こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!
英国靴の聖地ノーザンプトンで最も古い歴史を持つブランド、トリッカーズ。そのラインナップの中でも、カントリーブーツの代名詞として君臨するのがモールトンです。
トリッカーズのモールトンを検討している方の中には、サイズ選びで失敗したくない、あるいはストウとの違いがよく分からないといった悩みを抱えている方も多いはず。
また、一生モノと言われるほど丈夫なこのブーツが、シーシェイドやエスプレッソといったレザーの違いによってどのようなエイジングを見せてくれるのか、中古市場や楽天などの通販サイトで安く買うにはどうすればいいのかといった、実用的な情報も気になりますよね。
この記事では、私が個人的に収集した膨大な知識をもとに、履き始めの硬さを乗り越える方法から、数十年後を見据えたメンテナンスまで読めば必ず納得できる内容に仕上げましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
トリッカーズのモールトンが持つ歴史と一生モノの価値

トリッカーズというブランド、そしてモールトンというモデルがなぜこれほどまでに特別な存在なのか。まずはその成り立ちと、靴としての完成度の高さについて詳しく解説します。
ストウとの違いを見極めるポイント

トリッカーズのカントリーブーツを購入しようと調べ始めると、必ずと言っていいほど「モールトン(MALTON)」と「ストウ(STOW)」という二つの名前に行き当たります。一見すると全く同じに見えるこの二つのモデル、実は愛好家の間でも混同されがちですが、そのルーツには明確な区別が存在するんです。
結論から言うと、この二つの最大の違いは「使用されているレザー」にあります。歴史的な定義に基づけば、トリッカーズのモールトン(型番M2508)は、「Cシェイド(C Shade)」と呼ばれる特定のタンカラーのゴースカーフを使用したモデルを指します。
一方、ストウ(型番M5634)は、ブラックやマロン、エイコンといった通常のカーフレザーを使用したモデルの総称です。つまり、モールトン=Cシェイドという図式が本来の形なんですね。
※近年はショップ別注等により、カーフのM2508もモールトンと呼ばれることがあります。
どちらも「4497S」という、1930年代に開発された伝統的な木型(ラスト)を使用しており、ブローギング(穴飾り)のデザインや、7つのアイレット(紐穴)といった基本設計は同一です。
しかし、履き心地や用途はレザーの性質に依存します。モールトンに使用されるCシェイドは、もともと農作業や狩猟といった過酷な環境に耐えるために作られたため、非常に肉厚で硬く、実用重視の性格が強いのが特徴です。一方のストウは、より街履きに適したしなやかなカーフが選ばれることが多く、上品な雰囲気を纏っています。
シーシェイド素材の耐水性とゴースカーフの機能性

トリッカーズのモールトンを語る上で欠かせないのが、その特殊なアッパー素材「Cシェイド・ゴースカーフ」です。この革は、単なる「茶色の革」ではありません。製造工程からして、一般的なドレスシューズのカーフとは一線を画しています。
ゴースカーフ(Gorse Calf)の「ゴース」とは、ハリエニシダというトゲのある植物のこと。そんなトゲだらけの藪の中を歩いても傷つかないほど頑丈だ、という意味が込められています。
最大の特徴はその厚みで、通常のカーフが1.0mm〜1.2mm程度なのに対し、Cシェイドのゴースカーフは1.5mm以上の厚みがあると言われています。さらに、表面には強力な塗膜(顔料仕上げ)が施されており、これが驚異的な撥水性を発揮します。
実際に、激しい雨の中でモールトンを履いてみると、水滴が革の表面をコロコロと転がり落ちていく様子に驚かされます。一般的な革靴であれば、雨染みや銀浮き(革の表面がボコボコになる現象)を心配してしまいますが、モールトンに関してはその心配がほとんどありません。まさに「最強の雨靴」としての機能美を備えているんです。
ただし、この機能性の代償として、驚くほどの「硬さ」があります。新品の状態では、まるで鉄板を巻いているかのような感触で、指で押してもびくともしません。
この硬さこそが、後述する「修行」の正体なのですが、この障壁を乗り越えた先には、どんな悪天候でも自信を持って歩き出せる最高の信頼感が待っています。この堅牢な造りは、1829年の創業から変わらないトリッカーズのアイデンティティそのものと言えますね。
(出典:Tricker's Official Website『History』)
長年履き込むことで現れるエイジングと美しさ
トリッカーズのモールトンは、よく「一生モノ」と言われますが、それは単に壊れないという意味だけではありません。履けば履くほど、自分の足に馴染み、見た目の深みが増していく「エイジングの美しさ」こそが、一生モノと呼ばれる真の理由です。

モールトンの主力であるCシェイドのエイジングは、他のレザーとは少し毛色が異なります。一般的なカーフは、クリームを吸い込んで色がどんどん濃くなっていきますが、Cシェイドは表面の塗膜が強いため、急激な色の変化は起こりません。
その代わり、数年単位で履き込むうちに、塗膜が徐々に馴染んで落ち着き、マットな質感がうっすらと透明感のある輝きへと変化していきます。これを私は「枯れる美学」と呼んでいます。
特筆すべきは、履き皺の入り方です。分厚いゴースカーフに刻まれる皺は、細かく繊細なものではなく、深く、力強い谷のような皺になります。このダイナミックな皺が、カントリーブーツ特有の無骨なシルエットと相まって、えも言われぬ迫力を醸し出すんです。カドが取れ、履き主の足の形に変形したモールトンは、新品の時よりもはるかに洗練された美しさを放ちます。
エイジングを美しく進めるコツは、過度な色付きクリームを避けることです。初期段階では革の表情を活かすためにニュートラルのクリームを使い、数年経って色が抜けてきた部分にだけ、少しずつ同系色のクリームを足していくと、奥行きのある表情になりますよ。
また、トリッカーズはグッドイヤーウェルト製法を採用しているため、ソールの交換が可能です。10年履いてアッパーが最高の状態になった頃、新しいソールに張り替える。そうしてまた次の10年、20年と歩んでいく。こうした永い年月を共にする体験こそが、モールトンを所有する最大の贅沢だと私は確信しています。
エスプレッソの独特の経年変化
シーシェイドと並んで、モールトンの人気を二分するのが「エスプレッソ(Espresso)」です。こちらはCシェイドのような特殊加工されたゴースカーフではなく、高品質なボックスカーフ(バーニッシュドカーフ)が使用されることが一般的です。そのため、エイジングの方向性も全く異なります。
エスプレッソの魅力は、何と言ってもその「艶」と「色抜け」のコントラストです。最初は黒に近いような非常に濃いダークブラウンですが、履き込むうちに屈曲部や擦れやすい部分の色がわずかに抜け、明るい茶色が顔を出します。このグラデーションが、まるで使い込まれたアンティークの木製家具のような、高級感あふれる表情を生み出すんです。
Cシェイドが「実用美」なら、エスプレッソは「耽美」と言えるかもしれません。クリームで磨き込めば磨き込むほど、深みのある光沢を放ち、ドレスシューズのようなエレガントさも兼ね備えるようになります。そのため、デニムやチノパンだけでなく、少しカッチリしたスラックスに合わせても違和感がありません。
私の周りでも、最初はCシェイドを買ったものの、その魅力に取り憑かれて2足目にエスプレッソを選ぶという人が後を絶ちません。どちらの色も、トリッカーズというキャンバスに自分だけの歴史を刻んでいく楽しさを教えてくれますね。
堅牢なダブルソールとストームウェルトの構造的利点

モールトンの重厚な佇まいを決定づけているのが、その「底回り」の構造です。ここには、英国の過酷なカントリーサイドを歩き抜くための知恵が凝縮されています。まず注目すべきは「ダブルソール」です。
通常の靴は、アッパーの下に1枚のアウトソールが貼られますが、モールトンはアウトソールとインソールの間にもう一枚「ミッドソール」を挟み込んだ二重構造になっています。
これにより、物理的な厚みが増し、地面からの突き上げを強力にシャットアウトしてくれます。たとえゴツゴツした岩場を歩いても、足裏に不快な振動が伝わることはありません。また、ソールの厚みがあることで、靴全体の剛性が高まり、型崩れを防ぐ効果もあります。
| ディテール | 役割・メリット | 特筆事項 |
|---|---|---|
| ダブルソール | クッション性と耐久性の向上 | 2枚のレザーまたはラバーを使用 |
| ストームウェルト | 浸水と砂の侵入を物理的に遮断 | ウェルトが壁のようにせり上がっている |
| グッドイヤーウェルト | 何度でもソール交換が可能 | 堅牢さと柔軟性を両立する伝統製法 |
そして、もう一つの重要パーツが「ストームウェルト」です。これは、アッパーとソールの接合部にある細い革(ウェルト)が、L字型にせり上がってアッパーに密着している仕様のこと。
通常のウェルトよりも隙間がなくなるため、雨水や泥が靴の内部に侵入するのを防ぎます。カントリーブーツならではのこの意匠は、実用面だけでなく、見た目のボリューム感を強調する視覚的なアクセントにもなっていますよね。
こうした堅牢な構造のおかげで、モールトンは数十年というスパンでの着用に耐えることができます。まさに「道具」としての信頼性と「工芸品」としての美しさが共存している、稀有なブーツだと言えるでしょう。
トリッカーズ・モールトンの正しい選び方

ここからは、実際にモールトンを手に入れる際に直面する「サイズ選び」や、安く買うためのコツ、そして長く愛用するための具体的なテクニックについて、より実践的な視点で解説していきます。
4497Sラスト特有のサイズ感とフィッティングの秘訣

トリッカーズのモールトンをオンラインで購入しようとしている方にとって、最大の壁が「サイズ選び」ですよね。モールトンに使用されている木型「4497Sラスト」は、英国靴の中でもかなり特殊なフィッティング特性を持っています。
この木型の特徴を一言で言えば「指周りはゆったり、甲と踵はしっかり」です。もともと厚手のウールソックスを履いて狩猟や散策をすることを想定しているため、つま先部分(トウボックス)にはかなりの余裕があります。そのため、普段履いているスニーカーや、タイトフィッティングなドレスシューズと同じサイズ感覚で選ぶと、大きすぎて失敗する可能性が高いんです。
具体的なサイズ感については、以下の表を参考にしてみてください。ただし、あくまで目安ですので、自分の足の形(幅広・甲高など)に合わせて調整が必要です。
| UKサイズ | 日本サイズ(cm) | フィット感の傾向 |
|---|---|---|
| UK 5.5 | 24.0 | 小柄な男性や女性に多いサイズ |
| UK 6.0 | 24.5 | 標準的な日本の25.0cmに近い感覚 |
| UK 6.5 | 25.0 | タイトに履きたい25.5cmの方に |
| UK 7.0 | 25.5 | 最も需要が多いゴールデンサイズ |
| UK 7.5 | 26.0 | ゆったり履きたい26.0cmの方に |
フィッティングの際の秘訣は、「踵がしっかりホールドされているか」と「ボールジョイント(親指と小指の付け根)の位置が合っているか」の二点です。指先が遊ぶのはこの木型の仕様なので問題ありません。
むしろ、ここをタイトにしすぎると、厚い革の圧迫に耐えられなくなります。もしサイズ選びに不安があるなら、革靴のサイズ革靴を大きめで買うと失敗する?も併せてチェックしてみてくださいね。自分の足の特徴を知ることが、失敗しない第一歩になります。
万力締めのような履き始めの硬さを解消する慣らし方

無事に自分にぴったりのサイズを手に入れた後、次に待ち受けているのが「修行」と呼ばれる履き慣らしの期間です。トリッカーズのモールトン、特にCシェイドは、新品の状態では驚くほど硬いです。その硬さは、まさに「万力で締められているよう」と表現されるほど。ここで挫折してメルカリに出してしまう人も多いのですが、それは非常にもったいない!
この硬さを効率よく解消し、自分の足に馴染ませるためのステップをご紹介します。まず大切なのは、決して最初から外で長時間履かないことです。最初は家の中で、テレビを見ている間だけでも良いので、靴を履いて過ごしてみてください。
体温で革を温めながら、少しずつ屈曲させていくのがポイントです。
家での慣らしが終わったら、次はコンビニまでの5分、その次は近所の公園まで15分……というように、少しずつ歩行距離を伸ばしていきましょう。モールトンはインソールの下に厚いコルクが敷き詰められています。このコルクが自分の足型に合わせて沈み込み、アッパーの革が柔らかくなるまでには、個人差はありますが週3回の着用で半年から1年ほどかかります。
この期間を乗り越えると、ある日突然、靴が足の一部になったような一体感が生まれます。その瞬間、あなたは「トリッカーズを選んで本当に良かった」と確信するはずです。修行は大変ですが、その先にある極上の履き心地を目指して頑張りましょう!
輝きを保つメンテナンスとCシェイド専用のケア方法

トリッカーズのモールトン、特にその代名詞である「Cシェイド」を手に入れたなら、日々のメンテナンス方法もアップデートする必要があります。なぜなら、Cシェイドに使用されているゴースカーフは、一般的なドレスシューズのカーフとは構造が全く異なるからです。
このセクションでは、私が試行錯誤の末にたどり着いた、モールトンを美しく、そしてタフに保つためのケア術を伝授しますね。
まず知っておいてほしいのが、新品時のCシェイドは「クリームがほとんど浸透しない」という点です。強力な防水塗膜で保護されているため、油分の強いクリームを塗っても表面で滑ってしまい、ベタつきの原因になるだけなんですね。
履き始めてから数年は、過保護にする必要はありません。日々のケアは「馬毛ブラシでのブラッシング」だけで十分です。ブローギング(穴飾り)の隙間に溜まった埃をしっかり掻き出すことで、革の呼吸を助け、カビや劣化を防ぐことができます。
特に重要なのが水分補給です。革が乾燥すると、どんなに頑丈なゴースカーフでも屈曲部からクラック(ひび割れ)が発生してしまいます。
この手のクリームは水分割合が高く、塗膜の上からでもわずかな隙間から浸透して革の柔軟性を保ってくれます。これを半年に一回程度、薄く塗り広げるだけで、モールトンの寿命は飛躍的に伸びますよ。
逆に、エスプレッソなどのカーフモデルの場合は、最初から「育てる」楽しみが全開です。イングリッシュギルドのビーズリッチクリームなど、少し油分の強いクリームを使って磨き上げることで、奥行きのあるツヤを出すことができます。
Cシェイドは実用的なワークブーツとしてのケア、エスプレッソは美しさを引き出すドレスシューズ寄りのケア、という具合に使い分けるのがモールトン愛好家への第一歩です。正確なメンテナンス用品の選択については、メーカーの推奨情報を確認することも忘れないでくださいね。
楽天などの通販や並行輸入品でお得に購入する手段

「トリッカーズのモールトンが欲しい、でも価格が……」と悩んでいる方は多いはず。現在の正規代理店価格は10万円を優に超えており、なかなか勇気がいる買い物ですよね。そこで賢い選択肢となるのが、楽天市場などの大手通販サイトや、並行輸入品の活用です。私自身、これまで何度も通販で革靴を購入してきましたが、ポイントさえ押さえればこれほどお得な方法はありません。
並行輸入品とは、海外の正規ショップから直接買い付けられた商品のことで、偽物というわけではありません。流通経路を簡略化することで、定価の30%〜40%オフという驚きの価格で販売されています。
浮いたお金で、最高級のシューツリーやケア用品を揃えることもできるのが魅力ですね。ただし、ネット通販ならではの注意点もいくつかあります。
| 項目 | 国内正規品 | 並行輸入品(楽天等) |
|---|---|---|
| 価格 | 10万円〜(定価) | 6万円〜8万円前後(相場) |
| 保証・修理 | 代理店の正規サポートあり | 購入店独自の保証、または一般修理店 |
| インソール印字 | ゴールドロゴが多い | ブラウンやブラックのロゴが混在 |
| 安心感 | 対面でのフィッティングが可能 | サイズ選びの自己責任が伴う |
通販で失敗しないための最大のコツは、「サイズ交換無料サービス」を行っている店舗を選ぶことです。前述の通り、モールトンのサイズ選びは非常にシビア。室内での試着であればサイズ交換を受け付けてくれるショップなら、万が一の際も安心です。また、楽天のセール期間やポイント還元をフル活用すれば、実質的な購入価格をさらに抑えることも可能です。
偽物を心配される方もいるかもしれませんが、トリッカーズのような手間のかかるグッドイヤーウェルト製法の靴を、精巧な偽物として作るのはコスト的に割に合いません。
明らかに安すぎる(2万円以下など)怪しいサイトを避け、運営会社がはっきりしているショップを選べば、リスクは最小限に抑えられます。まずは自分が納得できるまで、各ショップのレビューを読み込んでみるのがおすすめですよ。
メルカリなどの中古品で安く探すコツ
もし、あなたが「履き始めの修行をショートカットしたい」かつ「予算を極限まで抑えたい」と考えているなら、メルカリやヤフオクといった中古市場を覗いてみる価値は大いにあります。

トリッカーズのモールトンは非常にタフな靴なので、中古であっても致命的なダメージがある個体は少なく、むしろ「適度に馴染んだ最高の実用靴」が安価に転がっていることがあるんです。
中古でモールトンを探す際、私が必ずチェックするポイントは3つあります。まずは「ソールの減り」です。ダイナイトソールの場合は、底面の突起が消えていないかを確認しましょう。
次に「ライニング(内側)の状態」です。特にかかとの内側は摩擦で破れやすいため、写真でしっかり確認してください。そして最後が「インソールの沈み込み」です。モールトンは持ち主の足型に合わせてコルクが沈むため、極端に沈み込んでいるものは、自分の足に合うまで違和感を感じることがあります。
中古購入の落とし穴
前の持ち主が「修行」に耐えかねて手放した、着用回数1〜2回の超美品は狙い目です。逆に、10年以上履き込まれた個体は、内部のコルクが完全に他人の足の形になっているため、自分の足に馴染ませるのが非常に難しい場合があります。できれば「着用10回未満」程度のものを選ぶのが賢い選択ですね。
中古相場としては、美品で3.5万円〜5万円前後が一般的です。メルカリなどで購入した後は、専門業者による「丸洗いクリーニング」に出すのも一つの手。
それだけで清潔感が増し、革の柔軟性も戻ります。中古品を活用することで、浮いた予算を信頼できる靴修理店でのメンテナンス費用に充てるのも、賢いモールトンの楽しみ方と言えますね。一点ものとの出会いを楽しむ感覚で、気長に探してみてください。
自分だけのトリッカーズのモールトンを育てる喜び
ここまで、トリッカーズのモールトンに関する歴史、構造、選び方、そしてメンテナンスまで幅広くお伝えしてきました。
この記事を通じて、モールトンが単なるファッションアイテムではなく、履く人の生活に寄り添い、共に時を刻む「道具」であることを感じていただけたなら嬉しいです。最後に改めて、この記事のポイントを整理しておきますね。
トリッカーズのモールトンを履くということは、英国の職人たちが190年以上守り続けてきた伝統を、自分の足元で体験するということです。最初は硬くて重くて、正直「買わなきゃ良かった」と思う瞬間があるかもしれません。
でも、それを乗り越えて、自分の足に吸い付くようになったモールトンを鏡で見たとき、きっと言葉にできない満足感が湧いてくるはずですよ。
