こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!
フランスが誇る至高の革靴、J.M.Weston。その美しさと堅牢さに魅了され、いつかは一足手に入れたいと憧れている方も多いのではないでしょうか。
しかし、昨今の物価高騰や円安の影響で、日本国内の価格は年々上昇しています。そこで気になるのが、本場フランスで売られてるJ.M.Westonの現地価格ですよね。旅行ついでにパリで購入すれば、免税手続きやセールを利用してどれくらい安くなるのか、関税を含めた実質価格はどうなるのか、といった疑問を持つのは当然のことです。
この記事では、私が調べた最新の価格動向をもとに、現地での買い方から日本国内での賢い入手方法までを分かりやすく整理しました。これから購入を考えている方の不安が少しでも解消されれば嬉しいです。
J.M.Westonの現地価格は?2026年最新の調査結果

フランス本国での販売価格を知ることは、賢い買い物を検討する上で欠かせないステップです。ここでは、現地の最新プライスや、旅行者が利用できるお得な制度について、私の調べた範囲で詳しく解説していきます。
パリ本店の180ローファー価格と免税手続き

J.M.Westonの象徴とも言える「180 シグニチャーローファー」。2026年現在のフランス現地での定価は、おおよそ780ユーロから810ユーロほどとなっています。
1ユーロ159円で換算すると、日本円で約124,000円前後ですね。これだけでも日本の定価より安く感じますが、観光客にはさらに「免税手続き(デタックス)」という強力な味方がいます。フランス国内で購入する場合、通常は商品代金に含まれる20%の付加価値税(VAT)の一部が還付される仕組みになっています。
この還付率は、店舗が提携する免税手続き代行会社の手数料が差し引かれるため、実質的には約10%から12%程度が手元に戻ってくると考えておきましょう。
例えば、780ユーロのローファーを購入し、12%の還付を受けた場合、実質の支払額は約686ユーロ(約109,000円)まで下がります。ただし、これを受けるには同一店舗で1日の購入合計額が175.01ユーロ以上である必要があり、J.M.Westonの靴であれば一足で確実にクリアできます。
空港のPABLO端末でバーコードをスキャンするだけで承認されるため、以前より格段にスムーズになりましたが、パスポートの原本携行は絶対条件ですので注意してくださいね。
641ゴルフの値段と日本国内価格の比較

次に、タフな作りで「ジャーナリストの靴」とも称される人気の「641 ゴルフ」を見てみましょう。2026年現在の現地価格は約880ユーロ。日本円に直すと約139,900円です。
一方、日本国内の正規店での販売価格は176,000円(税込)となっており、その差額は約36,100円に達します。さらに免税還付(12%想定)を受けると、現地実質価格は約123,000円程度まで下がるため、日本価格との差は約53,000円まで広がります。
これだけの価格差があると「パリで買ったほうが絶対お得!」と即断したくなりますが、実はここから日本入国時の関税という壁が立ちはだかります。日本の税関制度では、革靴に対して国内産業保護のための高い税率が設定されています。
具体的には、課税価格に対して30%、または一足あたり4,300円のいずれか高い方が適用される「選択税」の形式をとっています。J.M.Westonのような高額品は間違いなく30%の税率が適用されるため、このコストを無視して「安さ」を語ることはできません。
正確な課税ルールについては、必ず(出典:税関『海外旅行者の携帯品及び別送品の免税範囲』)などの一次情報を確認し、自己責任で判断してくださいね。
| モデル | フランス現地価格(円換算) | 日本国内価格(税込) | 単純差額 |
|---|---|---|---|
| 180 ローファー | 約124,000円 | 156,200円 | 約32,200円 |
| 641 ゴルフ | 約139,900円 | 176,000円 | 約36,100円 |
| 705 チェルシー | 約158,200円 | 198,000円 | 約39,800円 |
サカイコラボモデルのフランス価格と入手難易度
近年、J.M.Westonが感度の高い若年層からも注目を集めている理由の一つに、阿部千登勢氏が率いる日本ブランド「サカイ(sacai)」との継続的なコラボレーションがあります。

2025年秋冬から2026年にかけて発表されたモデルも、180ローファーやゴルフをベースに、大胆なソール装飾や異素材を組み合わせた逸品が揃っています。これらの限定モデルは、通常のインライン商品よりも高価で、現地でも900ユーロから1,000ユーロを超える価格設定になっています。
パリの店舗でも非常に人気が高く、現地での入手難易度は極めて高いのが現状です。
主要な直営店(シャンゼリゼ店やクールセル店)だけでなく、特定のコンセプトショップやマレ地区の路面店など、限られた場所でのみ展開されることが多いため、観光ついでに立ち寄って「マイサイズがたまたまある」という確率はかなり低いと考えたほうがいいでしょう。
また、コラボモデルは製造数が限られているため、フランス国内でも完売後はプレミアム価格で二次流通することもしばしば。価格メリットを狙うというよりは、「日本で完売したモデルを本場で探す」という情熱が必要な買い物になりますね。
限定モデルを探すなら「マレ店」が狙い目?
トレンドに敏感なマレ地区のブティックは、歴史あるクールセル店に比べて、こうしたコラボモデルやエッジの効いたコレクションの展示に力を入れている傾向があります。
スタッフも若くフレンドリーな方が多いので、拙い英語やフランス語でも一生懸命相談に乗ってくれるかもしれません。もしパリで限定品を狙うなら、まずはマレ地区をチェックしてみるのが私の個人的な推奨ルートです。
アウトレット店舗ラヴァレヴィラージュの現地価格
パリ中心部からRER A線で約40分。「ラ・ヴァレ・ヴィラージュ(La Vallée Village)」は、一流ブランドが軒を連ねる高級アウトレットモールです。

ここにJ.M.Westonの公式アウトレット店舗が存在することは、靴愛好家の間では有名な話ですね。ここでは、驚くべきことに定価の30%から60%オフという破格のプライスで提供されていることがあります。2026年の最新状況でも、運が良ければ500ユーロ前後で180ローファーが並んでいることもあります。
ただし、ここは「宝探し」の要素が非常に強い場所です。店頭に並ぶのは、主にシーズンオフのカラーや、わずかな革の血筋・傷などで検品を外れた「セカンド品」が中心です。
黒やネイビーのボックスカーフといった王道モデルの、いわゆる「ゴールデンサイズ」に出会える可能性は極めて低いと言わざるを得ません。一方で、少し珍しい色のスエードローファーや、コンビカラーのゴルフなどを探している人にとっては、日本円で7万円〜8万円台でWestonが手に入るという、夢のような場所になります。もちろん、
アウトレット価格からさらに免税手続き(デタックス)を適用できるため、そのコストパフォーマンスは世界最強と言えるでしょう。
アウトレット店への訪問を検討しているなら、平日の午前中が鉄則です。週末は観光客で非常に混雑し、入店制限がかかることもあります。また、公式アプリで発行される追加割引クーポンがWestonで使える場合もあるので、事前に登録しておくとさらにお得になるかもしれませんよ。
パリの直営店や百貨店で安く買う方法

パリ市内には複数の直営店がありますが、最も格式高いのは1922年オープンのクールセル店です。
しかし、少しでも「安く、効率的に」買いたいのであれば、ギャラリー・ラファイエットやプランタン・オスマン、あるいは左岸のル・ボン・マルシェといった「高級百貨店(デパート)」内のコーナーを狙うのが賢明です。百貨店を利用する最大のメリットは、複数のブランドの買い物を合算して免税手続きができる点にあります。
例えば、J.M.Westonで靴を買い、同じ百貨店内の別ブランドでネクタイやシャツを買った場合、それらすべての金額を合算して1つの免税書類を作成できます。
個別に手続きをするよりも返金率が高くなるケースもあり、何より空港での手続きが一回で済むのが非常に楽です。また、フランスには「ソルド(Soldes)」と呼ばれる国が指定した大規模セール期間(例年1月と6月頃)があり、百貨店ではこのタイミングで特定のモデルが20%〜30%オフになります。
J.M.Westonも対象になることがあり、この時期のパリはまさに靴好きにとっての聖地と化します。夜20時頃まで営業している百貨店が多いのも、スケジュールが詰まった旅行者には嬉しいポイントですね。
関税や消費税を考慮した実質的な取得コスト

さて、ここが最も重要な「リアルな計算」のセクションです。免税でお得に買えたとしても、それを日本に持ち込む際には法的義務として税金を支払う必要があります。個人使用目的で海外から持ち帰る場合、課税対象額は「海外市価の60%」として計算される特例があります。
これを知らずに単純計算すると、後で驚くことになりますよ。180ローファー(現地価格780ユーロ)を例に、1ユーロ159円でシミュレーションしてみましょう。
| 項目 | 計算内容 | 金額(目安) |
|---|---|---|
| 現地支払額(税込) | 780ユーロ × 159円 | 124,020円 |
| 免税還付(12%) | 124,020円 × 0.12(返金) | ▲14,882円 |
| 免税後の実質支払額 | 購入価格 − 還付額 | 109,138円 |
| 日本の関税(30%) | (124,020円 × 0.6) × 0.3 | 22,300円 |
| 日本の消費税(10%) | (課税価格 + 関税) × 0.1 | 9,600円 |
| 総取得コスト | 実質支払 + 税金合計 | 141,038円 |
日本国内の正規店価格が156,200円(税込)ですから、その差は約15,162円となります。パリへの航空券代や滞在費を考えれば、この差額のためにわざわざ行くのは現実的ではありませんが、「旅行のついでに買う」のであれば、1.5万円浮いたお金で豪華なディナーを楽しめると考えることもできますね。
ただし、為替がさらに円安に振れたり、免税手続きのミスで還付が受けられなかったりした場合、日本で買うよりも高くなってしまう「逆転現象」のリスクがあることは、心に留めておくべきかなと思います。
J.M.Westonを現地価格よりお得に国内通販で買うコツ

現地価格の魅力は十分理解できましたが、実は「日本国内で買う」ことには、価格差を補って余りあるメリットが存在します。
特に、世界一フィッティングが難しいと言われるJ.M.Westonにおいては、日本独自のサービスを賢く利用するのが、最終的な満足度を最大化する近道だったりします。ここからは、私自身の経験も踏まえた国内攻略法を伝授します。
スペシャルオーダーのパリ値段と日本での受付状況

既製品には存在しない自分だけの組み合わせを追求できるスペシャルオーダー(MTO)。フランス現地では、ベース価格に約208ユーロ〜のサージ(追加手数料)を支払うことでオーダーが可能です。
180種類以上の革、46色のカラーバリエーション、さらにはソールの仕様(トリプルソールへの変更など)まで選べるのは、まさに愛好家の終着駅。フランス本国でオーダーすれば、日本で依頼するよりも総額で数万円安く済むのは事実です。
一方、日本国内でも青山店や丸の内店などの直営店で常時オーダーが可能です。また、定期的に開催される「トランクショー」では、本国から職人が来日することもあり、非常に精密なフィッティングを受けられます。
国内オーダーの価格は25万円〜と確かに高額ですが、「言葉の壁がない環境で、ミリ単位の調整を相談できる」というメリットは計り知れません。
オーダー品は完成までに約3ヶ月を要するため、万が一届いた商品に不具合があった場合、国内で依頼していればすぐに対応してもらえますが、個人輸入や現地オーダーだと非常に困難です。安心を最優先するなら、国内オーダーは決して高い買い物ではない、と私は思います。
修理や純正オールソールなど国内正規店のアフターケア
J.M.Westonの靴が「一生モノ」と言われる最大の理由は、フランス本国と同じクオリティで提供される徹底した修理体制にあります。特筆すべきは、パリの直営店やアウトレットで購入した個体であっても、日本国内の正規店(直営路面店や百貨店コーナー)で純正修理を正当に受けられるという点です。これは、グローバルブランドとしてのプライドを感じる素晴らしい対応ですよね。
2026年現在の国内正規修理価格は、ヒール交換が約7,150円、オールソールが約33,000円からとなっています。一般的な靴修理店と比べれば高価に感じるかもしれませんが、使用されるのはJ.M.Weston専用のタンナー「バスタン社」の純正レザーソールです。
12ヶ月かけて鞣されたあの堅牢なソールを、製造時と同じグッドイヤーウェルト製法で縫い直してくれる価値は、代えがたいものがあります。
サイズ選びの失敗を防ぐ国内通販のメリットとおすすめ

J.M.Westonを検討する上で避けて通れないのが、あの「万力締め」とも形容される壮絶なフィッティングです。
180ローファーなどは、足の形に馴染むまで半年から1年以上かかるとも言われ、最初の一足で適切なサイズ(特にウィズ:足囲)を選ぶのは、プロの助けなしには不可能です。パリ現地で、不慣れな言葉を使って短時間でフィッティングを済ませ、帰国後に「やっぱり痛すぎて履けない」と後悔するリスクは、実は非常に高いのが現実です。
そこで活用したいのが、国内の正規オンラインショップや、ポイント還元が充実した大手通販サイトです。例えば、百貨店の公式通販や信頼できる正規代理店であれば、「室内での試着に限りサイズ交換可能」という特約を設けていることがあります。
自宅で厚手の靴下や薄手の靴下を履き比べながら、数時間じっくり足入れを試せるのは、店頭や海外購入にはない大きなメリットです。また、楽天やYahoo!ショッピング、ZOZOTOWNなどの正規取扱店なら、数万ポイント単位での還元が期待できることも。
実質的な支払額を計算すれば、現地のJ.M.Weston 現地 価格との差は数千円まで縮まることも珍しくありません。「失敗しない安心」を買うという意味でも、国内通販は非常に有力な選択肢ですね。
関連記事:J.M. Weston 180のサイズ感選び!失敗しないための目安と他社比較
並行輸入品や中古市場の相場と損得勘定

「どうしても10万円以下で新品に近いWestonが欲しい!」という情熱をお持ちなら、並行輸入品や中古・新古品市場を除かない手はありません。
並行輸入品は、海外のショップから独自に仕入れられた個体で、国内定価よりも2〜3万円安く販売されているのが一般的です。これらは既に関税や輸送費が含まれた価格提示になっているため、個人輸入のように後から高額な関税請求が来る心配がなく、明朗会計なのが嬉しいポイントですね。
また、ヤフオクやメルカリといったフリマアプリ、さらには「ブランディア」や「RAGTAG」といったブランド古着専門店では、試着程度の新古品が8万円〜10万円前後で取引されることもあります。
特にJ.M.Westonは「痛くて断念した」という出品者が一定数存在するため、サイズがピタリと合えば、現地価格を凌駕するコストパフォーマンスを実現できます。ただし、中古品の場合は前オーナーの足の形に沈み込みが始まっているリスクもあるため、可能な限り「デッドストック(未使用品)」を狙うのが、Weston特有の修行(馴染ませ)を自分で行うためのコツになります。
中古で購入する際は、ロゴの刻印の深さやライニングの汚れをチェックしましょう。また、純正の木製シューツリー(国内定価約1.8万円)がセットになっているものは、非常にお買い得と言えます。これ単体でも現地価格はそれなりにしますから、付属品の有無は損得勘定の大きな分かれ目です。
結論としてフランスに行くより国内通販

ここまで様々な視点からJ.M.Westonの入手方法を分析してきましたが、革の小部屋管理人としての私の最終結論は、「初心者は迷わず、経験者も納得の上で国内通販(または国内正規店)を選ぶべき」というものです。
確かにフランス現地でのJ.M.Weston 現地 価格は、免税やセールを駆使すれば非常に魅力的です。しかし、そこには「サイズ選びの失敗」「関税の申告」「万が一の初期不良への対応」といった、目に見えないコストとリスクが潜んでいます。
J.M.Westonは一生かけて育てるパートナーのような存在です。国内で購入すれば、その一歩目からプロのサポートを受けられ、万が一の際もスムーズに修理を依頼できる環境が手に入ります。
ポイント還元やセールを駆使して「日本価格を現地価格に近づける」工夫をするほうが、結果として長く愛用できる最高の一足に出会える確率が格段に高まるかなと思います。浮いた手間と時間を、靴を磨くための贅沢な時間にあてる。そんな余裕のある買い方こそが、Westonというブランドにふさわしい気がしませんか?
2026年版J.M.Westonの現地価格まとめと賢い購入術
2026年現在のJ.M.Weston 現地 価格をめぐる状況を最後におさらいしましょう。パリ現地での定価は180ローファーで約780ユーロ〜、641ゴルフで約880ユーロ〜。
免税還付を受け、日本帰国時に関税を正しく支払った場合の最終コストは、日本で購入するより約1.5万円〜2万円ほど安くなるのが現実的なラインです。アウトレットの「ラ・ヴァレ・ヴィラージュ」なら半額近い驚異的な安さに出会える可能性もありますが、サイズと色の制約は非常に大きいのが実情ですね。
結局のところ、「価格の安さ」という数字だけでなく、フィッティングの正確性やアフターケアの利便性を含めた「トータルバリュー」で判断することが、失敗しない唯一の道です。
パリ旅行という素敵なイベントの思い出として一足添えるのは最高ですが、そうでなければ、信頼できる国内の正規ルートを活用することを強くおすすめします。
