(東京、大阪、名古屋、福岡等) |
| フィッティング環境 | 全国どこでも対面接客と計測が可能 | 都市部は充実しているが、地方はセレクトショップ頼み |
| 店舗の役割 | 販売、プロによる計測、公式修理受付 | 販売、世界観の提示、パートナー店でのセット販売 |
| 地方での入手手段 | 近くの専門店や百貨店で容易 | 提携スーツ店やオンライン (返品・交換対応店)が主 |
リーガルに関しては、もはや説明不要かもしれません。主要な駅ビル、大型ショッピングモール、さらには地方の百貨店まで、全国津々浦々に店舗が存在します。
どの都道府県にいても、思い立ったその日に試着に行けるという圧倒的なアクセスの良さは、他の追随を許しません。サイズ選びに不安がある初心者にとって、店舗スタッフの確かなフィッティングを受けられる場所が身近にあることは、最大の防衛策になります。
一方でバーウィックは、直営店こそ東京や大阪、名古屋などの大都市に限られていますが、最近は全国の有力なセレクトショップ(ユナイテッドアローズ、シップス、ナノ・ユニバースなど)での取り扱いが急増しています。
とはいえ、店舗によって置いているラスト(木型)やモデルが限られているため、「ネットで見たあの靴を試したい」と思っても、近くに在庫がないケースも多々あります。もし地方在住でバーウィックを検討するなら、Amazonや楽天などの大手モールで、「サイズ交換無料」や「返品可能」なショップを賢く利用するのが現代的な買い方と言えるかもしれませんね。
スコッチグレインやジャランスリワヤとの比較

バーウィックとリーガルの比較を語る上で、避けて通れないライバルが2つあります。それは日本の「スコッチグレイン」とインドネシアの「ジャランスリワヤ」です。
| ブランド | 原産国 | 主な製法 | 特徴・強み | こんな人におすすめ |
| REGAL (リーガル) | 日本 | グッドイヤー マッケイ 等 | 日本の革靴の代名詞。 圧倒的な耐久性と、全国どこでも購入・修理ができる安心感が最大の特徴。 | 実用性と頑丈さを重視するビジネスマン |
| Berwick (バーウィック) | スペイン | グッドイヤー | 欧州の洗練されたデザイン。 高級タンナーの革を使いつつ、コストを抑えた圧倒的なコスパ。 | デザイン性と革の質感を重視する人 |
| SCOTCH GRAIN (スコッチグレイン) | 日本 | グッドイヤー | 全工程を国内で行う「墨田区発」の職人ブランド。 日本人の足型(ラスト)への深いこだわり。 | 日本の職人技とフィット感を支持する人 |
| Jalan Sriwijaya (ジャランスリワヤ) | インドネシア | ハンドセーン ウェルテッド | 3〜4万円台で「九分仕立て」を実現。 手作業による履き心地の柔らかさと返りの良さが唯一無二。 | 最初から柔らかい履き心地を求める人 |
これらを含めた4強は、3万円〜5万円前後の「本格革靴激戦区」で常に比較の対象となります。スコッチグレインは、リーガル以上に「日本の職人技」を前面に押し出したブランドで、全ての工程を国内で行うストイックさが魅力です。革の質もバーウィックに負けず劣らず高く、特に木型の設計には並々ならぬこだわりを感じます。
もう一方のジャランスリワヤは、バーウィック最大の強敵と言えるでしょう。特筆すべきは「ハンドソーンウェルテッド製法(九分仕立て)」を採用している点です。通常のグッドイヤー製法よりも手作業の工程が多く、履き始めたその日から足馴染みが非常に柔らかい。
バーウィックが「高級な革質と欧州の洗練されたデザイン」を売りにするなら、ジャランは「伝統的な製法による極上の履き心地」を売りにしている印象ですね。
どれも素晴らしいブランドですが、最終的には「自分の足に合うラストがあるか」という点に集約されます。迷った時は、複数のブランドを履き比べることで、自分の足のクセ(踵の太さやアーチの高さ)がより鮮明にわかってきますよ。
関連記事:スコッチグレインとリーガルは何が違う?目的別の最適な選び方
バーウィックとリーガルの比較から導くおすすめ

ここまで個別の性能について詳しく見てきましたが、結局のところ「自分にはどっちが合っているの?」というのが一番知りたいポイントですよね。
ここからは、より実践的な視点で、シチュエーションやユーザー属性に合わせたおすすめの選び方を提案していきます。バーウィックとリーガルの比較を完結させるための判断基準として、ぜひ参考にしてください。
初心者が知るべきバーウィックの評判と注意点
本格的な革靴を初めて買うという方にとって、バーウィックの評判は非常に魅力的に映るはずです。ネット上のレビューを見ても「コスパ最強」「10万円クラスの革質」といった言葉が並んでいます。
確かに、その評価に嘘はありません。私も最初にバーウィックのストレートチップを手にした時、その銀面の美しさに惚れ惚れしました。しかし、初心者が知っておくべき注意点もいくつかあります。
まず、インポート(海外製)靴ゆえの「作りの大らかさ」です。稀にステッチの僅かなズレや、左右で革のシボ感(シワの入り方)が微妙に異なる個体が存在することがあります。これは製品の欠陥というよりは、手作業の工程が多い靴ならではの「個性」と捉える必要があります。
また、バーウィックは履き始めがかなり硬く、修行のような「履き慣らし」の期間が必要です。厚手のコルクがしっかり入っているため、自分の足の形に沈み込むまでには1ヶ月程度、週に1〜2回の頻度で履き続ける根気が求められます。
この期間を乗り越えた先にある、吸い付くようなフィット感を知ると病みつきになりますが、最初は「失敗したかも?」と不安になるかもしれません。そのハードルを越えてでも、美しい革を育て、欧州の洗練されたスタイルを手に入れたいという熱意があるなら、バーウィックは最高のデビュー戦を飾らせてくれるはずですよ。
結局どっち?目的別の失敗しない選び方の基準

さて、いよいよ最終判断の時です。バーウィックとリーガルの比較において、どちらを選ぶべきかは、あなたの「靴に対する価値観」に集約されます。私は、以下のような基準で選べば、後悔することはまずないと考えています。
あなたの最適解はどっち?
- 「趣味としての靴」を楽しみたい人
休日に靴を磨き、鏡面仕上げを施して、その美しい輝きを眺めるのが好き。あるいは、フランスの名門タンナーの歴史に惹かれる。そんな方にはバーウィックが最適です。3万円台でこれほど所有欲を満たしてくれるモノは他にありません。 - 「ビジネスの道具」として信頼性を求める人
靴はあくまで自分を支えるプロフェッショナルなギア。雨の日も風の日も休まず、壊れたらすぐに直せる体制が欲しい。そんな実利主義な方にはリーガル一択です。半世紀にわたり日本の足元を支えてきたインフラとしての実力は伊達ではありません。 - ファッション性を最優先する人
最近のスリムなスーツや、裾幅の狭いパンツに合わせて、足元をスタイリッシュにまとめたい。イタリアやフランスの色気あるデザインを好むなら、迷わずバーウィックを選んでください。 - 履き心地の安定感と失敗を避けたい人
初めての本格靴で、絶対にサイズ選びを失敗したくない。自分の足型が典型的な「幅広」だと自覚している。そんな方は、全国に店舗があり日本人の足を知り尽くしたリーガルから始めるのが最も安全な道です。
結婚式にも最適!高コスパな革靴を選ぶための秘訣

人生の節目となる結婚式や、キャリアを左右する重要な商談。そんな「ここぞ」という場面で履く一足を探しているなら、バーウィックとリーガルの比較において、特に注目すべきは「内羽根式ストレートチップ」という王道モデルです。
冠婚葬祭からビジネスまで、一足持っていれば全てのフォーマルシーンに対応できる、まさにビジネスマンの制服とも言える存在ですね。ここで差がつくのが、やはり「革の質感」です。
バーウィックのデュプイ社製カーフは、しっかり手入れをしておけば、会場の照明を上品に反射し、あなたの立ち居振る舞いを格上げしてくれます。控えめながらも確かな主張を感じさせるバーウィックのシルエットは、華やかな場に実によく映えます。
一方で、リーガルも「315R」などの人気モデルを展開しており、こちらは少し現代的にアレンジされたシャープなシルエットが特徴です。どちらも3万円台という予算内で、10万円クラスの靴と並んでも決して引けを取らないオーラを纏っています。
高コスパな革靴を選ぶ秘訣は、単に安いものを選ぶのではなく、「手入れによって10年後もその美しさが保たれるか」という視点を持つことです。
最初の一足に!リーズナブルなそれぞれの推奨モデル
具体的なモデル名がないとイメージしにくいと思いますので、私のおすすめを挙げておきますね。まずリーガルなら、誰もが認める不朽の名作「2504(プレーントゥ)」です。

これはもはや「日本の遺産」と言っても過言ではありません。少し丸みのある愛嬌のあるフォルム、そして圧倒的に頑丈な牛革。私が初めてリーガルの店舗に行った時、ベテランの店員さんが「これさえあれば10年は戦えます」と言っていたのが忘れられません。どんな過酷な現場にも連れて行ける、まさに「最強の相棒」です。
バーウィックで最初の一足を選ぶなら、王道の「1707 (ストレートチップ)」、あるいは日本人の足に馴染みやすい「15611(内羽根ストレートチップ)」が鉄板です。

特にダイナイトソール仕様を選べば、本格革靴の美しさとラバーソールの実用性を完璧に両立できます。最初は少しタイトに感じるかもしれませんが、履き込んで自分の足に馴染んだ瞬間の「一体感」は、一度味わうと安価なセメンテッド製法の靴には戻れなくなります。
どちらのブランドも、あなたのビジネスライフを確実に豊かにしてくれるはずです。まずは、ぜひお店でその質感を自分の目で確かめてみてくださいね。
バーウィックとリーガルの比較に関する最終結論
長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました!バーウィックとリーガルの比較、いかがでしたでしょうか。最終的な結論を言うならば、「伝統と安心を履くならリーガル、革の輝きとロマンを履くならバーウィック」、これが私の答えです。
どちらを選んだとしても、それはあなたが自分の身嗜みに対して真剣に向き合い、投資をしたという素晴らしい証です。靴はあなたを素敵な場所へ連れて行ってくれる。そんな言葉がありますが、手入れの行き届いた本格革靴なら、その歩みはより自信に満ちたものになるはずです。
