パラブーツモンターニュ記事のアイキャッチ

革靴

パラブーツのモンターニュをレビュー【類似モデルとの違い・履き心地】

※Amazonのアソシエイトとして、当ブログは適格販売により収入を得ています。

こんにちは!革の小部屋管理人の小次郎です!

皆さんは、雨の日でも安心して履ける本格的なドレスシューズを探していて、パラブーツのモンターニュに辿り着いたのではないでしょうか。

しかし、いざ検討してみると、フランス靴特有のサイズ感や、他のモデルであるアルルとの違い、さらにはリスレザー特有の手入れ方法など、気になる疑問がたくさん出てきますよね。また、実際に履いている人の評判や、どこの取扱店舗で購入するのがベストなのかといった具体的な情報も知っておきたいところです。

この記事では、そんなパラブーツのモンターニュに関する疑問を、私自身の視点から詳しく紐解いていこうと思います。最後まで読んでいただければ、この靴があなたのビジネスライフに最高の相棒になるかどうかがはっきりと分かるはずですよ。

ポイント

  • 内羽根ストレートチップとしての格式とパラブーツ独自の堅牢性の両立について
  • リスレザーとACTIVソールがもたらす雨天時の圧倒的な安心感
  • 失敗しないためのサイズ選びのポイントと他モデルとの比較
  • 10年後も美しく履き続けるための具体的なメンテナンス方法

パラブーツのモンターニュが持つ唯一無二の魅力

パラブーツのモンターニュが持つ唯一無二の魅力
革の小部屋

パラブーツといえば「シャンボード」や「ミカエル」のようなカジュアルなモデルが有名ですが、このモンターニュはそれらとは一線を画す、ブランド内でも特別な「ドレス顔」の一足です。まずはその設計思想や素材の秘密について、じっくり見ていきましょう。

ポイント

  • 冠婚葬祭でも信頼される内羽根式の意匠と格式
  • リスレザーの撥水性と機能に対するユーザーの評判
  • ノルウィージャン製法がもたらす無骨な堅牢性
  • アルルとの違いはここ
  • 他ブランドのストレートチップより実用的な理由
  • 理想的なサイズ感にたどり着くための選び方

冠婚葬祭でも信頼される内羽根式の意匠と格式

冠婚葬祭でも信頼される内羽根式の意匠と格式
内羽根外羽根

パラブーツのラインナップにおいて、モンターニュは極めて特殊な立ち位置にあります。多くの人がパラブーツに抱く「無骨なワークシューズ」というイメージを覆す、洗練された内羽根式のストレートチップ(キャップトゥ)を採用しているからです。

革靴の歴史において、内羽根式のストレートチップは最もフォーマル度が高いとされており、昼間の正装から夜のパーティー、さらには厳粛な葬儀の場まで、あらゆる冠婚葬祭に対応できる「唯一の正解」とも言えるデザインなんですね。

私たちが普段目にする多くのドレスシューズは、スマートに見せるためにコバ(靴の縁)を削り込み、マッケイ製法などで華奢に作られることが多いです。しかし、モンターニュは違います。

パラブーツのアイデンティティである堅牢さを維持しながら、内羽根の端正な表情を実現しているんです。この絶妙なバランスが、現代のビジネスシーンに驚くほどマッチします。最近はスーツのシルエットもクラシック回帰の傾向にあり、少し厚みのある生地感のスーツを着る機会も増えていますよね。

そんな時、華奢すぎるイタリア靴だと足元が負けてしまうことがありますが、モンターニュならその適度なボリューム感で全体のコーディネートをどっしりと支えてくれますよ。

リスレザーの撥水性と機能に対するユーザーの評判

リスレザーの撥水性と機能に対するユーザーの評判
雨天とモンターニュ

モンターニュを語る上で絶対に外せないのが、アッパーに使用されている「リスレザー(LISSE)」の存在です。この革、実はパラブーツが自社で開発・管理している特別なオイルドカーフなんです。

巷の評判を調べてみると、「雨の日の最強の相棒」「水たまりも怖くない」といった、その驚異的な撥水性能を絶賛する声が後を絶ちません。なぜこれほどまでに支持されているのかというと、なめしの段階でたっぷりとオイルを染み込ませているからなんですね。

革の繊維の奥深くまで油分が浸透しているため、水が革の内部に侵入しようとしても、油の膜がそれを物理的に押し返してくれます。実際に雨の日に履いてみると分かりますが、水滴が玉のようになってコロコロと転がり落ちていく様は、見ていて本当に気持ちが良いものです。

表面にコーティングを施しただけの撥水加工とは違い、革そのものが持つ力なので、多少の傷がついてもその撥水性が失われることはありません。

リスレザーのここが凄い!

  • 驚異的な耐水性:雨の日のシミや水ぶくれ(銀浮き)が非常に起きにくい
  • 独特の光沢感:磨き込むことで、重厚でしっとりとした「フランスの宝石」と称される輝きを放つ
  • ケアの容易さ:多少の汚れや乾燥なら、ブラッシングだけでツヤが復活する

一方で、手元に届いたばかりの新品時に革の表面が白く粉を吹いたようになっていることがありますが、これは「ブルーム」と呼ばれる現象です。

これは革内部の脂分が表面に浮き出て固まったもので、良質なリスレザーである証拠なんですよ。ユーザーの中にはこの無骨な表情を好む人もいれば、ピカピカに磨き上げてドレスアップする人もいます。そんな「自分なりの一足」に育て上げられる楽しみがあることも、モンターニュが多くのファンを惹きつけて離さない理由なのかもしれません。

ノルウィージャン製法がもたらす無骨な堅牢性

ノルウィージャン製法がもたらす無骨な堅牢性
ノルウェイジャン製法

モンターニュが「世界で最もタフなドレスシューズ」と呼ばれる最大の理由は、その内部構造にあります。多くの高級紳士靴がグッドイヤー・ウェルト製法を採用する中、パラブーツはあえて登山靴由来の「ノルウィージャン・ウェルト製法」をモンターニュに採用し続けています。

この製法は、アッパー、インソール、ウェルト、アウトソールを極めて強固に縫い合わせるもので、その構造上、どうしてもコバが張り出し、無骨な印象になりがちです。

しかし、モンターニュの凄いところは、その無骨さを「力強い美しさ」へと昇華させている点にあります。L字型に配されたウェルトと、アッパーを貫通して横方向に走る太いステッチ。

これが物理的な防波堤となり、雨水の侵入を極限まで防いでくれます。一般的なグッドイヤー製法の靴は、長時間の雨にさらされると縫い目から水が染みてくることがありますが、ノルウィージャン製法のモンターニュであれば、そんな心配はほぼ無用です。

また、この製法は横方向への剛性が非常に高いため、歩行時の安定感が抜群です。履き始めこそ少し硬さを感じるかもしれませんが、履き込むうちにコルクが自分の足型に沈み込み、唯一無二のフィット感へと進化していきます。

パラブーツは世界で唯一、ラバーソールを自社生産しているメーカーとしても知られていますが、この製法と自社製ソールの組み合わせは、まさに「歩くための最強のシステム」だと言えるでしょう(出典:Paraboot 公式サイト『Know-How』)。

アルルとの違いはここ

アルルとの違いはここ
パラブーツ・アルル

パラブーツを検討していると、モンターニュと非常によく似たモデルである「アルル(ARLES)」に出会うはずです。どちらもビジネスで使いやすい「黒の短靴」ですが、その性質は似て非なるものです。

ここでその違いを明確にしておきましょう。まず決定的な違いは、そのデザインの形式です。モンターニュは「内羽根式のストレートチップ」であるのに対し、アルルは「外羽根式のプレーントゥ」です。この違いが、履くシーンや印象を大きく左右します。

比較項目モンターニュ (MONTAIGNE)アルル (ARLES)
基本デザイン内羽根ストレートチップ外羽根プレーントゥ
フォーマル度★★★★★(冠婚葬祭・重要商談)★★★☆☆(ビジネス・ジャケパン)
木型(ラスト)細身でシャープなドレスラストやや丸みがありゆとりのあるラスト
着脱の容易さ少し手間がかかる(しっかり固定)非常に楽(調整が効きやすい)
おすすめの服装クラシックなスーツ、三つ揃えジャケパン、チノパン、カジュアル

内羽根のモンターニュは、紐を通す部分(羽根)がアッパーと一体化しているため、見た目が非常にスマートでドレッシーです。一方、外羽根のアルルは羽根が独立して開くため、着脱が容易で甲の高さ調整も自由度が高いのが特徴。

つまり、「礼節を重んじる場ならモンターニュ」「日々の営業活動で脱ぎ履きが多いならアルル」という使い分けが一番しっくりくるかなと思います。

また、使用されている木型(ラスト)も異なります。モンターニュはドレスライン専用の比較的細身なラストを採用しており、足元をシュッと引き締めて見せてくれます。

これに対してアルルは少しポッテリとした丸みがあり、カジュアルなパンツとも馴染みが良いのが魅力。どちらが良い・悪いではなく、自分がどのような「立ち姿」を目指したいかで選ぶのが正解です。

私個人としては、一足目に持つなら、どんなにかしこまった場でも堂々としていられるモンターニュをおすすめしたいですね。アルルとの違いを正しく理解することで、より後悔のない買い物ができるはずですよ。

関連記事:パラブーツのアルル徹底解説!サイズ感の選び方やスーツコーデ術

他ブランドのストレートチップより実用的な理由

世界中には数多くのストレートチップが存在します。イギリスの「クロケット&ジョーンズ」や「チャーチ」、あるいは国産の「スコッチグレイン」など、素晴らしい靴は枚挙にいとまがありません。

しかし、それらと比較してもモンターニュが「最も実用的」だと言い切れるのには、日本の気候環境が大きく関係しています。日本はとにかく雨が多く、また都市部ではタイルや大理石の床など、滑りやすい路面が非常に多いですよね。

多くの高級英国靴は、通気性と美しさを重視して「レザーソール」を採用しています。晴れた日には最高に気持ちが良いのですが、ひとたび雨が降れば、吸水してダメージを受け、さらに駅の階段などでツルッと滑ってしまう危険性があります。

一方で、防水を謳うゴアテックス搭載のビジネスシューズは便利ですが、どうしても革の風合いがビニールっぽく見えてしまったり、数年で寿命を迎えてしまったりすることも。そこでモンターニュの出番です。

「一生モノのエイジングを楽しめる上質な革」と「雨を弾くオイルド性能」、そして「滑りにくい自社製ラバーソール」

この3要素が完璧に揃っている靴は、他にはなかなかありません。

他ブランドとの比較ポイント

  • vs 英国靴:水への強さとソールのクッション性でモンターニュが圧倒
  • vs イタリア靴:華奢さはないが、日々の「道具」としての信頼感と耐久性で勝利
  • vs 機能性シューズ:本物のリスレザーが放つ高級感と、修理して20年履ける持続性で優位

モンターニュを履いていると、朝、空模様を気にせずに玄関を出られるようになります。「今日は大事な会議だけど雨か……。でも、モンターニュがあるから大丈夫」という精神的なゆとりを与えてくれる。

これは、ただ美しいだけの靴にはできない芸当です。「過酷な環境下でも品格を保ちたい」という切実な願いに応えてくれるのは、世界広しといえどもパラブーツのモンターニュをおいて他にないのではないか。そう確信させてくれるほど、この靴の実用性は突出しているのです。

関連記事:パラブーツのストレートチップ徹底比較!全モデルのサイズ感や手入れ

理想的なサイズ感にたどり着くための選び方

理想的なサイズ感にたどり着くための選び方
サイズ選び

モンターニュを検討する上で、一番の悩みどころは「サイズ感」ではないでしょうか。パラブーツのサイズ表記は「UKサイズ」が基本ですが、一般的なイギリス靴やスニーカーの感覚で選ぶと、十中八九失敗します。

なぜなら、パラブーツはモデルごとに使用している木型(ラスト)がバラバラで、しかも全体的に少し大きめに作られている傾向があるからです。

モンターニュに使用されているラストは、シャンボードなどの定番カジュアルモデルと比べると、「幅が狭く、甲が低め、そして縦に長い」という特徴があります。

これにより、スマートな見た目を実現しているのですが、これがサイズ選びを難しくさせています。よくある失敗例が、幅の窮屈さを嫌ってサイズを上げてしまい、歩くたびに踵がパカパカと浮いてしまうケースです。これは絶対に避けなければなりません。

理想的なフィッティングは、「最初は横幅が少しタイトに感じるが、踵がしっかりホールドされ、つま先には適切な余裕(捨て寸)がある状態」です。

リスレザーは履き込むほどに自分の足に合わせて横方向に伸び、内部のコルクが沈むことで驚くほどフィット感が向上します。ですので、新品時に「少しきついかな?」と感じるくらいが、実は数ヶ月後の「最高の一足」への近道だったりするんですね。

あなたの実寸推奨サイズ (UK)参考(スニーカーサイズ)
24.5cm前後UK 6.025.5cm - 26.0cm
25.5cm前後UK 7.026.5cm - 27.0cm
26.5cm前後UK 8.027.5cm - 28.0cm

もしあなたが既にシャンボードを所有しているなら、基本的には「同サイズ、あるいはハーフサイズダウン」を検討してみてください。シャンボードで羽根が完全に閉じてしまっている人は、モンターニュではハーフサイズ下げるのが吉。

逆にシャンボードで幅がギリギリという人は同サイズが良いでしょう。とはいえ、足の形は千差万別。可能であれば取扱店舗で厚手のビジネスソックスを履いて試着し、夕方のむくんだ状態でチェックするのが理想的ですね。サイズ選びの成功こそが、モンターニュを長く愛用するための最大のポイントですよ。

パラブーツのモンターニュを履きこなすための秘訣

パラブーツのモンターニュを履きこなすための秘訣
革の小部屋

ここからは、モンターニュを手に入れた後の「楽しみ方」にフォーカスしていきます。どんなに良い靴も、コーディネートや手入れ次第でその輝きは変わります。私なりの活用術をシェアしますね。

ポイント

  • スーツからデニムまで幅広く馴染む大人のコーデ
  • ACTIVソールの快適な歩行性能と耐久性の秘密
  • 10年履き続けるための日常的な手入れの作法
  • 取扱店舗や公式通販で確実に手に入れる方法

スーツからデニムまで幅広く馴染む大人のコーデ

モンターニュはドレスシューズの王様ですが、その守備範囲は意外なほど広いです。まずは基本のビジネススタイル。ネイビースーツやグレーのスーツに合わせれば、これ以上ないほど誠実で知的な印象を演出できます。

特に、モンターニュの持つ「適度なボリューム感」は、仕立ての良いウール素材のスーツと非常に相性が良いです。最近流行のセットアップスタイルでも、足元にこのモンターニュを持ってくるだけで、全体がギュッと引き締まり、大人の品格が漂います。

そして、私が特におすすめしたいのが、休日のジャケパンスタイルやクリーンなデニムとの組み合わせです。「内羽根ストレートチップをデニムに合わせるなんて!」と驚かれるかもしれませんが、モンターニュに限っては例外です。

ノルウィージャン製法のステッチワークと、リスレザーの少しマットな質感が、デニムというワーク由来の素材と絶妙にリンクするんです。例えば、リジッドデニムをロールアップして、白のボタンダウンシャツに紺のブレザーを羽織る。

ラフなジャケパンスタイル

そんな「フレンチアイビー」を彷彿とさせるスタイルには、モンターニュが最高のピースになります。

また、冬場にはツイードのジャケットやフランネルのパンツといった、厚みのある素材ともバランスが取れます。「一足で平日の勝負から休日のデートまでこなせる」というのは、ミニマリストな志向を持つ現代のビジネスマンにとっても大きな魅力ではないでしょうか。

一見、真面目すぎる靴に見えますが、履き手の工夫次第でいくらでも表情を変えてくれる。そんな懐の深さがモンターニュにはあるんですね。

ACTIVソールの快適な歩行性能と耐久性の秘密

「革靴は足が疲れる、滑る」という常識を覆してくれるのが、モンターニュに搭載された「ACTIV(アクティブ)ソール」です。パラブーツは世界で唯一、ラバーソールを自社生産している革靴メーカーですが、このアクティブソールは彼らの技術の結晶とも言える傑作です。

見た目はレザーソールのような薄さとドレッシーな輪郭を持ちながら、中身はハイテクスニーカーのようなクッション性を備えています。

実際にアスファルトの上を歩いてみると、その違いは歴然です。着地時の衝撃をソールが優しく吸収してくれるので、膝や腰への負担が大幅に軽減されます。

営業職の方で「1日1万歩以上歩く」という方でも、このソールなら疲れ知らずで過ごせるはずです。また、ソール裏のトレッドパターンは雨の日の歩行を徹底的に研究して設計されており、濡れたマンホールや駅構内のツルツルした床でも、しっかりと地面を掴んでくれます。この「滑らない」という安心感は、雨の日のストレスを劇的に減らしてくれますよね。

ACTIVソールの特徴まとめ

  • 衝撃吸収:独自のラバー配合により、長時間の歩行でも足が疲れにくい
  • 耐摩耗性:非常に減りにくい素材で、数年間のヘビーユースにも耐えうる
  • デザイン性:サイドから見た際に厚みが抑えられており、フォーマル度を損なわない

さらに嬉しいのが、その驚異的な耐久性です。毎日ガシガシ履いてもなかなか減らないので、オールソール(ソールの全面張り替え)の頻度を抑えることができ、結果的に維持費を安く抑えられます。

もちろん、万が一減りすぎた場合でも、パラブーツの純正パーツを使って修理が可能ですので、アッパーがダメにならない限り、まさに「半永久的」に履き続けることができるのです。

「歩くための機能」と「魅せるための美学」が融合したこのソールこそ、モンターニュを影で支える真の主役と言っても過言ではないでしょう。一度この快適さを知ってしまったら、もう他の硬いソールには戻れなくなるかもしれませんね。

10年履き続けるための日常的な手入れの作法

10年履き続けるための日常的な手入れの作法
モンターニュと手入れ

モンターニュに使われているリスレザーは、非常にタフで扱いやすい革ですが、正しく手入れをしてあげることでその寿命は10年、20年と延びていきます。手入れと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、基本はたったの3ステップです。

まずは、履いた後の「ブラッシング」。これは馬毛ブラシを使って、隙間に入った埃を落としてあげるだけでOKです。これだけで、革に含まれるオイルが表面に回り、自然なツヤを維持できます。

次に大切なのが、数ヶ月に一度の「栄養補給」です。ここで活躍するのが、パラブーツ純正のビーワックス配合クリーム、あるいは「サフィールノワール」のような高品質な乳化性クリームです。リ

スレザーは油分を多く含んでいるため、クリームを塗りすぎると革が柔らかくなりすぎて型崩れしてしまいます。パール一粒分くらいの量を布に取り、薄く広げて、その後しっかりと豚毛ブラシで叩き込むのがコツです。仕上げにストッキングなどの柔らかい布で磨き上げれば、奥底から滲み出るような重厚な光沢が蘇ります。

雨に濡れた際のアフターケア

もし雨でびしょ濡れになってしまった場合は、絶対にドライヤーなどで急激に乾かさないでください。まずは乾いた布で表面の水分を拭き取り、中に新聞紙やシューツリーを詰めて風通しの良い日陰でじっくり乾燥させます。完全に乾いたら、いつもより少し念入りにクリームを塗ってあげてください。これで、リスレザーの耐水性は何度でも復活します。

また、ドレスシューズとしての格を上げたいなら、つま先部分だけにワックスを塗って「鏡面磨き(ハイシャイン)」を施すのも一つの手です。

リスレザーは油分が多いのでワックスを乗せるのに少しコツが要りますが、成功すればマットなボディと輝くつま先のコントラストが非常に美しく、よりフォーマルな印象になります。

こうして自分の手でメンテナンスを繰り返すことで、靴には愛着が湧き、ただの既製品が「自分だけの相棒」へと変わっていく。そのプロセス自体を楽しむのが、革靴ライフの醍醐味なんですよね。

取扱店舗や公式通販で確実に手に入れる方法

パラブーツのモンターニュは、決して安い買い物ではありません。2026年現在、価格も10万円を超えてきており、投資としての側面も強くなっています。だからこそ、購入する際は「安心できる場所」を選ぶことが何より重要です。

最も確実なのは、やはりパラブーツの直営店(青山、銀座、大阪、福岡など)です。直営店ならではの豊富なサイズ展開はもちろん、パラブーツの靴を知り尽くしたスタッフさんが、あなたの足型を細かく見て最適なサイズを提案してくれます。また、購入後の純正修理もスムーズに受け付けてくれるのが大きなメリットですね。

もしお住まいの近くに直営店がない場合は、ユナイテッドアローズやビームスといった信頼できる大手セレクトショップ、あるいは「菅原靴店」のような革靴に強いプロショップを頼るのが良いでしょう。

これらの店舗はオンラインショップも充実しており、万が一サイズが合わなかった際の返品・交換対応がしっかりしているところが多いです。最近では、あまりに安い価格で販売されている海外の怪しい通販サイトもありますが、模倣品のリスクやトラブルを考えると、公式が認める正規代理店で購入するのが一番の近道だと思います。

購入を検討しているなら、まずは公式サイトで最新のラインナップをチェックしてみてください。また、モンターニュはパラブーツの中でも「定番中の定番」ではありますが、フランスの工場での生産状況によっては欠品することもしばしばあります。

特に人気のサイズ(UK7.0〜8.0あたり)は入荷してもすぐに売れてしまうことがあるので、「これだ!」と思う一足に出会えた時は、その縁を大切にするのが良いかもしれません。

正確な在庫状況や価格改定の情報については、必ず公式サイトや店頭で最新のものを確認してくださいね。高価な買い物ですが、これから10年以上あなたの足を支えてくれることを考えれば、十分に価値のある投資になるはずですよ。

関連記事:パラブーツ値上げ推移と2026年定価!お得に安く買う方法

パラブーツのモンターニュを愛用すべき人のまとめ

ここまで、パラブーツのモンターニュが持つ魅力から、サイズ選び、メンテナンスに至るまで、かなり詳しくお話ししてきました。最後に、私が思う「こんな人こそモンターニュを履くべきだ」というポイントをまとめます。

もしあなたが以下の項目に一つでも当てはまるなら、この靴はあなたの人生を足元から豊かにしてくれる最高のパートナーになるはずです。

モンターニュがあなたの「運命の一足」になる条件

  • 雨の日の憂鬱を無くしたい人:天候を気にせず、常に完璧な足元で出勤したい。
  • ミニマリスト思考の人:冠婚葬祭から日々の仕事まで、一足で完結させたい。
  • 「本物」を長く使い続けたい人:消耗品ではなく、修理しながら20年履き続けたい。
  • 足の疲れを軽減したい人:見た目はドレスでも、歩行性能は妥協したくない。

革靴の世界には星の数ほど選択肢がありますが、これほどまでに「実用性」と「気品」を高い次元で両立させた靴は他にありません。もちろん、最初は革が硬く感じたり、価格に躊躇したりすることもあるでしょう。

でも、それを乗り越えて履き込んだ先に待っている、自分だけの足型に馴染んだモンターニュの履き心地は、何物にも代えがたい喜びです。朝、玄関で鏡を見た時に、ピカピカに磨かれたモンターニュが足元にある。その事実だけで、その日の仕事へのやる気が一段階上がるはずですよ。

-革靴
-, , ,